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ヒアミーローアングルサポート-妹キャラ坂崎佳代!爆誕!



 うがぁー、今日も今日とて超あちぃー、まったくやってられんな~!温暖化で地球も怒ってる証拠だぜこりゃ~。

 と、一人で布団の上でうずくまっていると、頭上から声。


「ちょっと、お兄ちゃん!夏だからって、いつまでぐだぐだやってるの!もう9時だよ!」


 目覚まし時計よりも数段姦しい声量、うむ今日も元気で何よりだわが妹よ。


 まずは自己紹介からだな、こいつは見て通り、典型的な妹さんだ。

 宜しくしてやってくれ、優しくていい奴なんだ、俺に対して以外にはなぁ!。


 名前も一応初出ししとくか!

 別にお兄ちゃん!妹!って呼び合うつもりだから別にいいと思うが気分的にな!

 妹の方が坂崎かよ、俺の方が坂崎イツキだ!よろしくなぁ!


 見た目に関しては軽く言うなら、超絶美少女しかもロリぃー。

 重く言うなら、今時の若者はけしからんなぁ!親はどういう食べ物を食べさせたんだ!とか。

 髪の毛は俺がロングにしてくりぃー、と拝み倒しねだっていたら何時の間にか伸びてて、腰ほどの立派なモノだ、もちろん黒だ。


「顔つきもいっとくかぁ!」


「うわっ、どうしたのぉ?」


 そうだな、俺の好み的には、もうちょっと釣り目がちじゃなく、タレ目で、そのうえ上目遣いで「お兄ちゃぁ~ん」とか、将来声優になりそうな位甘くて舌っ足らずな声が出てたら完璧だった。

 まあ今も小顔で整ってて健康的で魅力一杯沢山で、拍子を何拍打っても足りないね、俺の自慢の娘だよ。


「がははぁははっは。」


「ちょっと?どうしたの?頭可笑しくなってるの?

 そういうモード?

 だったら引き返してすこし経ってから、また様子見に来るけど」


「そんなわけないだろぉ!お兄ちゃんは今日も元気一杯、頭脳明瞭、才気煥発、笑顔満載列伝だぞ!」


「変な四文字熟語並べてると、余計あたま可笑しい風に見えるから、止めたほうがいいよ。

 でも、まあおはよう、朝だよお兄ちゃん」


「おおぉ!おはようだぜ!今日も可愛いなぁお前は!どうだ?朝から兄ちゃんとプロレスごっこでもするかぁ?!」


「どうしたの?まるで明日死ぬかもしれないテンションだよ?持病の発作が再発したの?」


「そんなわけないだろぉ!ってさっきも同じ台詞言ったな!

 いいんだよ!朝はこれくらいテンション高めて、昼の睡魔に備えるんだ!

 昼寝てしまうと一日の全盛期を無駄にした気がしてならねぇからな!」


「そんな賢明な思考してたなんて、私は初耳だよ、それより朝ごはん食べる?一応用意しておいたんだけど、、?」


「当たり前田の太郎だ!べらんめえぇ!てーか、待っててくれたのかぁ!わが妹よぉ!なんて健気なんだ!可愛すぎるぞこんちくしょー!」


「ちょっと怖いくらい今日はテンション高いね、なにか良い事あったの?話くらいなら聞くけど」


「おおぉお!やはり察してくれたか!

 兄の微妙な心境の変化を敏感に感じ取る、妹ならではだよなぁ~くぅうう!いいねぇ!この感触!ぐぅーだぜぇ!ぐぅ!」


「うん、わかったから、何があったのか話してちょうだいな」


「聞いて驚くなよぉ!

 なんとこの田舎に天使のように舞い降りた天使!あの金髪碧眼という四文字熟語を生み出した開闢の使徒にして、暁の堕天使!あのシャルちゃんが俺と付き合ってくれることになったんだぁ!」


「、、、はぁああ嗚呼ああああああhhhhhhhhっはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「わあはっははあ、死ぬほどうるせぇえええええ!!」


「ちょっと!!どういうつもりぃ!妹に彼氏ができる一年前に話しておけって言った張本人がぁ!どうして抜けぬけと条約違反かましてくれてますかぁ!」


「そんな不平等条約知るかぁ!俺は今日から勝ち組になるんだぁ!

 ほおおーーーーおおおぉおおーーーー~~~~!!!

 やったぜぇ!!!今日から新世界の神だぜぇ!いやほぉおおー!」


「なんで、、ありえない!!

