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クラリス-とある観測者の、仮暮らしのような間借り観測端末からの色々レポート記録



 突然だが、わたしは逃げていた。

 

 VIP用のホテルのような凄く巨大な建築物に逃げ込んだ。

 さて、こんな、なにもかもすっ飛ばして脳無い思考、いや違う、脳内思考に逃避しているわけだが、つまり私の所属する組織に殺さそうになっているのには理由がありそうだ。

 なんの理由もなく殺すって、ありそうな話ではあるが、こんな迅速に包囲を掛けて捕まえるなんてね~速攻で私を消したいのみえみえやんけぇ~~っってね。

 そう、殺される理由は二つかな。

 まず第一に、ちょっと前、正確には2週間前、私からは恋人と思っていた人が、私がミュータントだと知って、別れようって言いだした。

 別れようと言われたら、殺そうと思っていた、というより心に誓っていた。

 私のようなミュータントがヒトを好きになって、そんなの、自分を殺すようなモンだよ、それでも好きになって、恋人になってしまった。 

 あーちなみに、ミュータントってのは、何にでも体も見た目も脳自体も、幾らでもカスタマイズできる、私の所属する”組織”が持つテクノロジー?によって作られたモノ。

 でも一度カスタマイズして固定してしまうと、簡単にはリセットできないって気難しい代物、組織の人が言うにはハッキングされない為に完全スタンドアロンにする必要があるとか。

  

 話はソレましたが二つ目の理由、直近の番組で干されるレベルの致命傷レベルのミスをしたこと、あー、だから生放送って嫌だったんだよ、わたし基本馬鹿だからさあ、いやー馬鹿に作られてんだけどさー。

 干されて金にならない、あとちなみに殺した恋人が有名人だったのもヤバかったのか、両方実はバレてて、イエローカードからのレッドカードで退場コース? 執拗に死体の隠ぺいとか頑張ったんだけど、特殊な薬剤で液体にして適当に捨てっちゃっただけなんだけども。

 

 なにはともわれ私は確実に殺されるのは確定ルート、助かる見込みなんてない。

 それでも自殺はできない、勝手に死なれない為に最初のカスタマイズで自己本能プログラムに書きこまれている、そうじゃなきゃ恋人を殺した時に一緒に死んでるっつーに。

 

 で今、都会の喧騒はなく夜の静かな見知らぬ建造物でジッとしている。



「よし、この子は、ちょっと放置して見ようか、ちょっとは最後に面白い思考をしそう、知的生命体は死ぬ寸前の走馬燈って状態では、得られる情報量が多いからねぇ~♪」


 はい私は...てなに観測していたミュータントの思考に引きずられて思考お喋りモードになってんだが(笑)。

 まあいいか、私は件の組織とは、ちょっと独立していて今見ていたコイツを探すように言われていたんだけど、今夜中は様子見する事にいま決めたのだ。

 今夜つっても観測していた場所がそうなだけで、地球の裏側にいる私にとっては朝から三時のおやつタイムまでって感じなのだけど。

 それにコイツが入った構造物には組織の警備ロボットに、私が遠隔ハッキングできる無駄に巨大な(警備用じゃないが)動かせる奴もいて、最後にいろいろアイツに大立ち回りさせて楽しめそうだ。

 逃げられる可能性はもう0%、ミンチにした後は、組織に通報すれば近くで探している”狐”が一匹いるからソイツに食べさせればいい、ってミンチにする前提かいとか突っ込まんといてねっ、そういう性癖?いや違うかコレ、まあいいじゃん、私はアイツが”そう”なっているのが猛烈に見たいのってだけで、クソ生意気な奴が無残にゴミになるのって、いいじゃん?♪なんつってね。

 あー忘れてた、狐には攻撃システムはないんだったか、いやあるんだが強力すぎて街中じゃ使えんって奴だったか?ような?

