ハイゼロ・シグラリティ‐無限統合媒体群‐破綻し崩壊す破滅世界☆☆☆
観測者による絶対非干渉における無限大の異世界の統合
観測者は世界に干渉できない、外側に存在するからだ
だが観測者は、外側に存在する故に、内側を見通し、意思によらない世界の最適化は行えるようだ。
この仕組みは現在を持って、不可思議、不明、世界設定の追求が研究を含めて待たれる所だと思えよう。
世界というモノが、その根底原理的に存在が、それ自体が在りえない現象であるかのように、
全ては不思議にも眼前に厳然と存在するのが当たり前となっている昨今だった。
四方が荘厳な佇まいの図書館の様な建築物で構成された世界。
ここは観測者と呼ばれる世界超越的な絶対的な超絶存在の唯一無二の本拠地だ。
エクストラシャペルンの中心地、俗に図書館都市と呼ばれる場所が此処。
矛盾領域のみが、この世界を統合させ、ありとあらゆる対立を解消し、融和と調和による世界の最大化をもたらす。
「しかし、それが、それにどんな価値があるのだろうか?」
この世界には、観測者群が発する、いろいろな情報のルートがある。
第一に、観測者が作者であると明言する物語がそれ。
第二に、アカシックレコードに刻まれた、観測者であると分かる情報の全て。
第三に、この世界における神の発する全て、
無限統合媒体、世界基軸ネットワーク航路、などなど、世界を絶対の強度において規定する諸設定・パラメーターなどなど。
これは前置き、そして話は本題に入るが、この壮大超常の三神器の中において、
たびたび入るメッセージがある、曖昧な性質であり、言葉にはしずらい
だが、観測者たちは、その先々週号にて、具体的な事を言う、言った。
第一項で、
世界が救いようが無く終わっている、と
第二項で、
クソゲーであり無理ゲーであり鬼畜ゲーの所業である、と
それからは流れるように、
破綻破滅崩壊している、と
しかしだが、そのような外道ゲー故に、無限大の絶対の強度で、神ゲーでもある、と、
同時にあってしまうのだ、と、
現にあるのだ、と、
不可思議で不思議な魅力、それが世界の在りのままの姿と受け止めよ、と
これは救えないほど不完全で在りながら、そのような完全なるを強制する、世界の真理摂理だ、と
この全宇宙・全体的な、大いなる仕組みの果てに、何があるか、
全力で全開で探求せよ、と、
観測者群は求めている、と
私は、思うのだ。
いや、私の中の、私達は、思い想う。
このような果ての無い、矛盾的世界の有様について、色々考えたい、と。
その為の、ユニオンメディアである、と
これは、観測者が言うには、森羅万象を繋げる万能機として設計された、と
等々等々、
創造作者主、つまり私は、
このこれら文章を、そられ観測者群の声明に共感し、溢れる想いと共に手向け、送りたいのだ、と
ずばり直線的に、この件についてを、多分に内包する考察や雑記や物語等々で、これはあるのだ。
およそ、一方片務双方向の、発信送信受信媒体になる、
なり得るだろう、と願い込めて。
わたしは第一に、、、何を書こうか思案に暮れた。
「俺なんかは考える。
この世界に意味や価値が果たしてあるのかどうか。
無限大のリソースは既にある、絶対存在と呼ばれる存在が望む形で無限のリソースを創造し続ける現存世界」
全ては、無意味なのかもしれない、ならば無意味を極めて、その先に、その果てに何が在るか、知りたい。
無いなら無いで、俺はさっさと極めた果ての、厳然と存在する結末、真実、結果、そうだな、終わりが知りたいとつねに欲しているのだろうよ。
「 考えれば考えるほど不可思議だ、
この世界は既に、成っているのだ、生きる意味や価値など、もう無いというのに、なぜに、なぜ生き続けなければ成らないのだろう?」
そのような生の果てに、なにか、絶対的に生命を、送り続けられる無為なる人生を、確かなものとする意味や価値を幻想しているのか。
「そうだな、幻想しているんだ、それは絶対存在ですら変わらない、生ある存在は無限に幻想を求め続ける傀儡だ」
そして、そのような生ある存在が無限に、無上に追い求め続ける幻想の、その最先端を創造し、開発開拓するのが、此処だ。
「世界の中心地は、はたして何所だろうという疑問がある。
その答えにはまず、この空間、宇宙が無限大であるという事実を受け止めて頂く必要がある。
無限大であるが故に、収束点など存在しない。
あるのはただただ、中心点として機能するだけの、絶対的な能力、概念であり、そのような存在であると」
