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アトラス編‐正直な話、未来は暗い、最近の世界は凄まじく悪い


 

 彼と彼女は大都市の海外線を歩きつつ、雑談し、口頭でエッセイの内容を演説するのだ


 

「金髪碧眼の美少女とイチャコラできれば、多分だれでも幸福になれるだろう

 共感できる内容と、想像力を活性化させて、駆り立てるような要素とテーマと技巧、仕掛けがあれば小説は良いのだ

 VR技術と人工知能とかそういうの、凄く発達すればいいのにね?

 後は、そう、こんな風に」


 深呼吸。


「少年少女が居ればいいのよ。  

 そう、今回の展開は簡単でシンプル、前提として若い女を前面に出す。

 彼と彼女は大都市の海外線を歩きつつ、雑談し、口頭でエッセイの内容を演説するのだ」


 陽光が降り注ぐ上位世界、アトランティック。

 眼前を歩く少女はしなやか肢体を惜しげもなく晒す、一見痴女っぽい金髪碧眼のシャロ。

 俺たちは海岸線を歩き、とても整備の行き届いたレンガ造りっぽい観光特区にいるのだ。


「本当に喜ばしい女だ、お前って奴は」


「はあ? ああ、そぅいうこと、どうよ、この圧倒的なスタイル!

 最高級の名工が作った西洋のビクスドールにも勝る造形美。

 至高の金髪美少女がわたしじゃない。

 ああっ、なんでこんなに美しいのかしらぁ。

 尋常な生命体じゃないわぁ、だって見なさい、この人知を超越した肌の質感、きめ細やかさ。

 なによりこれね、この深いふかい青の瞳、青じゃなく蒼ね、とてつもなく美しい宝石よね」


 賛美の心から一転、こいつは死んだらいいと思った。

 とてもムカつく、弱者の発想である。

 こんなに将来性がある癖に、弱者の要素を孕んだ上位者である。

 俺がこの場でひと思いに殺してやった方が、良いように直観的に思えるのだ。


「なーに? その目は? わたしを犯したそうな酷く不機嫌な瞳ね」


 俺の前に仁王立ち。


「そらそうだ、豊かな胸にムチムチした感じのボディ、脚線美を見せびらかして悦に入る女だ、そう思われて当然なのだ」


「まあ、わたしはあらゆる敵を殺戮できるから、問題無いけど」


 言って、手元に光り輝く剣、とくべつに過ぎる聖なる剣を呼び出し、中空に静止させるように掲げる。


「これがその証、誰よりも尊く、誰よりも神聖で、誰よりも恵まれた力を持つ存在である事を示している」


「だからクソなんだ、力を背景に誇示し、その上で価値を見せびらかすだけで、触れさせないんだからな」


「別にいいわよ、触っても、代償は死なのだけれど」


「誰が触るか、罪深い下種にも劣る外道の手先が、けがらわしい」


「あっはっは、ふふ、勝手に言ってなさい、世界が信じるかしらね、そんな虚言に」


 そうだ、こいつはそうなのだ。

 何よりも尊い世界を人々を犠牲にして、生贄にして得た全てで、このように今この場で生きている。

 誰よりも背徳的で罪悪なる生命の癖に、世界から愛されているし、絶対的な世界の恩恵を預かっているのだ。


「お前はどう考えても、可笑しい」


「世界がそもそも可笑しさに溢れているのだから、在る意味で普通でしょう、それは」


 嘲笑っているのだ、何もかも。

 端的に行って、どうしようもない奴だ。

 でも、それでも。


「そんな女を愛している時点で、貴方だって同じようなものよ」


「試しているつもりか?

 ざけんな。

 俺はただお前が良いからだ過ぎて、女として性能が良いから好きなだけだ。

 お前の性格が淫靡で、男の性欲を駆り立てて止まない、そんな女なだけだ。

 つまりは、どれだけ罪悪を尽くそうが変わらない、性格みたいな要素は好きじゃない、これが証明だな」


 初めに、

 俺はエッセイを書きたいのだ。


 だがエッセイなんて詰らない代物だ。

 なんとかして、俺の世界を構築する物語の幅を広げる一助にするしか、してやっと最低限の有意義性は保たれるのだからな。


 俺は怒られていた。


 凄く怒られていたのだ。


「酒を飲んだ次の日に、テキストエディターにあった文章ですよ。

 だから怒らないでください、不快になっても、です、自分は怒られるのも、魔女狩りのように排斥されるのも嫌なのですから。

 ノリで嵌めを外しても、それが許される範囲なら許すべきですよね?

 こっちも節度をもって、最低限は守る事は絶対の信条にしているのですよ?

 本当のキチガイじゃないんですって、分かって欲しいよ。」


 凄く怒られている、なぜなら、不快な思いをさせたからだ。

 俺は無意味に殺されて、拷問の限りを尽くされても、全然文句をいえない、そういう自覚がある。

 その癖に、怒られるに足る事を今現在進行形で、やりたいからやりたいだけ、しているのだ。

 そういう状況、そういうシチュエイション、プレイなのか?