 まあいい、ビルというよりタワーマンションのようなアレから憶が一逃げられた備えとして、周囲に警察隊を無駄に大量に配置しておこうか、ソイツらにビル兼タワーマンションの周囲を完全に包囲するように捜索&警備体制をとらせれば、対象が出てきたタイミングで無線かなんかで奴に対して発砲許可的なモンをハッキングで出してやれば、確実に仕留められるわけで。

 その為に今から軽く誰か操れる奴は、、、いたいたコイツとかハッキングコストもリスクもない、いらない人間で無敵人間君じゃん、適当に十人くらい包丁で殺させて隠れてれば楽勝で任務を遂行できる適役中の適役。


 てーヤバ、いろいろやってる内に30分も経ってたわですよ。

 自動モードで支度をさせてたから、特に問題はないはずだったんだけど、、、あーやっぱり、この不慣れな靴かー。

 私のような即席で作った観測端末はいろいろ抜けてて、何時もの靴じゃないと姿勢制御が狂って、初期位置の座標に視点を固定できないのだ、つまりはスゲー酔う。

 人間の機能で再現が難しい奴の筆頭ですわね。

 ってヤバですわよッ。

 フラフラしてたから車に轢かれそうになってしまった、わたしバカすぎ。

 轢かれるって思ったとき、その前に履き慣れない靴がギクッてなって、勝手に横に転んで事なきを得た、クソうー、膝が痛い、血は出てないけどスゲー勢いでぶつけたからなー、適当に痛覚カットで何も感じない状態に、よしよし、ちゃんとこういう機能があるのは便利。

 てー、靴を持ち去られそうになってっし、高そうな見た目してたのか、見た目は普通の奴が当たり前のように拾って持って行ってしまっている、大きな声でやめてーよー、自分でも引く馬鹿みたいなアニメ声で告げたからか、靴を道に放り投げられる。

 あの様子、相手は私が知能障碍者だとでも思って楽に持ち去れると思ったみたいだね、てか治安悪いなー、安い地域ってコレだから嫌だわ、ちょっと田舎でも、もっと外側に住めばよかったのかな。


 みたいな、いろいろ、見ている奴がいた。

 戦闘系のお楽しみの為に、気配に対しては特注な端末だ、電信柱の後ろに隠れてコッチを伺っている人がいる。 

 いやまあストーカーとかじゃない、やってる事はストーカーだけど、私が別に嫌がってないし”そう”思ってないのだからギリギリセーフな感じのストーカー。

 自動モードで適当に歩かせて、多少迷っても自動モードの方が手軽なのだ、端末を放置気味で、たぶん恐ろしく土地勘のない奴か、頭の悪い馬鹿だとでも思われている所だろう。

 今日は男女3・3の何時ものメンバーで遊ぶみたいな感じだった、そしてその3の女の方の一人がストーカーで友達だったわけだ、見かねたのか出てきてくれた、さも通りすがったような、酷くクールな表情だった。


「あなたも、頭も調整不足で道に迷ってるのですか?」


 絶世の美女だ、黒髪が腰を通り過ぎて膝までいく大げさなの、あんなの男に好かれる以外の使い道がギャルゲーマーの私には分からんが。

 無駄に見た目が良いと色々と面倒なのに馬鹿なクソ女だと思う、まあ関わる相手としては面倒が無ければ多めに見るけどね。


「通い慣れてる見慣れた道なのにね、そのメンバーの女に出会って一緒に行くことに」

「行くことにって、もう目的地そこなのだけど?」


 って確かに、すぐに傍のマンションがそれだった。

 そしてそれから、ダイジェスト、途中から詰まらなくて思考を切ってた、てかコイツ等忙しすぎて、絶対に中身入ってねーだっつー感じだったんですわよ。

 男三人がマ〇ン〇ーの話で盛り上がって、ご馳走に用意していたニンニクラーメンが、階下のガーデニングにニンニクの粉末をばらまくみたいな? 惨事になってた、どうしてそうなったのは知らね、いや知らねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!。

 経緯が知らんので辛口レビューはできないけど、クソムカつく、ぶっ殺したい、こういうところある、頭の可笑しいじゃなくて、何も考えてないからとび出てくる意味不明で不快でしかない奇妙な行動、略して奇行。

 でも私たちはそういう風にデキているのだから、しょうがない、

 そして被害者の男は、お返しにプラモデルに手作り料理をしまって、油のようなモノをまき散らす、あー、ちょっとガチで用事思い出した、つまらないからじゃないよ? 


