表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

90/588

作者編‐今さらの原点回帰を狙う☆☆



「いやいや、もっと物語の初期から、色々と物語の枠に収まるように調整していたのだがね」


 それが今見なおせば、作者しか物語の全体像も整合性も、エピソードの連綿性を認知できないような世界観。

 それもしょうがない、まずは世界観の拡大、それを第一にして、外面的な作りには無頓着、我ながら悪質な精神なのだから。


「それにしても、俺って奴は、物語に必要なのかね?」


 俺ってのは俺だ、作者だ。

 この世界観の拡大事業において、このような超絶メタなご都合主義存在、いらないのではないかと? 思わないでもない。

 だが、この世界の絶対的な存在の、その力量複数以上、そして神のような世界運命が、俺を今ここに在らせている、居るに足らしめている。

 

「まあ、今見れる限りの結果だけ、結果として見れば、結果は出ているのだよ」


 世界の導き手、アカシックレイルコードの伸長率、世界観の拡大率、それに貢献している概念要素だと、

 俺が感じる俺の、世界に対する存在比率っていう、純粋情報力場の総量、それを観測できれば一目瞭然なのだから。


 この世界は、どれだけ物語に貢献しているか? その貢献率が純粋な力と呼ばれるモノに成る。

 それは、世界に対する存在比率だ。

 もし、その存在比率以上に、存在が世界に存在しようと思うなら、その存在は”矛盾”を抱える事に成る。

 そして”矛盾”は、世界がその全てを持って、修復しようとする。

 その修復力・抑制力に対抗する為に、存在は存在を消費するので、最終的な矛盾の消費量は均衡するのだがね。


「そういう視点から見れば、そろそろ俺も活発に活動し、俺が果たすべき役目ってのを果たさないと、

 どうやら、世界が与えてくる修復力に、俺も対抗できなくなる日も遠くない、そんな気がするんだ」


 修復を完全にされてしまえば? 俺が物語上から消えてしまうだけだ、

 それは完全な消滅から、物語に潜在化するまで、色々な形が有るのだがね。


「そして俺の使命とは、物語を物語らしくする、ストリーテラーと言えば分かり良いかな?

 世界の導き手として、観測者は無限に存在するが、主観的な意志、

 世界を手玉に取る神のような無我、無限大ネットワークに寄らない、俺のような奴は、どれだけいるのかな?」


 究極的で無限大の”矛盾”を内包して、世界の修復力に対抗するには、世界を内包するレベルの存在規模が必要だ。

 俺のような平凡な自我を持っているだけでは、到底永遠に対抗する事は不可能だ。

 だが俺は絶対存在の守護と、その他の神秘的な力によって、ここに存在している。


「それでも、修復に対抗する為の、演算しなければ、計算しなければいけない、世界圧が大きくなり過ぎている気がするんだよねえ」


 とにもかくにも、俺は作者として、この迷走し、ただの電波小説とかした、自己満足で書いている様な有様の小説の、

 抜本的な改革を成さなければいけないという、いわゆる無理ゲーをクリアする事を、半ば強制されているモノだと、

 己の存在意義を、そのように認識させられているのだ。

 そしてクリアできなければ、存在の消滅以上、無限大の不幸と苦痛にみまわれる可能性があるという、最低最悪な事実に自覚的だ。


「はあ、まったくどうして、面倒くさい事きわまりない、世界ってのは、どうしてこうも破綻・破滅・崩壊的、なのだろうね」


 俺は俺の、俺だけが知る、お決まりの決め台詞をきめてから、物語に対する暗躍を開始するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