 それは、

 金髪碧眼の超絶美少女、若々しくピチピチでスタイル抜群、その上で天才で博識、知性の漲る将来有望な若者である彼女に、だ。 


「おい、これは酒を飲んだ次の日の素面の文章だ、ふざけんな馬鹿は俺だった、駄目人間の屑に情けはいらねえよなぁ!

 さっさと俺を殺せ、殺せるだけ殺して、殺せるうちに殺しておくべきなんだ、さあ! 俺を殺せ! 殺せよ!!

 こんなクソエッセイを読んでるんだ、不快になっても知らん、こんな前置きを読んでる時点で戻ればいいだけなのだからな。

 俺は公衆の場で下らない罵詈雑言を吐き散らして悦に浸るだけなのだ、わはっはっは!

 ヱニーは神だ!

 いや待て、最近のヱニーは駄目だ、葬式を開こうか、今日が命日である!」


 ため息をつかれるのだ、こいつは駄目だ、人生が詰んでいる、と。

 自分とは人生の接点が、皆無もないんだろうなぁーと、人間としての価値と意味をゼロ、皆無だと判断される。

 結果、凄く白い目で見られて、そこに居ないかのように見られてしまうだろう、そこまではテンプレートでほとんどの例外が無い。


「アメリカが世界最強だと勘違いしている人は、その認識を改めてほしい。

 気に食わないのだ、自分の生きてた時代の真実が、今でも世界の真実であり常識であればいいと思う、

 その盲目なまでの、自己愛か自尊心か分からん、良く分からんが、自己優位性がな!」


 白い目は変わらない、だが、これほど叫べば、多少の興味は引けるらしく、俺は報われた気分なのだ。

 そう、どんな時も諦めてはいけないのだ。

 俺は人生の中で、その実践の経験、実戦経験の血と涙と嘔吐とか色々、敗北と屈辱と苦痛と煉獄とか、誰よりも自覚している。


 至高で至極の少女、誰よりも尊くて美しくて気高く、力も強さも、実権という実権を持つ、そんな女帝を前にしている。

 そういうシチュエイションで、俺は演説調にドヤ顔で語っている、これほどの充足はありえない、今死んでも良い。


 いや、これを語り終えたとき、俺は殺されている確信があるのだ。

 それでもいい、死んでも良い、死んでも良いから、やらせろ! そういう心境なのだ。

 実際として現実が今そうだ、真に自暴自棄に振る舞うのは楽しい。

 が、それは死という致命的な代償つきなのが辛くて、辛い事を自覚しているから、どうしようもなく自決してしまうのだ。 



「さて 


 正直な話、未来は暗い


 最近の世界は凄まじく悪い。


 悲観論でも絶望的な論調を趣とするエッセイを書いているわけでなく、ただ自分が思う所感だ。


 少し前までは、大日本国は全人口が二流レベルの凄まじい勝ち組国家だったのだ。

 だから公務員は負け組だったし、GDPとかも世界の上位ランカー的地位にあった。

 たぶん多数派が幸福だった、八割以上の人間が豊かに暮らし、仕事は安定、未来は明るい状態だった。

 でもしかし、最近は旗色が悪いのは明白だろう。


 経済が苦しい国家は不幸だ。

 あの社会主義経済で凋落した国を見れば分かるだろう?

 家庭内暴力が蔓延り、女子供は凌辱の限りを尽くされていたりする、どうしようもない状態であろう。


 多数派が不幸な社会では、幸福な人間も幸福を満喫できず、不幸な人間の為に滅私奉公して身を滅ぼし不幸になる。


 だから外道や非人道的な性格の、何もかも吹っ切れて、世界なんてどうでも良いと断じる、利己主義的な性格で生きるしかない。

 それは人間をやめるか、死ぬか、そのような選択を誰に対しても突きつける、酷く残酷無上、冷徹に過ぎる世界だ。


 だからこそとも言える事がある。

 一人ひとりが、現状を少しでもよりよく、面白く、活力を持って生きれるように、楽しく可笑しくする、絶対の必要性が出てくる。


 それはある意味で公明だ。

 人間は地獄のような環境において、真に生命の渇望を、ハングリーハートを手に入れる事ができるようになった。

 戦場において、そして帝国主義的な人類を滅亡させる勢いの大戦において、そこには何の意味も価値が無かったとは、よもや歴史を否定すること、過去を生きた人々の存在拒否と同義。

