大好きな引き籠り殺戮ダンジョンマイスターな魔女の話
ダンジョン魔法、というモノがある。
ふざけた魔法だが、ある物はあるのだから、しかたない。
概要は、ダンジョンを形成する、以上、詳細は省く。
そして、俺は正義の味方だ。
ダンジョン魔法を使って、悪用して、ふざけた事をしてる奴を許さないのだ。
「こいつっ」
俺は戦慄した、毎度のことながら、戦慄した。
難易度SSS(事実上の判定不可能)のダンジョン。
その存在は昔から知っていた。
俺がダンジョンを憎悪する、切欠にもなった特別な場所だからだ。
その主、金髪の少女のような、不可思議で幻想的な魅力ある、最果て指定の魔女。
そいつが、動画上で踊りながら、歌っているのだ。
容貌もそうだが、その声、愛らし過ぎて美しすぎて、どうしようもなく滾らせる至玉。
コイツは、たびたび、このようにダンジョンを宣伝する節がある。
もちろん、めでたくダンジョンに来た人間は、一人残らず、全力で始末にかかるが。
普通、ダンジョン魔法を使う理由は、引きこもりである。
重罪犯して断罪される対象が、そうやって身を隠遁させる為にあると言っても過言じゃない。
捕まえる手間・隙・労力・時間等々、メリットとデメリットが天秤に掛けられて、見逃されるか、暗黙に放置されることも多い。
隠居を表明したに等しい行為なのだ、それをわざわざ捕まえてやろうとは、精神的にも躊躇われるという話。
だが、コイツは違う、まったく全然、方向性からして違う。
ダンジョンを、己の悦楽の為に積極的に、利用しようと、全体的に隅から隅まで能動的だ。
まず、己の魅力で、ダンジョンを、さもテーマパークであるかのように、このように動画をアップして宣伝して、知名度を上げたりする。
他にも、数々のレアアイテムをダンジョン内に、無作為に散りばめたり、稀少な貴金属を宝箱に収めたり、
冒険者心を擽る、多種多様な限定品を独占、
この世界の厳密なルールによって定められた、顕現可能な数量マックスでの、占有的な独占、である、
その状態を巧妙に、様々な権謀術数、策謀に策略を積み重ねて、盛大に作り上げて、ダンジョンに行かざるを得ない理由としたり、
などなど沢山、他にも腐るほど、何かしらあるのだ。
で、そんな超絶ナメプも甚だしい、攻略できるものなら攻略してみろと、「にゃはっはは」と高笑いしてるような標準仕様、
なにより、天下無双に無敵の冒険者協会にも、宣戦布告仕様の動画を上げたり、してる、
信じられない話だが、あそこに、あそこにだけは、喧嘩売るのは、全世界において、唯一真性の馬鹿の所業と認知される、
血気盛んで暴発気味の、世界に広しといえども他に類なしの、
第二位を遥かに突き抜け、突き離す、過剰戦闘力の過剰戦闘狂の魑魅魍魎跋扈する、それは集団なのだ、
そんな、いろいろ、常時で超絶挑発しているのも同然だ。
しかし、その余裕綽々の振る舞いも納得の、クオリティーだ、
超絶鬼畜、超絶外道、見方的にはクソゲーとも言えるダンジョン仕様のオンパレード大感謝祭大全。
さて、俺は、正義の味方だ。
コイツは、まあ最果て指定される魔女なのだから、当然、悪人だ。
しかも現在進行形で悪事を重ねる、悪人の全盛期を突き走る奴なのだ。
今も、毎日の勢いで、冒険者をダンジョンに沈めて、その生き血でダンジョンを強化している事だろうと推察される。
ホント、今すぐ、断罪しなければいけないのだ。
同時に、相反する感情も、抱える、それは否定できない事実として、俺の中で矛盾的に存在する人間性。
俺は、この魔女に惚れているのだ。
可愛くて愛らしくて、女の子の至上完成形として、俺の中で無上に幻想的に美化され、昇華されて在るのだ、
それは、明瞭に自覚した今なお以って、毅然と在り続けているイデアだ、到達すべしとする、この世絶対在らざる理想郷が如し。
馬鹿な話だ、大量殺戮の大悪魔である、コイツを好きになるなど、人間が可笑しい所業、
でも、しょうがないのだ。
コイツは俺が幼少の頃から、ダンジョンを構築していた、今と変わらない全盛の勢いで、
俺は右も左も分からない、その頃は初心な少年でしかなく、
適当にネットしてたら出合った、コイツを、まるでアイドルかヒロインのように想って、夜も眠れなかったのだ、
初恋だったのだ、夢見る女の子に出会ったと思った、
俺は一生、この子だけを思って生きていくのだと、そのとき確信した、と回想する。
まあ、それだけ、コイツのネットにアップする、ポロモーション動画は、今省みて、
思春期の一少年を、精神的に洗脳、陵辱する感じに、質量共にヤバかったのだが。
で、俺のようになって、実際ダンジョンに踏み込んで、嬲られ弄られ、徹底蹂躙され、
もしかしたら厭らしく性的な、ダンジョン奥深くに、流石に引きこもってるだろう、魔女自ら
HP1状態で貫徹マヒ状態で、なんか捕らえられて、けしからんエッチな感じに、してもらって、してもらった後で昇天した、
ぐはぁっ想像したら超うらやまぁ!
まあ、魔女だ、ゆえ最終的には惨殺エンド、そのように、くはぁくはぁ、羨ましいのかどうなのかな感じで、殺された少年も多いだろう、にm
が不憫でならないと、圧倒的な共感と共に思えるのだ。
故にそれもあって、俺はコイツを、どうにかこうにか、断罪、成敗、篭絡、手篭め、いやっ待って違う違う、断罪しなくちゃいけないのだ!!った。




