クリスタル開闢戦線・遥かなる闘争の先の果ての先へ
此処はイルミナード第七方位陣、その学園ゲーム部の展開する練習空間。
学園ゲーム部大全からの、これは達観であり、どこまでも大望を燃やす、渇望を刺激する光景である。
「タクミ、わたしの為に、生贄になりなさい」
「ふえぇ」
「なにそれ? ふざけてるの?」
「ふえぇ、ひけぇ」
へたれている、振りである。
日頃から、コイツには振り回されて、死んでしまいたくなるのが、しばしば。
偶には、意味のわからない言動で、仕返ししてやるのだ。
”丘の上で只管に耐久戦”
ここは、ゲームの中だ。
ごちゃごちゃジャラジャラ。
777が揃い、ブラックジャックが揃い、俺の大賭けたした魔物、軟体生物が勝ち残るetcetc。
俺には、幸運の女神ついている。
世界は俺の思うがままに、常時、全てが最大限を越えて、無上に無常に改変されていく。
その丘の下には、物理法則を無視した形で、広大なカジノ場が展開されている。
丘の上で展開される、タワーディフェンス的なFPSゲーと比較して、
これは、まるで、全くの別ゲーである。
別ゲーと別ゲーが合わさって、一つのゲームの、成りをしているのだ。
丘の下のカジノゲー、俺はそこで、巨万の富を得た。
そして今、、俺は、丘の上にいる。
周りは空けた大地が、延々と広がり続けて、霞が掛かっている。。
そして此処は、十メートルほど辺りよりも高い場所だ。
此処に至る為には、トグロ捲くようになっている道を通る必要がある。
そんな、守りに強そうな、地形。
「ゾンビが着いたわ」
「ゾンビが来たねぇ」
ゾンビが、来た、わらわらと。
大体100体くらい。
目側で一キロ先、突然ぶわっと沸いて出てきた感じ。
「狙い打つわ」「狙い打つよ」
二人は丘の上から、スナイパーライフルで狙撃をする。
パンパンと、消音機器をつけた独特の音を響かせて、正確無比な射撃が始まった。
一発で一体を倒して、丘にゾンビたちが着く前に、須らくの敵を殲滅させてしまった。
「ちなみに、丘の下には、重火器を持ったLV1のNPCが、沢山居る。
そして、そいつらを沢山雇っていたから、本来は放置でも良かったんだな」
俺が一人、そのように語っていたら、頭をライフルの銃座で叩かれた、痛くない。
「あんた、なに言ってんの? 頭こわれちゃったの? ああ、元からね、ご愁傷様ねぇ」
こいつはシャル、毒舌だ、
他にも金髪ツインテールという良いキャラクター性をなどを有する女性。
「ねえねえ、タクミは撃たないの? 楽しいよぉ~、ばぎゅんばぎゅん敵を撃ちまくるの楽しいぃいいい!」
こいつはイリス、電波だ、
他にも緑髪ツインテールという良いキャラクター性をなどを有する女性。
「そうだな」
俺は、なんの変哲もない凡人だ、それ以外に特筆すべき事は皆無、詰まらない奴だ。
「おぉ、着たわ」
「ねぇ、来たね」
チャキと、スナイパーの表情に二人は変わる。
敵が現われたのだ、先ほどの、二倍の数量で、200体だ。
パンパンパン。
タンタンタン。
俺が見た限り、二人の使うライフルは同じように見えるが、微妙に射撃音が異なっていた。
遠方の敵の頭部に、精確に着弾する、だが、次から次へと敵が来る。
しかし、冷徹なる彼女達は、またも殲滅に成功した、二倍程度では、まったく話にならないらしい。
「俺は、丘の下のNPCのレベルを上げてみた、訓練費として、金が掛かる」
俺は、一人語る、意味があるのかないのか、知らないが、語るのだ。
「へえぇ、さらに、装備も強化したみたいね」
「ふっふぅん、高価な銃器に、高価な防具、それに、高価な罠の設置もしてるみたいだね、やっっるぅ~♪」
そうだ、俺は丘の下を強化する係だ。
これには金と、なにより操作の手間隙で、時間が必要だ。
特に、罠の設置は、NPCに依頼して、ポイント指定に、色々と操作が煩雑である。
「エミリちゃん惨状!」
「レイア、全てを暗黒に帰す、のみ」
ダブル魔法使いが、乱入した、された。
遥か天空から、極光の魔法を放ち、この丘を吹き飛ばそうとする。
まるで別ゲー、ファンタジーに過ぎる描写が展開されている。
「ゴルデミックパンドラ! 緊急展開! 全てを完璧に結果しろ!」
「ゲートオブエミュロン! 全端末障壁展開モードで起動!」
シャルが、黄金の剣を突き出し、黄金の燐を撒き散らす。
