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最新の世界会議★どこかの裁定者のような語り口調

 


「まず、この会議を始める前に、拝聴する上での、最低限の事前知識を提示したいと思う」


 世界的に、絶対のレベルで重要な、列席者だけではない、

 この全世界的に、端的に率直に単純に言って、純粋に世界レベルを巻き込む、重要案件を取り扱う会議は、

 そういう絶対的な支配層だけが知ればよい具合の問題ではない、少なくとも今回において、

 には、そのレベル以下の存在、つまりは視聴者、という形で、多数いる事も考慮して、この場の議長格はそう告げたのだ。


「この世界は、知恵の木の宇宙論というコスモロジーで成り立っている。


 その木は、十三階梯という人知。

 更に十三の人知を超越した存在達によって引き上げられた、156階梯。

 合わせて、合計169階梯。

 それが一つの区切れだ。


 さらに上位の階梯については、人知を超えた存在ですら、絶対には支配できない領域である。


 そして、この木には立体的に、七つの属性が備わっており、明瞭に世界の領域を分割する。


 第ゼロ階梯、それより下は、人知の下、どこからともなく現れる、世界を滅しようとする存在が居る。


 最近は、実はこれが初めてではないのだが、公式と呼ばわれる記録において、初、

 第467階梯に置いて、完全ではないが、世界の収束点とも言えそうなレベルの、強力な強度の存在が確認された。


 その名はアウルベーン。

 人知も人外をも超越する階梯世界、その場所において、理性的に、長期にわたって生き続ける存在。

 それは全くもって、その正体が不明で、存在がオカルトの類だと人外にすら言わしめる、観測者以外に果たして存在したのか。


 観測者は、基底現実、と呼ばれる世界から来た、来ている、という。


 それは知恵の木の頂点を極め、無限とも思える果ての果てに、初めて始まる世界。

 生命の木と呼ばれる、まったく別次元の領域だと、彼らは言う。


 観測者のこのような発言を、大抵の存在は、己たちとは絶対的にかけ離れる、世迷い事、あるいは戯言として受け取る。


 観測者は、所詮はどこまでいっても観測者でしかなく、部外者、双方向的に干渉不可能な存在だと、

 少なくとも、世界の運命を全体的に観測可能な、絶対存在たち、は言うのだ。


 第467階層の収束点は、立体的に展開される世界の七つの方向性、その収束する延長線ではないかと言われている。


 アウルベーンは、この世界を幻想、幻視していた、という。


 この世界が、その知恵の枝を伸ばし、育み、その強度を日々、最大限で培った、その結果としての影響力かもしれないのだ。


 観測者達は、階梯が上位のアウルベーンは、情報量が単純に多く、注目度が、ある意味で高いと、

 そういう傾向にある、という事を言っていた。


 絶対存在達の、アウルベーンに対するスタンスは、一言に言って、実利主義優先が、大半を占めていると言ってよい。


 既存世界を高める上での、運命力の消費量、創造量、

 アウルベーンに投資する事での、その対比によって、幾らでもスタンスを変えると、言ってよい。


 秩序領域が提唱し、絶対存在の全陣営が誓約する、絶対人権宣言に、彼らは含まれない。


 この宣言はそもそも、履行の上での運命力の消費が多く、既存世界を保つ上では絶対必須、無視できない、絶対強力だが 

 そも世界を保つ上での運命力の消費量を上まれば、言うまでもなく本末転倒なのだ、それをしかと承知して頂きたい。


 さらに付け加えれば、ありとあらゆる全知的生命に永遠の輪廻、円環の理性、

 これを認めるのは、第ゼロ階梯以下、ROPS、

 ロストオーダーピリオドズの、に加わり含まれる、全虚無と絶無の、破綻と破滅と崩壊の序曲の終始線、

 等々への、カウンターであり、

 第467階梯を含めるのは、始まりの条約に当てはまらない可能性がある、

 これは新たなロプスの発生によって、変わる可能性があり、

 場合によっては、絶対人権宣言の含める領域を変更するか、絶対不可侵であるはずの始まりの条約を踏み倒す事もありうるのだ。


 絶対人権宣言によって、ありとあらゆる森羅万象の全知的生命体は、無上なほどの生命の渇望と、衝動、

 理性的な感情、情熱など、人道に倫理感、秩序的な在り方を、最低限、

 この最低限は、酷く曖昧であり、絶対存在ですら明確なラインを定めるのは難しいと思われるが、成る。

 生きるに足る、最低限の、重視するべき道標を照らす、

 それは知恵の木に、どんな時にでも降り注ぎ続ける、最低限の伸張と維持の為の、本当に最小単位の陽光であり公明、

 最後の灯を燃やし続ける為の、それは前提と成っている、と思う」

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