 お兄ちゃんが女の子と付き合うなんてぇ!将来は絶対わたしが引き取るしかないって思ってたのぃ!!」


「はぁ?!なんだってそりゃ大変だなぁ!一夫多妻制は日本じゃ認められてないし、将来はみんなで海外移住になっちまったなぁ!!」


「なるかぁ!!!」


 言いながら俺に組み付いてきて、簡単に体全体をキメられてしまう。

 良い具合にピキピキと変な音が骨から鳴り出した辺りで、勝手に解放されて捨てられる。

 

「このばーーーーーかお兄ちゃん!」


 地団駄踏んで、はふぅはふぅ息を荒げて、顔は凄い興奮したみたいに紅潮してる。


「なんだかこの今日の妹はヤバそうだ。虫の居所が悪いというか機嫌が悪いというか。しばらく少しの間近づかずに。そっと放っておいた方が良さそうだな。ほうっておこうっと」


「死んじゃえよぉもうぉ!!!」


 そう言って、俺の部屋を飛び出していくわが妹。

 どうした事だぁ!

 開けた扉を閉めもせず、ドカドカと階段を転がるように転がり、ヤバげな音が家中に響き渡る。

 どうやら、床を転げ壁にぶち当たり七転八倒を当たりにかまし、まさにピンポンボールの様な音!を出したようだ。

 大怪獣が暴れたかのようなこの家は大丈夫だろうなぁ!

 ああ一体日本はどうなってしまうんだぁ!どうか俺の家だけは無傷でいてくれ!


「てぇやべぇーーーぞこれぇ!!!」


 俺は風よりも早く、部屋を飛び出し妹を救出に向かう。

 妹は目に☆彡ホシを瞬かせながらぐったりとした調子、この様子じゃもう命は無いかもしれない、な。


「うっぅ、がばぁあああああああああああ!!!!!!!!」


 と妹が口から血を吐き出し、床一面に盛大な血だまりができる。ちょっえ?これ現実か?


「ぉ、、兄ちゃん、、、」


「大丈夫かぁ!かよ!おい、、、まじでしっかりしろよぉ!!」


「ご、ごめんね、お兄ちゃん、こんな事で、、、ちょっと先にいってるね、、」


「、、ば、馬鹿言ってんじゃねぇ!!お前が居なくなったらどうすんだよぉ!お前が居ないと何もかも駄目なんだよ!!おい!何とか言えよ!!」


「ぉ、お兄ちゃん、、かよの最後のお願い聞いてくれるぅ??」


 妹が、かよが、涙の盛大に溜まった潤んだ瞳で言ってくる、表情には既に生気は無く、唇も青く変色してしまっている。

 俺はあまりの状況の急変に付いて行けず、ただただショックで涙が溢れ、激情であたまが可笑しくなっていた。


「あ、当たり前だろぉ!お前はこの世でたった一人!最愛の妹だぁ!なんだってしてやる!!本当だ!お前が今此処で一緒に死のうって言ったって俺は叶えてやる!!」


「そんな事じゃないの、、わたし、お兄ちゃんのね、、お嫁さんになりたかったのぉ、えへ、駄目だよね、兄妹でこんな、 

 お兄ちゃんがいつもやってるゲームじゃないんだから、、、

 でもね、最後に、思うのは、お兄ちゃんのたった一人になりたかった、これだけなんだよね、、馬鹿な願いだと思うけど、、叶えてくれるぅっ?」


「ああ!!!全部だ、お前の願い全部叶える、だから死ぬな、俺と一緒にいつまでも生きててくれ、俺の隣にはお前がいないと!!っぅ!!」


「でも、、お兄ちゃんにはもう彼女もいるし、駄目だよね、、でも良かった、最後にお兄ちゃんのそういう言葉が聞けて、かよは、健やかに旅立てるよぅっ、、、」


「お、おおおい!!駄目だぁ!!死ぬな!何でもする!何でもしますからぁ!!ああ神様ぁああ!!」


「、、今ねぇ、頭の中で神様が言ったの、今すぐ彼女と別れて、リビングの箪笥の一番上の婚姻届にサインすれば私が生き返るかもって、、、」


「まじかぁ!!!わ、わかった今すぐな!!」


 俺はすぐさま携帯を取り出しながらリビングへ、電話帳に入ってる、マイリトルハニー☆シャルちゃんにダイヤル。

 その間に箪笥の一番上を勢いよく開く。あったこれが婚姻届、よしこれにサインを、という所で電話が掛かってきた。


「なんですの?貴方から電話を許した覚えはありませんが「「「きいてくれぇ!!!」」ぅっつ!!この馬鹿禿間抜けスピリット!!お黙りなさい!!」


「すまん!!でも緊急事態なんだ!!」


「な、なんですの?」


「妹が!かよが!死にそうなんだぁ!!」


「はぁ!?どういう事ですか?状態は?それにどうして!!」


「俺もいきなりで意味不明なんだが、、、」


 すこし状況を俯瞰してみて、頭の中に?????と沢山疑問が溢れて決壊した。

 こんな事あるかよ!ばーーーかと俺をあざわうもう一人の俺。

 しかし、どうだ?? 