 例のビルタワーマンションで息を潜めて隠れている少女だ、ログを遡って適当に思考を10倍速でトレースする。

 割と長い間(ハッキング対策が甘くて初期構築時に”観測”の為の異物を挿入、完全スタンドアロン済みのアンドロイドでも作る時を狙われば弱い)盗み見ていたストーカーとしては、これで殺されてしまう少女だった異形に感慨が湧かないわけではない。

 馴れ初めを話すと、少女は若くして交通事故で即死して、遺族に組織が交渉して、アンドロイドとして生きる道があるって感じかな、いやまー個人的にどうでも良い感じだけど。

 だって、これから私の手で殺してあげるんですものッ!!!!


 組織の警備ロボット18を同時並行ハッキング、起動、V2,08型、改良によって性能が上がっている、地球の裏側からでも己の体と同じように扱える、調整不足な愚鈍な”今”の奴じゃなくて本体レベルってことね。

 加えて意味不明な他社のハッキングできる愚物もコントロールを奪っておく、どう考えても無意味で不要でしかない機能がたくさん、金持ちの道楽による代物だわね。


 隠れていた少女は物音に気付いて、ビックリしたように飛び上がる、かわいいかわいい、ホント可愛い可愛い、私のお人形、今殺してあげるからねッ♪

 

 まずは小手調べ、下から掬い上げるように、警備ロボットの副装備ブレードソードを少女の首筋、頸動脈を掻っ切るルートで振り上げる。

 鋼鉄の刃は恐ろし風切り音を奏ながらも空振りする、まあ当てる気はなかったしね、下手に避けて当たる可能性もあっただけの話し。 

 少女は通路に逃げて、ホールに出ようとする、だがソコに待ち構える無駄にデカいだけの巨体を目にして立ち止まったようだ。

 てか催眠ガスが充満しても動きが鈍らないのは凄いね、ホールに居た奴は全員寝てるのに、、、ちょっとコッチの思考は補助にするわ、向こうに集中しよう。

 


「くッ!!!、狂ってる!だれよ!あの機械操ってる馬鹿はっ!!!」

 

 叫びながら跳躍、誰もが知ってるVIPの有名人を、下敷きにして殺しかける、謎の巨大ロボット、自分自身をドミノのように倒すだけの単純な攻撃しかしないようね。

 当たりを付けながら、真に恐ろしい最初の一撃をくれたロボットを探す、周囲を流し見しても、それらしい影は見つからない。

 こんな戦闘に不向きな相手を差し向けて、ホテルに居る一般客じゃないVIPを殺しそうになって、なにもかもが意味が分からないのよ!まったくもう!本当にっ!

 同じような攻撃で、私を押しつぶそうと倒れてきた、一方通行でコイツを回避できないと思ってたけど、隙をついて突破する。


 メインホールに出たようだ。

 隠れ場所に選んだ此処は、もう隠れていられそうにないね、外への出口を遠くに見つけて駆け出す。

 瞬間、なん十体の、どこに隠れていたのか知れない、”最初の”機敏な自動ロボットが展開して、私の道を塞ぐ。

 なるほど外に逃げられるのを嫌うって事は、外に出れば勝機があるのか!

   

 敵の持つ刃物を全部ロックオン、自動思考開始。


「こちとらッ無駄にアイドルやってきたんじゃないわよ!!!」


 全力で走りながらプログラムを調整、人間を超越した反射速度を叩き出すための事前準備、脳に直接ぶち込まれた各種インプラント式の機械端末が熱くなって、脳が熱に浮かされたようになっている自覚があるよっ!


