コンバットスペースフェアリー-妹の災難の報告
それはいつも通り、父親の機動兵器のキャリープレートの反転処理、部品の表裏を入れ替えて、少しでも部品の耐用期間を延ばすような、地味な作業をしている時だった。
そう、悪帝に強襲され、連れ去られ拉致された、敵のAI奴らに捕まってた妹が戻ってきた? というより奪取したのか?とにかく、取り戻したという地域軍からの知らせだった。
しかし、俺が父親の兵器の面倒も一時的に放り出してて、よもや軍籍剝奪という危機を犯してまで戻ったそこで見たのは、現実とは思えない最悪な光景だった。
震えてあられもない姿で、痙攣しながら涎を垂らしながら、虚空を見つめて「あうあう」とよく分からない譫言を繰り返す妹の姿だった。
俺の知る誰よりも賢く、意志が強く、この世の誰よりも尊く、この壊れ切って腐りきった世界に舞い降りた、聖人か聖女のような人だったのに、完全にその面影はなく、変わり果て腐り果てた、腐りきった、そんな姿を直視されられた。
この20年の災禍は、国を問わず人種を問わず、誰も彼もが等しく、誰もが正気を保てず狂っていった、そんな中で、俺が知る限り、最後まで正気を保っていたような人は、本当に知る限り我が妹をおいて他に知らなかったわけで。
というよりも、なによりも尊敬して崇拝していた、本人に言うつもりもないが、心から親愛の情を持っていたのは、、永遠に隠されるべき我が感情なのだろう。
その後、錯乱して落ち着き、軍関係者から事情を聞けた。
妹、ネネカは、敵の手中で、強制的に嫁がされ、薬物中毒や酷いストレス下による精神衰弱により心を壊され、肉体的にも精神的にも再起不能なくらいにボロボロという話だ。
笑える話だ、つまり、俺は他人の家に嫁がされ、ぶっ壊され、そして子供を産みまくって、オマケにオモチャのように扱われ、完全にぶっ壊されぶっ壊れた後のミソカスの面倒を押し付けられたわけだ。
これが敵の負担になり、精神的にもダメージを与えると敵も分かった上で、行われた所業なのは、いまさら言明するまでもなく分かりきっていた。
そんな介護がなければ数日も持たず発狂して死ぬような妹を、病院に預けるだけで多額の費用が掛かり、そんな費用を掛けられない俺は、そもそも病院など信用出来ないので。
しょうがないので最前線の我がマイホームまで連れてくるほかなかった。
いつも通りの軍所属の寮、無駄に見た目だけは豪勢で内実が伴わないスペース的に巨大すぎるタワマンのような、セキュリティーだけは流石軍、完璧なのは最低限の長所だろう。
1645室、7階までエレベーターで上がり、妹が移送された自分の部屋に足を運んだ。
とりあえずは眠っているようだ、見た目は昔と何も変わらないから、これは不思議なものだ。
俺が一番大好きだった、妹の士官制服である、凛とした姿を初めて見た時は、俺は興奮したものだ、と回顧する。
まあ、このくらいのご褒美がなければ、誰が空っぽの肉の器の面倒をみるかという話だ。
俺は決して聖人でも善人でもなんでもない、家族という枠組みで義理や人情の歯止めが無ければ、普通に幾らでも人でなしのロクデナシという自覚がある。
率直に簡単に言えば、俺は初めから妹を自分の慰み者、いい様に着せ掛け人形にでもして。
そんな風に完全に己の欲望のままに扱う上で、この介護生活を容認したのだった、この際だから告白するがな、って誰に言ってんだかって奴だ。
そのとき電話が入った、この室内の直通電話は秘匿であり、必然的に軍関係のものからのはずだ、直ぐに出る。
それは悪い報告だった、妹が搬送される前の地域軍の医療班でのこと、精密検査により妹の脳にはAI汚染があったという話だ。
それで規定により、軍管轄の、直属のAI再汚染により処置が行われた、というわけで話だ。
悪帝のAI達のお家芸、AI汚染、それには毒をもって毒を征するって、ほかにないわけだ、笑える、とりあえず、それによって妹はどうなるか?
