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即バレ後、ド修羅場羞恥プレイ 典型的な☆1に相応しい出来=人間の屑的な例のアレ的な何か的な凡人っぽい何か的なモノを☆1と定義するアルゴリズムを規定・定義すると色々捗りそう、記憶。



「そう、アイツは、兄だったんだ、、」


 黒衣の女、レイアと言ったか、となりの蒼髪のスタイルばかり良い淫売のような女が目障りだった、

 は、兄がアイツと、確定情報を得たらしい。

 わたしは普段は絶対にしない事、盗撮と違法侵入で、絶対の証拠を掴んだのだった。



「わっはっは、傑作、傑作、あんた、今度こそ死んだわねえぇ~」


「ごめんなさい、あまりにも神シチュエーションだったから、悪乗りしてしまったわ」


 俺が何もせずに散歩して帰宅すると、事態は不運急に進んでいたらしい。

 

「エミリ、てめえ」


「まあ、あっははっ! まあまあ! いいんじゃないの! いっぺんあんたは死んどきなさいよ!」


 意味不明テンションに、やたらにラリっている、年中ド電波で狂気に染まりきっている、青銅の女王。


「、、、ごめんなさい」


 そして鉄の裁定者、レイア、俺は愛しているから、こっちには余りにも何も言えない。


「おい糞エミリ、ふざけんじゃねえ、ぶっころす!」


 だからこっちに八つ当たりするしかない。

 しかし、俺はエミリだって嫌いじゃない、むしろレイアと同じくらい愛しているのだ、ただ愛の種類が違うだけ。


「あっはっは!あっはっは!」「ころす! ころす! ころす!」


 三十分後、なにも無く、二人は逃げて行っただけ、糞みたいな事態と、その後始末だけが残って、今ここ。


 事態を俯瞰してみると、最悪だ、別に俯瞰しなくても良かった。

 ハッキリ言って、ナナに対抗できるか微妙だ。

 イルミナードのヒロインは、たとえそれが戦闘特化型じゃなくても、それなりの戦闘能力があるのだ、つまり割と強い。

 そして俺のステータスは、書籍家程度にすら成れないタイプ、

 観測者はステータスが均等になるのだから、おそらく戦闘だって期待できたモノじゃないのだ。


「っ!」


 そのとき、物陰から影、ナナだった。

 

「うお!」


 俺は直観的に避けて、狂刃が通り抜けたのを目撃する。


「おいナナ! どうしたんだ”!」


「ふぅ、、ふぅ、、、お兄ちゃんが悪いんだ! お兄ちゃんが!」


 口調から幼児退行した時のナナの雰囲気を感じる、目も座りきっている、採光が無くなっているタイプ感じの。

 

