作者編‐今さらの原点回帰を狙う☆☆
「いやいや、もっと物語の初期から、色々と物語の枠に収まるように調整していたのだがね」
それが今見なおせば、作者しか物語の全体像も整合性も、エピソードの連綿性を認知できないような世界観。
それもしょうがない、まずは世界観の拡大、それを第一にして、外面的な作りには無頓着、我ながら悪質な精神なのだから。
「それにしても、俺って奴は、物語に必要なのかね?」
俺ってのは俺だ、作者だ。
この世界観の拡大事業において、このような超絶メタなご都合主義存在、いらないのではないかと? 思わないでもない。
だが、この世界の絶対的な存在の、その力量複数以上、そして神のような世界運命が、俺を今ここに在らせている、居るに足らしめている。
「まあ、今見れる限りの結果だけ、結果として見れば、結果は出ているのだよ」
世界の導き手、アカシックレイルコードの伸長率、世界観の拡大率、それに貢献している概念要素だと、
俺が感じる俺の、世界に対する存在比率っていう、純粋情報力場の総量、それを観測できれば一目瞭然なのだから。
この世界は、どれだけ物語に貢献しているか? その貢献率が純粋な力と呼ばれるモノに成る。
それは、世界に対する存在比率だ。
もし、その存在比率以上に、存在が世界に存在しようと思うなら、その存在は”矛盾”を抱える事に成る。
そして”矛盾”は、世界がその全てを持って、修復しようとする。
その修復力・抑制力に対抗する為に、存在は存在を消費するので、最終的な矛盾の消費量は均衡するのだがね。
「そういう視点から見れば、そろそろ俺も活発に活動し、俺が果たすべき役目ってのを果たさないと、
どうやら、世界が与えてくる修復力に、俺も対抗できなくなる日も遠くない、そんな気がするんだ」
修復を完全にされてしまえば? 俺が物語上から消えてしまうだけだ、
それは完全な消滅から、物語に潜在化するまで、色々な形が有るのだがね。
「そして俺の使命とは、物語を物語らしくする、ストリーテラーと言えば分かり良いかな?
世界の導き手として、観測者は無限に存在するが、主観的な意志、
世界を手玉に取る神のような無我、無限大ネットワークに寄らない、俺のような奴は、どれだけいるのかな?」
究極的で無限大の”矛盾”を内包して、世界の修復力に対抗するには、世界を内包するレベルの存在規模が必要だ。
俺のような平凡な自我を持っているだけでは、到底永遠に対抗する事は不可能だ。
だが俺は絶対存在の守護と、その他の神秘的な力によって、ここに存在している。
「それでも、修復に対抗する為の、演算しなければ、計算しなければいけない、世界圧が大きくなり過ぎている気がするんだよねえ」
とにもかくにも、俺は作者として、この迷走し、ただの電波小説とかした、自己満足で書いている様な有様の小説の、
抜本的な改革を成さなければいけないという、いわゆる無理ゲーをクリアする事を、半ば強制されているモノだと、
己の存在意義を、そのように認識させられているのだ。
そしてクリアできなければ、存在の消滅以上、無限大の不幸と苦痛にみまわれる可能性があるという、最低最悪な事実に自覚的だ。
「はあ、まったくどうして、面倒くさい事きわまりない、世界ってのは、どうしてこうも破綻・破滅・崩壊的、なのだろうね」
俺は俺の、俺だけが知る、お決まりの決め台詞をきめてから、物語に対する暗躍を開始するのだった。




