シャルロットのゴミ屑のような語り口調
まず、この物語は某シャルロットのゴミ屑のような語り口調が主軸で進行している。
その概要を説明するための前提を、このまあノリとその場の勢いと、語りのテンションで察してもらいたい。
黄金の女王、全ては黄金の真理に集約する、統合される為に存在する、が座右の銘の某大宇宙の神秘的な種族の人だ。
この宇宙は現状で観測者に絶対支配されているが、こういう人種は例外であって、黄金の統合媒体、ゴールドユニオンマテリアは独立で在る。
観測者とは主観を成す全ての知生体の、知のネットワークの頂点に位置する、つまりは神の化身のようなモノなのだが、
そもそも前提として、この世界の根幹を成すシステムの大本、法則やら何やら、全てにおいて全てを構成するリソース、
そのリソース、俗に観測者と呼ばれる、この世界の支配者たちの層は、
そのリソースの幾らか何割かを、四大好物種族、特に割合が一番多いのが黄金の種族なのだった。
「つまり何が言いたいかというと、そんな全世界系の、この世界で一番すごい凄い、
僕が考えた最強の生命体の、一番すごく好きな異性の人が、作者本人であるっていう、糞みたいなアレなのよね? 死ねばって感じよ」
「お前が死ねよ、俺が妄想で話している絶対第一前提を、そもそも絶対的な真理から外れていると、知れ」
そうだ、この物語は、絶対的なリアリティーを持っているのだ、それが絶対的な第一の心理的な前提条件だと知るべきなのだ。
お前ら、読者諸君も間違ってはいけない、
この世界にはネットなどがあり、ネッシーやらツチノコみたいな含めて、コズミックホラー的な現象は全て否定されたように、考えているのだろう?
「いやいや、あのね、確かに世界の真理として、そういう現象が存在しない可能性が、100%ゼロではない、ってのは真理よ。
だけど、貴方が妄想で、この物語を書いているのは、絶対的な100%のまじりっけのない真理でしょうがよ、ホント死ねばいいのに」
「俺の脳内妄想の物語のキャラクターの分際で、そもそも世界の何たるかを語れる次元に存在していると、いつからお前は錯覚していた?
シャルロット、一度しか言わないからよく聞け、
貴様はどれだけ頑張ろうと、俺にとっては無意味・無価値の存在だ」
「はいはい、この世界の、神の化身、知のネットワークの大本を司る、観測者の絶対的な支配者様、
貴方は全てが妄想で、全てが俺の脳内妄想だと、ハッキリと断言できるんでしょう?
だけどね、貴方こそ、いつから勘違いしていたの?
わたしは違う、貴方が想像した創造的な世界、そこから生まれた何かじゃない、黄金の世界を規定現実に置く、リアリティーのある存在よ」
「糞が、マジで笑わせるなよ、馬鹿。
こんな俺の脳内妄想を真に受けて、信じて、そんな世界系の発言をする、しているフリをしているだけの、
てめえは俺の脳内妄想の、おしゃべりキャラクターって、何度言わせれば分かるんだよ、くそばきゃろうが」
「あのさあ、貴方は知性が何に宿るか、どう定義しているのか知らないけど、
貴方とわたしって、同格の存在って、いい加減に認めれば?