 現状は逆に考えれば好機でしかなく、夢とロマンが共にもある。


 もちろん、それはプラス思考のポジティブシンキングな、ある意味において自暴自棄などうしようもない心境から湧きたつ希望の様なモノだ。

 それでもいい、何も変わらない、現状は非常に悪い、人生の世界難易度は確実に上がったのだ。

 だからこそ求められるのは、そこで生きる人間たちのプレイヤーの質、技術力のみに集約されるしかなく、される他なく、それだけに成ったとも話を終結させられる。


 このような絶望に満ち溢れた、救いようがない世界において、怠惰に安楽に過ごす事はもはや不可能となったと言ってよい。

 これから先は啓蒙の時代だと思うのだ。


 この先において、どれだけ人口が爆発して、一人ひとりが決して豊かな人生を謳歌できなくても大丈夫に成る必要がある。

 豊かさを追い求めるのは既に悪である。

 なぜなら既にリソースは無いのだから、帝国主義的に戦い奪い、戦争をするしかなくなるからだ。

 だから選択として、清貧生活でも幸せになれるような、消費率の高いエコな人間が求めらているのだ!


 もう八割の人間は駄目だ、救いようがない人生が確定的に明らかなのだ、その事実を見据えるべきだ。

 一生くだらない仕事をして、遣り甲斐の無い人生を送り、一流以上の素晴らしい人間に見下され侮蔑され、汚い無価値無意味無意義と汚物扱い、

 それはそれは事実として、客観的に明瞭な現実でしかなく、ブスがブスと言われるようなモノ、無意味に罵られるのだから。


 だからこそと考える思考回路が必須なのだ。

 どんな才能も天才性も必要が無い、そんな世界になればいい。


 人間は少し頭を働かせるだけで、幸せになれる。


 貴方はどのようなレベルだろうか?


 レベルが低いなら、情報処理力の必要がないラノベやエロゲーのライト層向けの緩い奴をやるのが良い。

 レベルが高いなら、のうのうと生きているような人間が片手間に嗜むような程度の低い娯楽をしている場合ではない。

 本当に真に心の底から楽しいモノを求めるならば、ラノベの上位作品か、コア層向けのエロゲーが最適解だと思う。


 貴方達が必死に生きて、もう少し頭良く生きるだけで良いのだ。

 正直な話、未来が暗いのは馬鹿共のせいなのだ。


 最近の老害の所業と馬鹿ガキの騒ぎを見ていれば分かる。

 老人は価値逃げするのに必死な利己主義に成り下がり、過去の栄光的姿は無くなった。

 所詮人間は老化と共に肉体と精神と知能が腐り果てるのだと理解した。

 ガキはガキで、ガキだ、ガキでしかないゴミだ。

 全員死ねば楽なると思う、死んで死んで死ねばいい、自ら殺し尽くしたいくらいに醜い奴らが溢れているのだから。


 こういう事を言っている自分も所詮は世界に、政治に縛られる存在。

 こんな腐った世界で生きるなら、人間をやめて外道や鬼畜に落ちるか、自殺して死ぬしかない。

 現状の世界を甘んじて生きているような奴に、

 ほとんど例外を除いてゴミ屑のような人間しか存在しえない真理を全人類が痛感と共に理解するべきだろう。


 いやいや、最近の相互評価クラスタとかのエッセイを見ていて、辟易したのだ。


 有望な若者が馬鹿な作品を見て、頭が可笑しくなって、お花畑になってしまって、不幸になっているのだ。


 そういう事を言っているのだと、客観的には思えた。

 別に、そんな事もないのに。


 ただただ老害は、若者に相手にされたいだけなのだ。

 自分を光り輝かせる活躍の場、生き生きと活力を与えてくれる人間に恵まれたいだけなのだと思った。

 それは最近の色々なモノと繋がって、本当になろうは世間の世界の縮図だと思ったね。


 つまりは彼らは奪われたと、そう思っているのだ。

 別に奪われていない、敗北しただけだと思う。


 自分は至高の位置から全てを観測しているので、そんな下らない世界とは無関係だ。

 言いたい事を言いたい放題に言いたいだけである。

 この文章も消失の可能性を低くする為に、本当についでで投稿しているだけである。


 つまり、誰に見られなくてもいいし、感想もいらないのだ。


 むしろ伸び伸びと書ける、普通に露出趣味を解放したいだけであるからな。


 そういう変態にとって、周りの人たちは凄く面白く映る。


 なんとかして他人から承認されたい、評価されたい、人気者になりたい。

 そして足を引っ張り合い、蹴落としあい、所詮は同じ穴のムジナなのに他人を、自分とそりの合わない人間を殺そうとするのだ。

 実に下らない、人は一人でに自給自足するべきなのにね、本当にどこまでいってもどうしようもないクソゴミ人間が溢れすぎている。


 ちやほやされたいなんて思えるのは、美少女だけの特権だ。

 凡百の、なんの才能もないモノカキ風情が、若者からチヤホヤ尊敬の念を集めて、注目されて人気者になろうとするのが凄く不快だ。

 尊大で傲慢で、物事のなんたるかを分かっていない、くそ頑固おやじにも劣る、身の程知らずのどうしようもない屑だな。」

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