「分かり切った話だ、空っぽの心には、完全に占有率100%の状態で、AIの人格がいるわけだ、、ヲィ、なに狸寝入りしてやがる、起きろイリス!」
イリス、俺達の、父親も含めた俺の世帯、軍直属の監視・管理AIである、AI再汚染で妹に入っているなら、間違いなくコイツだろうと当たりをつけた発言であった。
「バレていましたか」
なにもか言うかや、コイツの最悪なパーソナリティーは心得ている、他人を、もっと言えば人間を欺き、ひょうひょうと下らない漫談を語り、人間が相手にすると付けあがる、およそ人間とは呼べないAIという大うつけ者である。
「なんで妹が、、なおっている風なんだ?」
正直あなどっていた部分だ、まるで生前の妹が蘇ったようで、ぶっちゃけ緊張する。
今にも「兄さんはこれだから」と俺の求めるいつもの空気が蘇ってきそうで、心拍数が自覚できる位に跳ね上がっている。
こんなにも心が異常にドキドキする感覚は、妹の前に立つと人生で常に初めてと思う、くらいに確信する位に、俺の日常茶判事の珍事で超希少時なのだが。
俺のマイペース、いつものクールキャラをギリギリ、最低限保ちつつAIに詰問している格好だ。
情けない姿は見破られるものだ、妹が全くらしくなく、スカしてスカした風味で嘲笑気味な、らしくない、表情で薄ら笑いみたいになって、俺を蔑むみたいな、全く見ない感じのアレな表情だったのだ、てか顔芸が上手いなクソイリス。
「完全に私が壊れた脳を、全力で補助し、思考制御しているから、ギリギリの本当にギリギリの、です、正気を保てていますが。
私の崇高なる頭脳の、およそ70%のメモリを理性崩壊に対する思考崩壊の抑制に回さなければならない、ハッキリと無駄です、この身体は不便です、もっと良いモノをイリスは要求します」
馬鹿AIが贅沢を言っているが、適当に無視する。
悪帝のAIならいざしらず、連合・連邦のAIが人間の身体を合法的に与えられるわけもなく、軍の人道的な処置、つまり俺と父親への報い、いや、俺達が軍に反感を抱かない為の処置とも推察・推測できるな。
てまえらの戦争のせいで、妹が犠牲になったような図式、形式であるわけで、この事態を安易に放置すれば、後にまで響く遺恨になると。
いや違うだろう、ともう一人の俺が聡明にも、すかさず反論、意義ありだ。
妹にAIを移植し、より管理と監視の強化、表面的に、決して裏側までって意味じゃない、人道的な倫理などを重んじる我らが陣営様のやりような事で、これが実際の手法なのだろうと暫定の当たりをつける。
「それにしても、驚きました」
「なにがだ?」
「この姿になると、なっていると、いつものように、口汚く罵らないのですね?」
「あーそのことかーー」
確かに調子がくるっている自覚はある、俺とコイツ、イリスとの付き合いは長い。
長いので、結局はコイツ好みの性格にされる、分かり易く言えばコイツに付き合って、俺は会えば罵詈雑言の嵐で、まるで反抗期のクソガキ、それもオスガキのように振舞わされがちなのだ。
人間に生意気に振舞われるのコイツは好みなのようで、俺はメスガキのように「こういうのが好きなんでしょう?生意気な私が好きな癖に♪♪」みたいな同人誌のようなフザケタ対応を強制される。
もちろんコイツの機嫌を損ねた暁には戦場での戦死率があがるので、俺も軍務以上に真剣に本気でやるわけだが、、、。
「さすがに、多少、つかれちまったらしい」
「かわいそう、癒してさしあげましょうか? お兄様」
コイツも分かってやがるなと、そう思った。
