屑親の日課的挙措
シャロは、このイルミナードにおいて、バイトで生計を立てる程度の底辺だ。
幼少期から、ずっと俺に四六時中を拘束されて、ただただ無為な時間を貪られていたのだ、当然だ。
剣術も無ければ、まともな頭も知識もスキルも、なにも無い少女を雇ってくれるのは、まあその辺だろうがよ。
「つまるところ、シャロって奴は、至極くだらねえ、クソみてえな糞女ってところだな」
それが俺の、たった一人の娘なのだから笑わせてくれて、これが至極たまらない刺激となるのだ。
しかも俺が自覚的に、人一人の人生を狂わせて狂わせて、ぶっ壊して、
人間が可笑しくなる様を、助長しながら指をくわえて見ていたのだ。
「よし、今の時間は、シャロが一人シフトだ、様子を見に行って、冷やかしてやろうか」
俺は真夜中、不審者同然に笑いながら、
シャロの居る店、市街最外辺の辺境、ブレッドワールドって意味分からない店名まで足を運ぶ。
「よお、シャロ、フライドチキン一つ」
「いらっしゃいませ」
最低限の文言だけで、俺をかわそうと必死だなシャロ。b
本当に俺と関わりたくないのだろう、汚物以下の、薄汚いモノを見る瞳で見てくる。
まあ道理だわな、俺はシャロに、そのレベルで相応しい、行為をさんざんっぱら、し腐ってきたのだ。
「おいシャロ、仕事中悪いが、頭を撫でさせろ」
「嫌よ、ふざけないで、あんたに触られる位なら、舌を噛んで死ぬわよ」
べーと、引っこ抜きたいクソみたいに舌を出すクソの屑の屑クソ女が、金髪で小生意気なだけが取り柄のクソ女が、俺を挑発するだと?っ。
「おい、調子に乗るなよ? クソシャロがぁあああ!!!」
言っても知らんぷり、コレくらいで俺は手出しができなくなる。
コイツは常軌を逸しているのだ、完全に。
本当に強引に触ろうとすれば、本当に舌を噛み切る、屈辱感で可笑しくなってしまった、哀れで滑稽なクソ女なのだろうよ。
「くたばれクソシャロ、関わるな俺に、金輪際、口もきくな」
「いい気味よ、あんたが私に、そんな風に苛立つのが、私の至上の快楽なのよ」
ニヤリと、只管に俺の劣情を刺激する、エロイ顔を晒す。
まあ無自覚だろうがよ。
コイツは、コイツ本人すら自覚できないレベルの、超絶ハイレベルの、魔物もはだしで逃げ出す位の、惑乱電波なのだ。
当然だ、俺が幼少期から猿のようにアレコレしたのだ、その方面では生粋の筋金入りの奴ってトコだな。
「おらあぁ!!」
俺は素早く、シャロの頭を触って、すぐさま離れる。
シャロはアレルギーの引き付けを起こしたみたいになって、床をのたうち回った、
暴れに暴れて息を切らすまで、そんな有様を続けた、馬鹿らしいほど狂っている。
「うぅぅ、さいあうぅ、、っ!」
頭を押さえて涙目、本当に真の心底から、俺の事が大嫌いなのだ、それが、この状況から明瞭に推察できる所がミソだ。
「いい気味だ、そんなに俺の事が嫌いか? 俺に対するトラウマを超越できないこと自体が、そう、それこそが悔しいか?」
「屑親がっ、知ったような口を聞かないで、私の真なる苦しみの、痛みの、屈辱の、一片だって、実際には知らない癖に!」
「馬鹿が、俺だけが知っている、シャロ、お前だって、自分が屈辱で泣く姿が、どれほど素晴らしいか知らないだろう。
まあ所詮は女だ、自らの魅力に自らで、真に虜には成れないってわけだな、俺だけが知っている」
「屑がクズがっ!、掛け値なしのゴミが、わたしの前から! 居なくなってよ! そこをドキなさい!っ!!」
「うっせえよ、俺に依存しないと、息すらできなくなる有様で、偉そうな口を叩くなシャロ。
てめえは俺に一生、全生涯を支配されて、屈辱的に隷属していれば、それでいい。
一生をそのように使うしかない自分に絶望しろ」
俺は笑いながら店を出た、後ろでは「クソクソ、くそったれ、ちくしょおおお!」っと、馬鹿みたいな捨て台詞を喚く、電波アホクソ女が居た。