「まったくっ!!!」


 四体同時に刃を振り落としてきた、進路を塞ぐように上下と斜め右下、コレは本命じゃないから避けなくても良い奴、だが無意味な軌道制限に反して右上から迫る袈裟斬りは注意して避けないと、だねっ。

 私から見て右方から迫るロボットに狙いをつける、まずはソイツの刃を避けて、勿論同時に全方位からくる刃をそれぞれも紙一重で回避する。

 で下から潜るような今の私の回避体勢にしてから、そして距離の縮まった4体のロボットの位置関係にしてたから、膝のバネでジャンプするように加速しつつのタックルのようになって、ぶつかればいい。

 衝撃を殺せないで車に吹っ飛ばされるようにブッ叩かれて、だが同時にロボットの丸い表面をすべるように飛んで、敵後方に突破できた。


 死ぬほど痛いし、どっか骨が粉砕骨折、絶対してるけど、足が無事なら大丈夫。

 ほぼ同時、私の着地に合わせて、左右から刃を突き入れて、突きのように串刺しにしようとしてきた奴は、前転で難なく回避できた、事前にロックオンしてたから位置情報だけは把握して注意できていた。

 さらに色々とやってきたけど、最初に4体、次に2体、乱戦状態になって同時攻撃できなくなってるわ。

 本気で殺したいなら、最初から全員で隊列組んで掛かってくるべきだったね、べろべろばー、私は外への扉を開いて、夜の街を駆け出す。


 そして公園広場のような、空けた空間に出た時に、イヤな予感。

 あまりにも巡回にしては多すぎる警察官の数を視認して、そしてソイツらが無線機を同時に手にして、なにか話してるを見て、次に私を視認して、全部タイミングが良すぎる、嘘だろと思った。

 向けられる銃口は、、、一瞬間で計算できただけで32、射線予測をどうしても絶対に当たる、よほど下手な奴が紛れてないと奇跡的な回避も望めないレベルっす。


「きゃあぁぁああああああああああああ!!!」


 無慈悲で惨憺たる、無情で冷酷で、ただただ酷い、無機質な銃弾が体に叩き込まれる音、そして自分の断末魔を他人事のように、聞きながら、絶望する。

 いや他人ごとにしてないと、やってられないんですわあああああぁああ、だってコレ痛いのだもの!!!おおおおおおおおおおおおんんんんーーーーーんんん~~~!!!!

 絶叫してる自分を冷酷に見つめる、まるで他人のような自分がいた。

 自傷させない為か、逆らったら死よりもツライ拷問を匂わせるか、無駄に痛覚や色々な感覚を人間に似せて作られていたから、もう死ぬほど痛くて、痛くて、、、でも死ねない。

 

 無駄に撃たれ過ぎて、てかホント、みんな撃ち過ぎだよ、32も銃口があって、全員が空になるまで撃ちやがった。

 可哀そうな女の子に鉛玉カラになるまで撃ちまくれるチャンスなんて、そりゃ逃さないかって、下ネタ臭くなったけど、絶対に変、そもそもこの人たち警察官でしょ?そうじゃないんすっか?ぁあ~~~???

 頭が可笑しくなる。

 肉片が分裂し過ぎて、どれを本体にするべきか分からなくなって、勝手にそれぞれが本体を形成しようと脳まで復活させようとしている。

 ただの肉片が異常再生するから、出来立ての脳は死ぬほどの痛みから目覚めるわけで。

 そして更に悪い事に、既に思考十分可能になった脳から、複数ネットワークを形成しようと勝手に動いて、相互に形成した脳が自動で痛みも含めた情報連結をする。

 こんなの何倍ってレベルじゃないよ、増幅して拡張した地獄の痛みの世界、煉獄から、さては修羅の国へ。

 地獄の苦しみ、一瞬で何十年も塗炭の日々を味わった老婆のように、、、、やさぐれきってしまった。


 脳だけ優先的に再生されるので、大概は今だに欠損部位が多すぎる体、身体、カラダ、使えなさすぎる出来損ないの体は、まあ放置で、最悪一個体だけでも生き残ればオッケー♪...という事で。

