インフィニティーダンジョン世界の日常話し
今日見た夢の世界が凄かったのでメモとして物語化、って体にさせてくれ、いや下さい、俺も割かし混乱しているのかね
精神安定のために、日記のようにしたためている、この文、誰にあてるわけでもないが、このような初めで始めさせてもらう
まず電脳世界のようなゲーム的な世界観に居た、最初の方は記憶が劣化したのか断片化、曖昧化したのかよく覚えていない
たぶん、デスゲームのようになった上位生命、強いAIとかが制御するフルダイブVRMMO?オフラインかもしれん、がに入ってる
俺は主人格は量子演算コピュでエミュレートされていて、自分はぶっちゃけ死んでも大丈夫だけど、死にたい訳じゃない、ッ進んでって意味な
で、むしろ記憶操作されて主人格にデスゲーム化しているゲーム世界にパーソナル情報の収集のために放り込まれたんじゃないかと、勝手に被害妄想してる
この世界では情報にこそ価値がアリ、情報を独占して己のパーソナル、私的な情報を収集するのが生きる為のコツだったり処世術だったり、仕事に繋がる系な?
つまりはそういうことで、
俺は水魔法みたいなモノが使えるようになった、ここ一か月ほど、このゲーム世界に没入的にプレイして実感として掴めたモンだ
クラウンやドリゴト的な世界観、魔法体系というか使用感なんだが、とにかく適正こそが全てに等しい、どんな魔法が強い弱いとか、ぶっちゃけ分からんが
たぶん無いっぽい、あと視点キャラは基本メンヘラで精神的に不安定で、突然で唐突に何をしても不思議じゃない、可笑しくない、説得力の後付けやリアリティーの観点
から色々不要な方が超絶に物語と同時並行で違和感なく動かしやすいので、そういう風に俺の己をカスタマイズしている、現在進行形で
この世界は必然性を大事にするらしくてな、突発的な物語のイベントも時々発生するわけで、その中で自分のキャラクターがそのように使い易くしておかないと
ゲームの根幹を支配する、多分AI、ゲームマスター的な存在も違和感なく物語を始められないのだろう、ゲームをクリアして外の世界に帰還するには
報酬が上手いイベントをバンバンクリアするのが一番良い、この手のゲームの元ネタ的な大本になったであろう、たぶんリスペクトしてる、ソレを知ってる俺としては
だからゲームの世界で現実のように、誰ともかかわらず引き籠りニート、って俺はアウトドア派の引き籠りニートな訳だが
こんな風に町に繰り出して、シャレオツなショッピングモールに来たりしないわけだが、イベントを発生させる為に、まあコレが必要なんだな、分かったか?君たち???
さて水魔法の練習をしている、手から水っぽい液体が飛び散るだけなのだが、コレが超絶な酸のように機能するらしく
無限大温度のマグマのように、触れた敵はソコから底なし沼に堕ちるように溶けていく、というよく分からない代物だ
敵にだけ効果を発揮し、敵性オブジェクト(罠なども含む??)以外には効果を発揮せず水たまりのように後に残るのも地味に使えたりする
対プレイヤー戦闘なら初見殺しの即死攻撃のように機能しそうなのだが、あいにくこの世界のNPC的な存在は、その効果がオミトオシのように初見で回避しやがる
加えて、この魔法、どうやらイメージのようなモノが超絶に重要らしく、てか魔法はイメージが全勝負的な所もアリ、俺の適性がこの魔法を選んだといっても過言じゃない
イメージは水が滴るほどの何か、場合によっては溶けだしたアイスでも、土砂降りの雨でも良いが、どうやら自分に関係して、自分が水びたし系統の方が良いと分かった
大概は汗まみれ、濡れ鼠のように、水も滴る良い男的なイメージで魔法を使う、さらに加えて、この魔法はストックが効くらしい、らしいと言っても、どこにストック
されているのかは知らん、ゲームらしくMP表示があるわけでもない、ただ自分の中の”魔法を使う為のストック”のようなイメージの小瓶に魔法を使う為の源的な何かが
溜まっている実感、大概はヴィジュアル的な魔法瓶のイメージ物体にMPポーション的な液体が次第に溜まっていく感じ、これが多いほど無イメージでも魔法が出せたりする
魔法を使って、過剰イメージで魔法を出せたタイミングで溜まるっぽいので、魔法を使うにしてもイメージを欠かさないってのが肝心だと気づくに至る
さらに魔法ジョブは、この魔法の源を延々とストックするのも大事、しかもストックするイメージを鍛える事も大事らしい、と
俺の場合は、いまのところ魔法瓶を一個イメージする以上は、今の所は必要性を感じない、一瓶を丸々液体で埋めるにも時間がどれほど掛かるか分からん
それに極限状態、なったこと無いから分からんが、、実際は朝起きて直ぐに魔法を使おうとしたら、魔法が少ししか発動せず、オマケにMPオーバー現象も起きなかったと
どうやら集中力とイメージ力が落ちてる時は、そのようになって魔法が使いにくくなると