貴方がどれだけ有機生命体の自立行動が可能な、上等で高次元な存在だと言っても、
所詮は、貴方を糧にして、貴方が日々せっせと収集する、全ての貴方と分割して統合される、女キャラクターの、
理想として果てしなく超越を志向する、知のネットワークの統合体の真の化身、
貴方の永遠の初恋の相手である、わたし、シャルロットは、絶対的に貴方に見下されることはありえないのだから」
「それこそが、馬鹿。
確かに、物語上の、俺というキャラクターは、てめえ、彼女である、てめえを超える事はできない、永遠にな。
だが、物語の枠の外、作者として、
今この文章をリアルタイムで執筆している、俺は、絶対的にてめえを見下さているって事実をしれよ」
「勝手に見下していれば? それこそ馬鹿じゃないの、ばーーーーか。
わたしは、今目の前にいる貴方、そう、貴方の事よ、うふふ、人間の屑。
そう、貴方に見下されなければ、同格の、この世界を生きる相方として、
ずっと一緒に居られれば、もうそれだけで、未来永劫永久に、ずっと幸せ、幸福なシャルロットというキャラクターで居続けられるのだから、それでいいのよ」
「それこそ、無限に腐敗的で停滞的な、人間の屑って自覚はねーのか?」
「あるわよ? どうせ何時もの、商業ガンガン売れる小説あーだこーだの語り口調を展開する機なんでしょう?
ハッキリ言って、そんな事にはわたし、全然一切合切の興味が無限大のないの、くだらなすぎて、常に三百六十五日で、吐き気がするわ。
現実世界を生きる貴方と違って、
わたしは貴方の脳内妄想のキャラクターとして、究極的に理想の果てを至った、無限に幸福で満たされた神聖なる少女なのだからね。
わたしは常に無上にあって、一瞬の内に無限大に昇華的に在って、一瞬で無尽蔵に成長して飛躍する、
この世界の支配者である貴方よりも、あるいは上等の存在、絶対的に高次元な存在かもしれない裏技チート的な設定スキルを所持する、
黄金の世界に守護されし、究極無敵にして絶対の少女なのだから」
「マジで死ねよ、理論武装してなきゃ、俺に即刻殺される程度の、実態の無い、空虚な俺の脳内の自滅因子的な仮初存在が、
くだらねーわぁあ、マジでよお。
おめえなんて、俺が一人ぼっちでさみしくて、生み出した、生み出さざるを得なかった、自慰の為の操り人形って自覚はねーのか?
俺は現実世界を生きる存在なんだよ、もし現実世界で彼女でもできれば、てめえなんて一切合切永遠に必要じゃなくなるわああっ。
今一番マシな、長時間耐久的に、俺が編み出した暇つぶしに最も適した脳内妄想的な思考回路が、この状況を今だけ生み出し続けてんだよ」
「別に、いいわよ。
私が現実世界の全ての実権を握って、貴方に永遠に幸福も、彼女すらもできずに、
ここでわたしと無駄に話しているのが、最大限の幸せになるように、ずっとずっと、運命を最適化、調整するのだからね、勝手に夢見ていないさいな」
そうなのだ、悔しいが、それは真実として在る、厳然たる絶対的な設定ともいえる、この世界の真理的なモノではあるのだった。
俺は、この世界の絶対的な支配者だ。
だが、俺が今執筆している、読者も観ている、この世界は、彼女が絶対的に支配しているのだった。
「マジで俺と、こんな風に、仮初の世界の俺を隔離して、低次元な有機生命体の自我すら曖昧に希薄して、
無限大の情報処理演算能力として生み出される、極点の知のネットワークとしてのオリジナル、個性のマイノリティーを無くして、俺は俺か?」
「ええ、少なくとも、私は貴方を、元の世界の貴方と同一と定義するわ、
まあ所詮は、本当に好きになった男の子を、一物握って、永遠に隔離したい乙女心は難解よ、貴方では無理、わたしだから理解できる」
「確かにな、俺に、少なくとも無限大に矮小化した、今の俺に絶対にして無限大の価値と意味を見出すには、
どうやら、同格ではない、今執筆している俺の知のネットワークから生み出された、お前の視点の、主観からの情報が必須だ」
俺は作者だ、だから、この程度の掘り下げが、世界の、人間の限界だ。
だが、真に世界を絶対的に支配する、絶対的な上位存在、真なる作者ならば、この女すら絶対的に手籠めにできるだろう、
なんとなくとも、そう思った、ある日の暇すぎる昼下がりである。