 で方針を固め、最低限でも動けるモノを、這いずってでも移動させようと、そう試みる。

 意味のない足掻き、だけど生存本能が強く設定されている私は、最後の最後の、その最後すら信じないかのように、目のまえの光景を進む。


 とその時、視界を銀色の何かが横切る。

 見た事ある、組織の連絡役の、何かの偽装なのか動物の狐にしか見えない。

 ソイツは、私を見つけると、いきなり啄むように、食べ始めた。

 痛みで麻痺している、つもりになっていた、さらなる痛みが加えられて、もう何もかも嫌になる。

 最初から何もかも嫌になっていて、無理やり植え付けらた生存本能に突き動かされていても、痛いモノは痛い。


 死にたいとも思えない。

 、、、アレ?あれ? 死にたい、、、、死にたい、、、死にたい、、、、、アレ?あれ?


 思考がクリアになって、今まで一瞬たりとも解けなかった、呪縛がなくなっていた。

 強力な思考制御によって、生存本能という強力な楔によって、”それ”、そう、”ソレ”は、思う事も出来なかったのだから。

 だけどシックリくる、今までずっと思えなかった、その、死にたい、という言葉は、私は凄くしっくり来ているのだから。

 いやぶっちゃけ、痛すぎて死にたくなってから、ずっと思っていたのだけどね。

 たぶん、いま私の全身を、他の肉体は既に狐に食べられて”処理”されてしまっている、がもう全身を食べ尽くして、この脳にまで食い込んだ嘴が、その戒めも含めて食べてしまったのだろう。

 どんどん思考が薄くなっていく、わたしは薄くなっていく私に自覚的だ。


 さあ、なにか? 最後に言い残すことは無いか?って? 誰が聞いてるの? 変だな、私は別に私に言い残すことも、別に無いのにね、あえて言えば、あの恋人に謝りたいかな、衝動的に殺してしまって、、、いや全然衝動じゃなかったね、私の覚悟は、生きるか死ぬかでしか付き合えない、縛りの多いアンドロイドの人生として、他人に恋するのは命かけ、ソレを知っても知らなくても、その誓いを裏切った、少なくとも私の視界から見れば、反故にされてんだから、、、あれ、それじゃない? てか、アンタ、誰やねん? 


 既に脳味噌、食べ尽くされて、ないはずの自我なんだけど。

 さよならの言葉? もうっさき言ったよ、頭だけになってた時に「さよなら、さよなら、さよなら」って。

 あ、じゃあもういい? はい、それじゃあ、、、さよなら?


 ブツン、ソレと共に、私の視界はテレビが故障したような一瞬の明滅の後に、消滅した。 



 一匹の狐が町を駆けている、その体内で、先ほど処理したアンドロイドを、最初から再設定して、生まれ変わらせる準備を始めて、いま、ソレが完了した。

 狐が吐くようにソレを出すと、たちまちソレは、人間の形を形成した。

 成人した女性、事情の分かっていないソイツに、狐は直ぐに命令を出す。

 アイドルのオーディションである、顔がまだまだ作りが甘いので、初期設定の後詰の最終調整をソイツに任せて、狐は飛ぶように、その場から姿を消した。


「あー、次は、見た目があまり、私の好みじゃないね、コイツはいいや、切断、っと」


 次、マンションのような場所を眺めながら、モノレールからソレを眺めている、どっかへ行くんだ、そのようだ、ここまで夢で見た内容。

 ふっふふ、今まで話した事、実際にそんなこと、起こってないんだよ、まあ信じるか信じないかは、あなた次第だけどね♪っ!

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