表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

397/588

大好きな引き籠り殺戮ダンジョンマイスターな魔女の話


 


 ダンジョン魔法、というモノがある。

 ふざけた魔法だが、ある物はあるのだから、しかたない。

 概要は、ダンジョンを形成する、以上、詳細は省く。

 そして、俺は正義の味方だ。

 ダンジョン魔法を使って、悪用して、ふざけた事をしてる奴を許さないのだ。


「こいつっ」


 俺は戦慄した、毎度のことながら、戦慄した。

 難易度SSS(事実上の判定不可能)のダンジョン。

 その存在は昔から知っていた。


 俺がダンジョンを憎悪する、切欠にもなった特別な場所だからだ。

 その主、金髪の少女のような、不可思議で幻想的な魅力ある、最果て指定の魔女。

 そいつが、動画上で踊りながら、歌っているのだ。


 容貌もそうだが、その声、愛らし過ぎて美しすぎて、どうしようもなく滾らせる至玉。

 コイツは、たびたび、このようにダンジョンを宣伝する節がある。

 もちろん、めでたくダンジョンに来た人間は、一人残らず、全力で始末にかかるが。


 普通、ダンジョン魔法を使う理由は、引きこもりである。

 重罪犯して断罪される対象が、そうやって身を隠遁させる為にあると言っても過言じゃない。

 捕まえる手間・隙・労力・時間等々、メリットとデメリットが天秤に掛けられて、見逃されるか、暗黙に放置されることも多い。

 隠居を表明したに等しい行為なのだ、それをわざわざ捕まえてやろうとは、精神的にも躊躇われるという話。


 だが、コイツは違う、まったく全然、方向性からして違う。

 ダンジョンを、己の悦楽の為に積極的に、利用しようと、全体的に隅から隅まで能動的だ。


 まず、己の魅力で、ダンジョンを、さもテーマパークであるかのように、このように動画をアップして宣伝して、知名度を上げたりする。

 他にも、数々のレアアイテムをダンジョン内に、無作為に散りばめたり、稀少な貴金属を宝箱に収めたり、

 冒険者心を擽る、多種多様な限定品を独占、

 この世界の厳密なルールによって定められた、顕現可能な数量マックスでの、占有的な独占、である、

 その状態を巧妙に、様々な権謀術数、策謀に策略を積み重ねて、盛大に作り上げて、ダンジョンに行かざるを得ない理由としたり、

 などなど沢山、他にも腐るほど、何かしらあるのだ。


 で、そんな超絶ナメプも甚だしい、攻略できるものなら攻略してみろと、「にゃはっはは」と高笑いしてるような標準仕様、

 なにより、天下無双に無敵の冒険者協会にも、宣戦布告仕様の動画を上げたり、してる、

 信じられない話だが、あそこに、あそこにだけは、喧嘩売るのは、全世界において、唯一真性の馬鹿の所業と認知される、

 血気盛んで暴発気味の、世界に広しといえども他に類なしの、

 第二位を遥かに突き抜け、突き離す、過剰戦闘力の過剰戦闘狂の魑魅魍魎跋扈する、それは集団なのだ、


 そんな、いろいろ、常時で超絶挑発しているのも同然だ。

 しかし、その余裕綽々の振る舞いも納得の、クオリティーだ、

 超絶鬼畜、超絶外道、見方的にはクソゲーとも言えるダンジョン仕様のオンパレード大感謝祭大全。



 さて、俺は、正義の味方だ。

 コイツは、まあ最果て指定される魔女なのだから、当然、悪人だ。

 しかも現在進行形で悪事を重ねる、悪人の全盛期を突き走る奴なのだ。


 今も、毎日の勢いで、冒険者をダンジョンに沈めて、その生き血でダンジョンを強化している事だろうと推察される。

 ホント、今すぐ、断罪しなければいけないのだ。

 同時に、相反する感情も、抱える、それは否定できない事実として、俺の中で矛盾的に存在する人間性。


 俺は、この魔女に惚れているのだ。


 可愛くて愛らしくて、女の子の至上完成形として、俺の中で無上に幻想的に美化され、昇華されて在るのだ、

 それは、明瞭に自覚した今なお以って、毅然と在り続けているイデアだ、到達すべしとする、この世絶対在らざる理想郷が如し。


 馬鹿な話だ、大量殺戮の大悪魔である、コイツを好きになるなど、人間が可笑しい所業、

 でも、しょうがないのだ。


 コイツは俺が幼少の頃から、ダンジョンを構築していた、今と変わらない全盛の勢いで、

 俺は右も左も分からない、その頃は初心な少年でしかなく、

 適当にネットしてたら出合った、コイツを、まるでアイドルかヒロインのように想って、夜も眠れなかったのだ、


 初恋だったのだ、夢見る女の子に出会ったと思った、

 俺は一生、この子だけを思って生きていくのだと、そのとき確信した、と回想する。

 まあ、それだけ、コイツのネットにアップする、ポロモーション動画は、今省みて、

 思春期の一少年を、精神的に洗脳、陵辱する感じに、質量共にヤバかったのだが。


 で、俺のようになって、実際ダンジョンに踏み込んで、嬲られ弄られ、徹底蹂躙され、

 もしかしたら厭らしく性的な、ダンジョン奥深くに、流石に引きこもってるだろう、魔女自ら

 HP1状態で貫徹マヒ状態で、なんか捕らえられて、けしからんエッチな感じに、してもらって、してもらった後で昇天した、


 ぐはぁっ想像したら超うらやまぁ!

 

 まあ、魔女だ、ゆえ最終的には惨殺エンド、そのように、くはぁくはぁ、羨ましいのかどうなのかな感じで、殺された少年も多いだろう、にm

 が不憫でならないと、圧倒的な共感と共に思えるのだ。

 故にそれもあって、俺はコイツを、どうにかこうにか、断罪、成敗、篭絡、手篭め、いやっ待って違う違う、断罪しなくちゃいけないのだ!!った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