て、どうして、このような思考をしているかというと、今現在が極限状態にあるからだ
時間は少し若干遡る、某ショッピングモール、この場が実は見知ったダンジョンであり見知ったイベントだと知ったのは、
既にイベント戦闘が開始し、出入り口が不可視結界に覆われて、自分のレベルでギリギリクリアできなさそうな位の、ダンジョン詳細画面を見つめていた時である
既に、このゲームの元ネタらしきゲームを知り得ていた俺は、内臓AIに検索させて、膨大な情報から目的の情報を抽出、情報を強制的に活性化させて頭に叩き込んである
このモールの全体像、開けた場所にいると大量に無限湧きするエネミーに包囲殲滅される、正面突破で最上階に居るメインボスエネミーを打倒するのは不可能と判断
裏口的に、最上階まで直通の非常階段的なモンがあると、勝手に脳が検索して出したような答えに、もう盲目に近い勢いで従う
メインフロアーからの遠隔魔法攻撃から、ほうほうの体で逃げ出してきた俺ガイル 、、、てか
しかし油断はできない、モール正面に居たのは見た目からして知性のない化け物が多数だったが、なかには追尾してきそうな知性的な何かも居たような気がする
乱戦だったが優先的に、機会と隙があれば突貫し、ほとんど即死のソードスマイトⅣのチート攻撃で一瞬一刀のもとに始末したような
ほとんどAI兵器に、そこは委ねて、自我を無尽蔵に拡大させて、自我の時間的な延長と、その代償としての消滅現象、俺自体の感覚としては、それはない訳だが
主人格っぽい”オレ”以外の、勝手な都合で作られて無限に近い時間を生きて発狂して、一瞬を数万倍にしたのだから、何度も何度も、俺の自我を拡張・膨大化させて
その一瞬一瞬で俺という主人格が取るだろう最適解を取ってきたのだろう、途中で自暴自棄になったような人格は内臓のAI兵器がオートで消滅させただろう、とか
なんか変な感傷に浸りながら、最上階まで三桁に下らんかもしれん、長い長い階段を、ひたすらに突き進む
なにか、そうなにか嫌な予感が後方から、してきた
敵性オブジェクトの気配はなし、陰密系か? 俺のゲームの中の感覚は居ないと判断するが、それを超えた俺の第六感は、
敵が直ぐ傍にまで迫り、己を殺しうる殺意の刃をいまか今かと届かせようと迫っているのをビンビンに肌で実感しているのだから!!!!
つまり、なにかしらの高速飛翔可能な高レベルエネミーの接近を予感させた
この非常階段も時々だが歯抜けのように飛び飛びになってて、多少は落下・墜落の心配をせにゃならん、割と戦闘には不向きなのだが
それでも唐突な戦闘に備えるとするならば、例の水魔法を仕掛けて、敵が引っかかる、わけはないだろうが、それが妨害となって進軍速度を遅らせられば幸い
魔法を使おうと判断、しかし先ほどの戦闘で、限りある集中力というか精神的なMPでも消費したか、魔法の出が悪い
イメージ不足、俺の中の魔法の源をストックした便の液体が少量だが消費した気配もあるのに、これしか水が出ないとなると、魔法を使うのは分が悪いと判断
判断している隙をついたような絶好のタイミング
黒装束、のように見えたのは、残像が高速移動しているからだ、実際は赤っぽい何か、青っぽい何か、おそらく二名の刺客を発見
即座に壁を蹴りつけて高速で逃走しようと移動速度を上げたが、既に追いつかれている現状、敵の方が早いのだろう、
これは体勢を整える為に、一時だけ体力の消費を無視した過度の運動性能を発揮しただけにすぎんわけで
得意の水魔法を敵に、敵がいるだろう、見もしない時もある、高速で移動しながら後方を振り返るのは難しい
非常階段を上る時の、丁度壁をターンして回るタイミングで後方を若干だが無理にでも振り返るタイミングがあるわけだが
その瞬間に一瞬でも敵が見えたら、水魔法を無理にでも強制発動、MPストックの消費を無視してでも大量に浴びせるのだ、それ以外のパターンは小水程度をばら撒く
だがもう分が悪い、最上階に至っても、俺のレベルではクリアできるかギリギリのモンスターとの戦闘が待っているのだ
この追手を撒けるかと期待したが、最上階まで、このジリ貧の無駄にMPを消費する戦闘に、俺の方が耐えきれなくなった形だ
つまり、敵が接近戦、それも唐突な俊敏値の必要そうで、さらに戦闘経験値の必要そうな、CQC、近接格闘戦の距離まで詰め寄り、会敵できれば勝機があると判断
この手のNPCは機械学習で、何度かの接近・退避を繰り返したら、途端に攻撃と防御の巧みさが増すという、憎らしい傾向がある訳で
次の機会、考えた時には機会は訪れた、非常階段の角でターンする寸前で捉えた黒い影に、水魔法を使うと見せかけて、接近
唐突の俺の接近に驚いたか、露骨に動揺して後方に逃げようとする、どうやら赤装束、無理にでも突破して、胸倉をつかみ上げる、逃がすかよおおぉォ!