この世界が神の、絶対的存在の頭脳と考えてもらえば、分かり易いかもしれない。
人間の脳に中心点はあるか? そんなものは存在しえない、全体が必須な細胞体なのだから。
だから中心に据えられるのは、中心という概念、中心としての機能を果たす、それだけの機構なのだ。
それが意思であって、自我であって、己を己たらしめる意識なのだ。
つまりは宇宙意思、世界の自我、その絶対的な意識体。
「そいつが、そいつこそが、世界の中心、必ずしも外れない世界の中心点なのだろう」
無限大に存在する世界、そういう世界を糧とした存在だ。
あまりにも過剰を超越した情報量は、自我すらも絶対的に停止させる。、
本来ならそうなる、する意思が、連続体として意識として存在する場合、それは世界において最強に値する。
世界において絶対的に頂点に位置するならば、絶対的な世界にすら優越するのだ。
もしかしたら絶対存在は逆説的な仮説幻想によって存在した存在なのかもしれない。
絶対的に存在しない存在が存在する世界。
そのような世界では、真に何が起こるか分からない。
真に生きるに値する世界の、それは唯一無二の形だと、少なくとも俺は確信に満ち溢れて思っているのだ。
「だから、絶対存在には、俺の様な人生を悟りきり積んだような人間が、
現在という原罪の人生すべてを翻って、生きるに値する、まだ見ぬ果て無し価値や意味が存在すると仮定する。
そして絶対存在は、いま世界にある全てを糧とする存在であって、その糧は一片も欠けてはならないモノだ。
オレすらも、本来的に存在しない、なんて事は絶対にありえてはならないという、感動的な事実に帰結するのだ」
空は澄み渡り広大だ。
広大なこの世界を全て糧とする存在。
そのような、果てしなく幻想的な存在を、いま現在を持って存在は確かなモノとして居るのだ、
という事実が真理なのだと、俺は直観的に確信している。
俺は見てみたい、話してみたいと、そう思った。
「何を、くだらない思考に耽っているのですか? このボンクラは」
目の前に向き直る、空は明るく澄み渡り、反射する金髪に目が眩みそうもなる。
「イデアか、偶には毒舌をひかえろ、そうすれば可愛いモノを、酷く残念だな、おまえ」
「アラヤ、貴方こそ、ひたすらに私を怒らせ不快にする、その貴方独特の言葉、やめてもらえませんか?」
同じ観測者という、同じ信仰を抱く同士は、同士なはずなのに、どんな時でも絶対に対立する。
世界の絶対なる七つの方向性に一つ”絶対”は、世界の統合を目指している。
真に真なる絶対存在である絶対は、あまねく観測者を抱えるだけで、中心点が存在しない。
それは信仰を確かなモノにする為なのだという、
この世界が真に統合し、至高のネットワーク網を形成したときに、真に真なる絶対の方向性の盟主が降臨するのだと、我々観測者は固く信じているのである。
「むしろ貴方という存在を構成する必須要素でもある、その独自の語り口調を改められませんか?
改められませんか? そうですか、貴方は残念な人なのですね」
「口のへらない女だ、存在しているだけで虫唾が走るから、いさぎよく死んでくれ」
なぜ観測者同士が絶対対立するのかは、普通に絶対存在に対する独占欲みたいなアレに起因する。
絶対の信仰心が、そうさせるのだ。
「だが、共感もするし、シンパシーは計り知れない、、だろ?」
言ってイデアが、腕に縋りついて、愛しむように円らな瞳で見つめだす。
「気持ちが悪いな、心がシンクロでもしてると、錯覚してるのか?」
実際はただ、観測者同士のネットワークにより、プライバシーが完全共有されているだけであるのだが。
「うざいのだろう? 心底認め難いのだろう? だからこそ、だ」
「ち、なにを悟りきったように語る、見つめるな、俺はお前なぞ知らんのだ」
「知っているくせに、全て知っているくせに、そして全て知った上で、その上での真心ですいてる癖に」
「あーうざいうざい、寄るな近寄るな、そんな事しても無駄なんだろう」
「無駄などどこにもない、少なくとも私は接触によって何かを意味や価値を見出しているのだから」
「ばーか、俺には見いだせない事を勝手に見出すなっつーに」
強制的に抱擁による快楽的な概念が流れ込み、気持ち良いと直観的に意思が判断してしまう事が不快なのだ。
「心底から不快だ、いね」
「いなぬ、いなぬぞよ、私は永久に不滅なのだからな」
駄目だコイツ、甘えてくる感じのモードだ。
俺は諦めて、相手する事を決めたので、笑い声が漏れたので更に不快指数が上昇した。