イリスが、無描の中空から、幾千の端末、エミュレータを吐き出す。
それらは、それぞれが、対面の魔法に効果をした。
結果は、完全相殺、なにも無かったことに。
その間、ゾンビたちが数千体現われたのだが、魔法によって一薙ぎ、消滅していた。
「佳代、来い」
「はいはい、呼ばれて飛び出て来たよ、兄さん、カヨだよ」
「お前、そんなキャラだったか?」
「知らないよ、少なくとも、この私は、こういうキャラなんだよ」
「まあいい、至上の観測者として、奴らを監督しろ、ギリギリの戦いを演じさせるんだ」
「了解了解、でも、あのレベルの存在に、干渉できるのって、私達でも微量なんだよね」
「それでいいんだ、あいつらは、何もしなくてもギリギリの戦いを演じるだろう。
それを、お前の力で、戦いの天秤を絶妙に揺らし続けて、長期戦にしてくれればいい。
それが、最大の見世物になるからな、望むのはそれだけだ」
俺は、丘の上にテーブルと椅子、洋風の豪華なティーセットを召喚する。
「兄さん、いいえ、時空卿」
「うん? なんだ?」
「上位者の語り口調、時と空間を統べるに相応しい、そういう雰囲気が溢れ出している、惚れますぅ」
「ふん、存分に惚れろ、俺が遍く許す」
「はぁはぁ、、萌えぇええぇっ」
頬を紅潮させながら、カヨは俺の為に、紅茶を淹れてくれる。
「なかなか、上手いな」
「はい、貴方の為に、精進してまいりましたから」
「褒めて使わす、さすが、俺の最高のシモベだ」
「つっ!!! 無上の幸せです、さらなる精進をお約束いたします」
俺はふふんと、ドヤ顔していた。
すると、どこか四方から、遍く法則の臨界を超越した、攻撃魔法が降り注いだ。
俺は、なにもしていない。
だが、全てが俺に届く前に、折れ曲がり、つまり、俺に、それが自然であるかのように、無条件で屈したのだ。
これが俺の能力、すべてがすべて、俺の思い通りに、俺の都合の言いように、完全完璧に推移する。
一言で言えば、デウス・エクス・マキナ、神を超越した機械、システム、法則、機構、ルールだ。
「俺のドヤ顔が憎いか?」
俺は世界に、彼女達に問うた、当然、返ってくるのは、言うまでもないこと。
「そうかそうか、なら、直ぐに癖になるように、してやる」
俺は強制的に、屈服させようとする。
俺の力は、絶対だ、無限熱量だ、つまり無上の絶対強度である。
奴らは、しかし、屈服しなかった、平然と佇む。
なぜなら、奴らは特異点だからだ。
俺は神が如き力を持つが、奴らはそれを超越して存在できる。
だからこそ、 俺と共にある、格なのだ。
暇つぶしは、ここら辺で。
俺達は、ドリームワールドに、再び舞い戻った。
完全に攻略するのだ。
それでしか、俺の夢は、真の願望には、永遠に至れないと知るが、確信する故に。
その為の、一群だ、むしろ、その為だけに、寄り集まった、俺達だ。
神が如き力を持って生まれた、これが唯一無二の運命だと、俺は信仰している。
そう、ナルディアを、下し、俺が成り代わる、それが俺の宿命だと、そう思っているのだ。
「へいへい! エミリちゃん! 超絶無限に上滑りするハイテンションだよぉ!おお!」
「下らないわ、テンションで、精神や感情で至れる高みには限界がある、知恵こそが統べてよ」
「くっだらない話ぃ、わたしが唯一無二の突き抜けた至高であればいいだけぇ!」
「ふえーん、みんな仲良く遊べばいいとおもうよぉお!」
上記四名、俺が時空間をごと、転移させたのに、まだ争っている。
「兄さん、止めますか?」
「好きにさせておけばいい、奴らには掛け値なしに、果てしない争いが絶対必須だ。
つまり、あれは生命活動を維持する為には、必要な行為なんだろう、多分な」
俺は頭上の戦闘を眺めながらも、眼前に広がる、ドリームワールドを眺めた。
総面積は果てしなく、主眼の主要建造物までの直線距離だけで、百光年。
主要建造物の直径は、360774キロメートル。
敵の数、数量だけでも、一京は下らない。
仕掛けられた謎解き、力任せの罠や敵も、果てしないほど緻密で、高度だと予測される。
そんな場所だ、
俺が挑むべき所として、なんだこれは、ふんっ、申し分ないじゃないか、
と、そう思わせるような、心躍る、
気分が高揚する衝動が、果て無く湧き上がってくる、ここはそんな世界だ。