 今もしこの状況が万が一真だとして、全てがリアルで、取り返しが付かない事態だったと仮定したら??


「俺はもう何もかも振り返らないことに決めた!!!!」


「うるさいですわ!」


「とにかく、何でもいいんだ、シャル!!俺と別れてくれ!!」


「はぁ!!?何言ってますの!貴方の方から告白して、何十回も迷惑なくらい迫ってきたからぁー「頼むぅ!!後でなんだってする!!切腹だって、一生奴隷にだってなる!!だから今この時だけは、、願いを聞いてくれぇ!!!!!」、、、なんなんですのぉっ、わかりました、わかりましたわ!別れてやりますよ、ばーーかぁ!死ねこの一生童貞やろうぉ!!」


 ガチャ、とケータイなのに、受話器を置いたかのような音。

 相当怒らせてしまったようだ、しかし今は後回しでやる事があるだろがぁ!!


 俺は一応指印で判子まで押して、婚姻届をギネス級の勢いで書き上げた。

 そして風のように妹の傍に戻ろうとしたら、なぜか慌ててリビングのドアから音がして.....どこかに戻っていく音、って!!! そんな事も気にしてる場合じゃねーだろぉ!!


「かよ!!シャルと別れた!!あとこれも全部書き終えた!これでいいんだなぁ!!これで!!」


「ぅっうん、ありがとう、、お兄ちゃん、妹の最後のわがまま聞いてくれて」


「ばかやろぉ!!最後なんて言うんじゃねー!!お前のわがままならインフィニティーで聞いてやれるんだぁ、だからくたばるなぁ!!生きててくれよぉ!!」


 妹は、荒い呼吸を繰り返し、虚ろな瞳で俺の書いた婚姻届を眺めている。

 そしてそれを大事そうに胸の谷間(ロリ巨乳)に滑り込ませるとニッコリと笑った。


「お兄ちゃん、ありがとね、でもよかった、神様が願いを聞き入れてくれそう、私もしかしたら助かるかも、、、」


「ど、どういうことだぁ!!」


「今から、ちょっと、、鶴の恩返し的に見られたら駄目な形で、神様が助けてくれるって言うの。

 お兄ちゃんは今から全速力で家から遠ざかるようにして走ってきて。そして5分、いや10分走ったら戻ってきて。

 そしたら全部元通りになってると思うから。

 そしたらね、この今の事は全部忘れて。

 戻ってきても多分私は忘れてる、もし思い出させるような事を言ったら、多分わたし死んじゃうんだと思う。だからお願い」


「あぁ!わかったぁ!だけど絶対に生きてろよぉ!帰ってきてお前が死んでたり居なくなってたりしたら承知しないからなぁ!!!!」


「大丈夫、お兄ちゃん、わたしを信用して」


「ああ!当たり前だろ!なんてたって兄妹だ!お互いの事は無条件で全部信じる、そんな事俺たちの間じゃ常識だろぉ!!」


 そう言ってやると、妹は瞳に涙を滲ませ、震える様に体を振動させ、涙声で「行って」と言った。


 俺は最後に、妹の手を強く握り締めると、素早く家から出た、そして、どこにでもなく全力で走った。

 走って走って走った、何も考えることもできず。

 もしかしたら、いまのこの努力を神様が見てるかもしれない。

 だから死ぬ気で、どこまでもどこまでも走った。


 どれくらいたったろうか。


 もう生も根も尽き果てて、どこだかわからない草原の上でぶっ倒れて、寝転がって仰向けで空を見上げた。

 そして、なんとなく悟った。そう色々な事を。

 妹への愛情だとか、そんな生半可なものじゃない。


 もし仮に万が一、百万が一、家に帰って妹が、、、なんて事考えると、頭が痛くなって、涙も止まらないし、体がどうしようもなく寒くなって、熱くなって、周期的に灼熱の苦しみを味わった。

 どうしてこんなにも感情が高ぶり、どうしようもなくなるのか。

 そんなの簡単だ、妹がこの世の中で誰よりも大事で、言い換えれば俺の全てだから。

 俺の全ては妹、かよがくれた物で、俺の始まりはかよ無しじゃ、、なかったんだから。

 俺はずっとその現実逃避染みた感情の奔流の中で転けていた。


 でもそろそろ...立ち上がって、現実を見据えないといけない。

 10分どころか、体感時間でも三時間は経っていたと思う。

 走ってた時間が半分、この草原で転けてたのが半分。

 つまり全力疾走で家まで一時間半、


「よっしゃ!!更に半分で着いてやるぅ!!」 


 と俺は覚悟を決め家に走った、そう何かから逃げるように、それでも、前を向いていかないといけないって知っているから!

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