背負い投げの要領で壁に激突させる、そして当然のように胸元を突き上げるように伸びた殺刃、もう一組の青装束の、クナイのようなモン
それを神速のソードスマイト、Ⅴ、発動と同時に、これが無理な体勢から拳をひねり上げるように伸ばしたもんだから、露骨に手首の筋をいわした、だが防御に成功
眼前の装束野郎に顔面陥没モノのパンチを食らわせようと思ったが、思った以上に美麗な顔面偏差に、俺の矜持のようなモンが待ったを掛けて、急停止
敵も攻撃がされないとは思わなかったのだろう、全力で拳をクロスさせて防御の構えを取ってるのが分かったので、足払いを掛けて、鳩尾に拳を深く深く埋めるに留める
まあ百合漫画ではコレくらいは御挨拶のような文化もあるらしいと聞きに及んでいるので、コレくらいはセーフと自分の中の神に良い訳かましながら、状況確認
追ってはない、たぶんない、無いと信じたい願望バフを掛けた感覚を鎮静化させて、自分の中の感覚を研ぎ澄ます、時間切れ、これ以上は気配を察する効果が薄い
伸びてる死体のような装束を見下ろす、なにか良いアイテムは持ってないかと近づいたが、やっぱり超美麗なアニメキャラみたいな見た目してんのね、これが
是非ともお持ち帰りしたい、、、もし持ち帰れるなら奴隷契約式でも強制服従の首輪にしても、なにかしらの隷従方法で弄びたいし、使役したいのだが
それでも決め手になったのは、俺の推しCVのキャラクターを、こんな絶好の機会があるのにテイムしないなんてありえないと、俺の心がただただ絶叫しているだけだ
理由なんて無い、これは俺のモンだ、持って帰って愛でて愛でて飽きるまで愛でまくるんだからねっ! 反論なんて、っきーこーえーなーいーーーーー
まず装束を脱がす、無駄にダボダボしている、着ている本人たちは、どうやら武器の補正で差し引きゼロ扱いなんだろう、だが持ってる俺には荷重量が無駄に圧迫させる
だけの代物だったので脱がした、軽装のまんま忍者のようになる二人、次に所持アイテム、無駄にお菓子の類が多いのだが
こういうのは経験上、能力発動に甘味が必要とか、またはMPやHP回復用と相場が決まっている、こんな戦地に趣味を持ち込むのはプレイヤーでありNPCにはありえない
だが効果に見合って無駄に荷重量を消費するので捨てさせるか迷う所ではある、暗器もそうだ
コイツ等が昏倒している内は良い、だが最上階で、召喚扱いでコイツ等を起動する判断で連れてるわけだが、最上階に付くまでに起きたら
暗器でフル装備、加えて機械学習で、たぶん先ほどの戦闘だけで、この世界のAIマスター様は”戦闘経験が積めた”と勝手に判断して、バフバフにバフ掛けんだろう
コイツ等の所持してる菓子を摘まみながら、やっぱりHPが回復...にしてはホント少々、趣味で持ってきてんじゃねえだろうなあぁー、疑いながら
やはりクナイは捨てさせると判断、迷いながら重くて階段を上る足が鈍るたびに、コイツ等の所持品を捨てていたら、
最上階につく頃には、なにも所持してない状態が出来上がったとさ、チャンちゃんっ
「おい、起きろ」
非常階段と最上階を仕切るマップの区切り、召喚を発動した場合、そのフロアだけ機能する、偶発的にテイムした敵性オブジェクに対して使える
コレが無ければ、ゲームであまりにもテイム要素が機能しないので、たぶん無理にでも実装に至った過程を思い出すが
奴隷魔術でも強制服従の首輪とか、なんの設定もありえないのに、突然従いだす、このリアリティーのあるゲームで、AI様はそのような不自然を納得するのか?
今までの経験上、なにかしら理由をつけて、コイツ等が俺に従う展開に、”世界が勝手にそうなる”と予想していたが、やはりそうなった
経緯は「なぜ私たちを生かした?」超絶美麗で可愛くて甘い、蕩けるような大人気声優のCVが、俺だけに向けて発せられている、感動で震えてるのを隠せてたかは知らん
俺は硬派なオタクなので、こういうファンサに対してキャピキャピするのは逆に失礼とか思う心理が働いたのか知らん、淡白に受け答えして、いただろうか???
結果的に、「私たちは、新しい主に貴方を、決めた」二人そろって、身を寄せて、なにか感動したように見上げてきた
確かに、俺は敵だった相手を情けで生かした、理由は、殺すには可愛すぎたからだ、とかニヒルに言ったような、言わなかったような、恥ずかしくて緊張していたから
まあ、とにかく、召喚発動して従わせた形で、戦闘に出すのだが、武器もない、補助アイテムも無い、そして俺は長い非常階段を上って満身創痍
この先の最上階フロアを攻略できるか、そう、かなり怪しい現状は何もかわらないのだった、、、。