「ちょっ! おま!」


 またも突撃、ギリギリのギリギリで刃を避ける。


「お兄ちゃんが! わたしを惨めにした! そしてアイツであるお兄ちゃんが! わたしからわたしを奪った! 全部駄目にした!」


 そのナナの姿は、もうなんて言ーか、俺はここで死ぬべきなのかもしれないと、そう思わせるくらい、愛らしく可愛く悲しかった。


「ふぁあああああっっ!!!!!!」


 またも突撃を回避、次辺り、回避の運命を引き寄せられなくなる、そう直観する。

 俺は俺のスキルスロットルから、なけなしで使えるモノ、しかも使用制限があるのを解放する。


「スキル!”ダブル”!」


 俺は二人に成り、質量のある残像なんてモンじゃない、俺が二人の時空が展開される。

 俺と俺は互いに目配せして、どちらともなく前と後ろに配置を決めた。

 その視点は、省略するが、どちらかのルートで、俺は死んだのだった。


「お兄ちゃんどいて! お兄ちゃんを殺せない!」


「ちょ!」


 それしか言えなかった、ちょ!っとしか思えなかったからだ。


「お兄ちゃんを殺して! わたしも死ぬ! から!!!」


「ぐふぅぅっ」


 それしか言えなかった、ぐふぅっ!としか、だって腹にナイフみたいなのが刺さっているのだから。


「あっはっはっはっは!」


 俺を刺して、その返り血に染まり、絶望した様に絶叫して、涙を流すナナを、後方の俺が取り押さえる。


「ディバインド!」


「なっ! やめてお兄ちゃん! お兄ちゃんを殺したのに!! なんでお兄ちゃん生きているの! こんなの可笑しいよ!!!」


 イルミナードのヒロインの根幹を形成する、ステータスアプリを奪い取る、無警戒に放ってあったので。

 その中の”絶対服従”のマイナススキルと、各種能力値をちょいと弄ってしまう。


「はあぁ、まあもう、大丈夫だな」


「くっ!」


 ナナは、俺にやられたことを察したのか、もう俺を殺そうとはして来なかった。


「うぅぅぅぅっぅぅ」


 そんなナナに俺が近づくと、ナナは獣のように唸って威嚇してきた。


「おらあああ!」


「きゃああああああああ!!!」


 俺は非力に成ったナナを捕まえてしまう。

 そう、今のナナに必要なのは、圧倒的な羞恥心だと思う。

 羞恥心が今回の事態を引き起こしたなら、絶対的な羞恥を与えて、感覚を麻痺させればいいのだと。


「ナナ、これからお前に、尻叩きをする!」


 この後に及んで、俺の顔すらまともに直視できないナナに、無慈悲に宣告する。

 捕まえられて、身体を触られる事すら怯えて、全身を硬直させるナナは、

 俺の言葉を聞くと、狂ったように暴れだした、そりゃ尻叩きなんて、想像を絶するほどに最悪だろうが。


「こらぁ!! お兄ちゃんの言う事をきけ!!」


「ひぅっっ」


 俺はここら辺で、流石に良い気に成ってきて、ちょうちょう超絶に調子にのりだした、そんな自覚が有った。

 なにせ、あのナナを、ここまで好き放題して、乱暴に扱って涙目にしているのだ。

 やられた事がやられた事なので、感覚がマヒしているが、これは凄い事だ、

 俺的には凄く背徳的で、のちのち罪の意識に苛まれるだろうが、とにかく今は凄く楽しい。

 俺はナナの歪んだ涙目がもっと見たいという、とてつもない嗜虐心に支配されていたのだ。


「ほらほら! 本当に尻叩きしちゃうぞぉおっ??!」


「ぁぁ、、、うあ、、、やめっ、、、あ!」


 俺は生の尻に、はあはあと手の平を温めて、いままさに振り下そうとする鉄槌を用意する。


「ぁ、、、ぁ」


「なにか? 言い残す事はないか?」


 絶望の表情で、絶望の涙目で、こっちを見つめるナナに問いかける。


「うおおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


 返答は無く、ただただナナは犯されているかのように泣き叫んだ、ナナは狂ったように暴れて、狂ったようにのたうち回った。


「、、、、ごめんよう」


 流石にやめておいた、多分、本当に尻叩きしたら、ナナは死んでしまうんじゃないかと思った、掛け値なしに。


「はぁはぁ、、ぅぅ、、、はぁはあ」


 少ししたら元に戻ったが、よっぽどの醜態だったのか、もう顔すら見せたくない様に、うつぶせにナナは倒れてしまった。


「あの、、その、、ナナ、、反省したか?」


 いちばち、もう許そうかと迷ったが、

 流石に殺されかかった、俺じゃ無い俺は、実際に殺されたのだ、流石にこのままじゃ駄目だろ、そう思った。


 俺は一瞬で体勢を整えて、一瞬でナナの生尻を、ぺしんぺしんと、複数回叩いた。


「あえっ、、つぅっ!!」


 俺に横抱きにされて、お尻を叩かれていると知ったナナは、硬直したまま目を見開いていた。


「おら! 反省したかぁっ! 反省したかぁっ!!」


 そう、良く考えたら、俺はこれくらいしても良いのだと、俺はこの時悟った。

 ナナは、このナナは悪い子だ、あまりにも、あんまりにもだ。

 そう、俺はやりまくったのだ。


 このナナは凄く悪い子だ、それもとてつも無いほどに、変える必要があるくらいに。

 俺はモノわかりの悪い妹の、腐った根性を叩き直すつもりで、全力の握力で叩きまくった、尻房がタンコブを拵えるくらいに。


「今日からナナは、俺の実の妹だ、そして、ナナは悪い子すぎるので、俺が教育してやる」


 間違っても調教してやるとは言わない、これは可愛い子に対する教育なのだ。

 それからナナは俺に土下座して、許しを請うた。

 そして俺は許してやって、仲直りという運びに成った、めでたし。 

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