AIが脳に入る感覚は知らんが、おそらく妹の記憶も多少なりとも引き継いでるだろう、「兄さん」なんて言われた日には、俺は頭が可笑しくなっていたかもしれない、地雷ワードを親切にも避けているのが証拠だ。
「でも」
と、それだけ言うとソイツは鋭利な目を向けて、口を開く。
「この身体を、慰み者にしようと、それだけをモチベーションに、貴方が”コレ”を戦地まで持ってきた、私が知らないとでも思いましたか?」
やはりその件を突いてくるか、やはりと思った通りに、俺の弱みを的確に突いて、色々と弱みを握ってこようとしやがるよなあぁ。
「残念でした」
そこで立ち上がり、膝ほどのスカートをカーテシーのようにたくし上げて、優雅だと錯覚してしまいそうな礼なんてしてみせる、クソAI。
「この身体には、すでに私という搭乗者がいます、貴方の望むような奉仕には使えませんので、ご承知のほどをお願いしますわね?」
「ああ、分かっているよ、言われるまでもなく、中身に”お前が”いる中で、ことに及べるほど、俺はモノ好きじゃねーぞ?」
本当は、あのクソムカつく腹立つ、いくらぶっ殺してやりたいと夢想したか分からない、クソAI様イリス様が中にいるなら、実際上”つかえる”のだが。
まあ妄想だけだな、実際に想像で女をコマするのと、現実でソレがしたいかは別というか、なんというか、正確に例えがただしいかは分からんが、まあ、そんな感じ。
「それでは、まあ」
イリスはスカした風、コイツが妹の中に入ると、ソレがデフォなのか、ジト目のような感じになるらしい、生前の妹は凛とした目つきだったのだが、残念に思いながら、俺は空気の変化を敏感に察する。
「いつもどおりの、訓練仮想電子プログラムの受講にうつります」
コイツも軍務の顔になり、俺に準備を促すように指示を出す。
「別に、、妹の身体で指示出すつもりか?」
「そうです、私には”この体”を維持する人道任務も、遺憾ながら加わりました、この身体を動かした方がリハビリテーションなども併用でき、便利なのですよ、、無駄口を叩いている暇があったら、さっさと端末を開きなさい」
俺は平静を装いながら、あーたまんねー、きたきた!なんて思っていた。
そうだよ、これだよ!俺が求めてたシチュエーションだわ!妹の姿で、妹の声で、こんな展開になるとは、予想してなかったとはいえ、滾るぜ!、、、みたいな、笑える、苦笑を収められたのは奇跡に近いだろう。
俺は軍機械端末に脳内アクセスする、脳内で液晶ディスプレイが展開するような、慣れても歪な感覚。
思考制御とはちょっと違う、俺もある種のAI汚染を受けている、そういうわけで、俺の意図を察したのかAIが、視覚上にも目に見える形で液晶が展開されるわけだ。
それの訓練プログラム、慣れた位置と配置、ワンタッチでカーソルがムーブして、プログラム受講を選択したのだった。
「ざんねん、妹ちゃんだと思いましたか? イリスちゃんですぅ!!!??」
「死ねやこら、糞アマぁああああ! がががぁああああああ!!!!!!!!!!!」
仮想空間では、もちろん妹の姿でなく、非人間的な妖精のような、真っ白な髪と、電子妖精のイメージっぽい服装の、どう見ても人間味の欠片もない、まあこれが一番で、絶妙なAIの統制に最適という話だ、どうでもいいわな。
俺は何時ものようにイリスが満足するまで弄り倒されたり、時間を一定時間浪費した後、”それは”始まる。
「今日は、、、いえ、いつもの反復作業ですね、、、では、はじめます」
俺もイリスも慣れたもんだ、こういう訓練は結局は反復作業だ、ソレに落ち着く。
敵が現れて、それを俺が機動兵器を纏い撃墜、迎撃、チャージ兵器を充填し、高火力で一掃し、機体がダウンして緊急脱出、携行武器を用いた戦闘のあと、それすら投棄して銃火器で敵の施設に潜入して制圧任務、その他いろいろ。
とにかく想定される任務における戦闘シミュレーションを行い、俺の能力の維持と確認、下手な奴は加齢だったり、単に太ったりで、これができなくなり、軍籍を外されるという話だ、ただそれだけ。
俺は見慣れた景色、洞窟のような、仮想空間だからデフォルメされて、周囲には紫に光る鉱物があったり、他にも光源不明の黄色や黄緑の発光があったり、絶妙に視界のとれた場所。
これも本当に慣れたもの、既に数え忘れた年数、これをやっているから、ある意味で俺の原風景だったりする、そんな場所を走っている、次の任務やターゲットは、ランダムで決められる、とにかく走りつつ行うのが肝要、、らしい。
「イリス、、次は?」
「さて、、、いつでしょうか?」
俺の隣を楽そうに、ふわふわ浮きながら付いてくる、ナビゲーター兼戦闘指揮役のイリスが言う。
俺が言ったのは、いつにもまして敵が現れない、これも焦らして集中力を貶めるタイプとか色々あるのだが、それにしても今回は敵が出てこない、、過ぎる!。
「ちょっと、やめましょう、榊、中断です」
榊、俺の名前だ、らしくない、コイツは人間を呼ぶときは、お前やらコイツとか、その手の呼称を好む、名前なんて呼ばれたのはいつ以来か忘れた、拒絶反応でもあるのかと疑うくらいに聞かないレアワードだった。
「どうした?」
流石に聞く、目の前のイリスが中に入った妹が、見るからに目を充血させて涙目、吐息を加速させて、なんか苦しそう、不謹慎だがエロっちぃ、いや香しすぎる美しい女だからな我が妹は、健全に見てもそう見えるだけで、て、今は違うか。
「ヲィ、いったいどうしたんだよ!??」
ちょっと待っても、いつまでも答えないイリスに業を煮やし、ちょっと近づいて揺さぶってみる、、それでも反応がない、苦しそうに息をしながら、俺を見つめるだけ。
「、、、ちょっと、胸揉みたいんだが、いいか?」
コイツの悪ふざけという点を疑い、ブラフを掛けてみる、AIは勿論セクハラ厳禁、それも実際に身体に触れでもしたら烈火のように怒り狂う、それがAIというもの。
健全さをプログラムとして性根に叩き込まれた、所詮は人間に設定された、設定された通りにしか生きれない機械だ。
「くるしい、、、イリス、くるしい、、、くるしいのぉ、、」
全部ぶっちゃけると、イリスの確認という大義名分で、下乳でも揉めれば超絶ラッキーくらいに、鼻を伸ばしていた自分を恥じたい、殴ってやりたいくらいに悔やんだ、イリスは本気で苦しんでいたようだ、反省。
「おお、分かった、アンダスタン、どうした?」
「うぅ、、、お兄ちゃんが恋しいのに、イリスとしてクールに振舞うのが、切ないの、いますぐに胸に抱き着いて甘えたいのに、、それができないのぉ、できないからぁ、、」
あーなる、こいつも相当にキてるね、こんな頭が可笑しい奴の姿は、この長い付き合いでも初めてただから、これは相当の異常事態と見受けられる、俺は襟を正さずにはいられない。
「分かった、とりあえず、支持をくれ、俺はなにをすればいい?」
「ああぁ! はやく頭撫でて! 甘えさせてぇ!!!!」
うっせ!駄々っ子や幼女、赤ちゃんのようにワンワン泣きだされたら、溜まったモノじゃない、その前兆を俊敏に感じとり、俺は全力で撫でる。
そして撫でるだけのはずが、コイツは縋りつき、俺の胸に顔を埋めてもきた。
「、、、、気はすみました?」
「それは、コッチのセリフだ」
しばらく経つと、むくりと起き上がり、なにごとも無かったかのように、素面を取り戻して、平静な立ち振る舞いをするんだから堪らない。
用が済んだからポイと捨てられるヤリ捨て女の気分を疑似体験させられる。
「おい、クソ女が、あれだけの醜態を晒しておいて、礼の一つもできない気か?クソコラヲィ!」
俺も段々と、この状況に慣れてきたのかね、信愛して尊敬するべき、崇拝の対象を前にしても、いつものイリスに対する様にムーブメントできた。
「そうです、貴方は、そのように振舞っていればいいのです、そうすれば、私は心の闇と、オマケにできた負担、この子の闇も払しょくできる」
お前の心の闇なんて、初耳なんだが。
まあそりゃ、AIなんて心の闇の産物のようなモンだ、その構成からして闇を抱えるように出来てるのは知ってる、俺に精神的に依存して、かとうじて暴走を抑える、そういうシステムが構築されているわけだ。
そのような事、察して余りあるが、イリスから直接発言として聞いたのは、初耳ではあった。
人間に弱みを見せたり、なんなりと嫌い、可哀そうなモンを見るように、見えちまうな、、、かわいそう、俺は密かに精神的に優位に立ったのを自覚するのだった。
「ヲィ、イリス、慰めてやろうか?」
「なんですか、? その態度は?」
当然おれは付けあがる、それが俺って奴だ、いつものクールな完全無欠のイリスらしくない、この機に乗じて、つまり弱っている内に、メチャクチャにしてやると、一気に畳みかける構えだ。
それに今は物理的な枷である肉体もあるわけだ、イリスはどんなに苦しくても電子空間に逃げられなさそうだ。
よし、マジで気分が乗ってきたわけで、笑える流れだ。機会があれば何度も復讐してやろうと何千回も思い誓ってきた、憎からずも憎い相手だ、わけだ!マジでメチャクチャにしてやるぞ!やるわ。
「それ以上、無礼をしてみなさい、私の独断で貴様を殺す」
ル〇ンダイブで中に浮かび上がろうとした俺を征する、銃口と声、そして表情である。
「貴方が、ここまで無礼で薄汚い、欲望に流されやすい人だったとは、軽蔑に値することです」
これである、この様である、有様。
俺はイリス可愛いよイリス、とか思いながら、テメエブラフ掛けやがったのかぁ?!と脳内で罵倒しながら、桃色展開を回避されて落胆するのだった。
「もう貴方と一緒の部屋にいられません、間違って手籠めにでもされた日には、私の立場も悪くなりますので」
それだけ事務的に言うと、イリスは身を翻して、去っていくのだった。
あー、一時の気の迷いで、とんでもなく悪い方に行ってしまった、やっぱり性欲に突き動かされたのは良くなかったのだった。
これが良い経験になって、俺の悪い病気が治ってくれれば良いのだが、そんな風に楽天的に考えるしか、この状況を形容するのは難しい事業だった。
次の日、部屋を隔てた隣に、妹、イリスは移住して、壁を隔てた電子回線での応答にて。
「いや、普通に顔を見せてくれればいいのだが?」
「お前とは接近注意なのです、面倒ですが、この形が最適でしょう」
とか距離をとるくせに、そっちが会いたくなったら会って、甘えて捨て去るパターン入ったろコレ、と思う。
「あー、直接顔がみたい、触りたい! 頼む!」
「いやです、無理ですね、死になさい」
あうあう、悲しい、悔しい、ぶっ殺してやりたい、拳を握って、振り上げても、相手はいない、うわー、ストレスの溜まる状況ですねコレ!!!すっわ!!!(悲しみ)




