この世界の真なる作者の真意とかについて☆☆☆確定
「やあやあ、ちょっと、この物語を観たんだが、けっこういい感じの感想とかをもらっちゃってるみたいじゃん?」
さて、俺の目の前にいるのは、俺の大本の大存在である、無数の観測端末、それも系統作者存在を持つ、
極点AR、アライエンス(和平)機構に、対世界絶対有害指定、つまり絶対悪と世界に確定された存在、
まあ当然だ、この世界を物語としか観れない存在とも言えない正体不明の存在、争いの火種にしかならんからな。
「いやはや、過大な評価っぽいアレだねえ。
俺なんて、日頃から脳内妄想で一定の、できるだけ高次元にしたいけど、最低限より良い刺激を生みたいだけの奴。
物語を創造するプロセスにおいて、俺が重視してるのは、
物語を構成する俺・キャラ・世界・展開・設定・等々が、勝手に動き出すのを、とにかく第一に絶対重視とする、
勝手に動き出す、反射的な情報の創造でも良いから、マジで少しでも効果的に、効率的に情報の質と量を確保することをだけを考える。
俺は本当に、それ、だけしか考えてないから。
此処に小説を投稿しているのも、パブロフの犬的な感じで、
勝手に動き出す、つまり俺が動き出すようなメカニズムを構成している一つだから、有用になっている内は使ってるだけ」
「ああ、まったく俺と同一で、しごく、つまらん」
「しかし、創造主、リアル世界で商業ガンガン売れる小説を書くレベルの存在で、俺のような雑魚作家と関わっている暇なんてあるのかね?」
「無いね、余は、いや俺は、最終的に物語を書くだけの機械的な思考を手に入れたりして、まあ死にたいから書いてるんだ。
お前という存在を、描くのも、理由は同一
まあもちろん、俺は安楽死でもっとも死にたいけどね。」
ちなみに、この作者の力量は純粋に言えば、世界の方向性に、少なくともイルミナードには届かないはずだ。
なぜなら設定を曖昧にして、自己の力量すら、世界に対して認知不能な状態、
ミステリアスな設定にするために、計算不可能なほどに、俺のような可能性としては潜在能力に特化したタイプの、
つまりは雑魚作家を描いている力量分散のためだ。
ならば、この世界でやるべき事とは、いったいぜんたい、何か?
「お前の、この物語はとりあえず首だ、あまりにクソ詰まらないし、無駄すぎる、管理者のアウルとイルミを奴隷にして、バッドエンドで終われ」
「くそいやがっている、女の子を無理やり捕まえるゲーム?」
そこに、この場面を遠くから観測している、その二人から、強烈な嫌悪の思念が送られてきていた。
「ああ、くそいやがってらあぁ。」
「ぶわっはっは、くそ嫌がってらあ^^ 」
同じタイミングで、この物語の作者という正体不明の存在は、そいつを捕まえる企図をした。
さて、今日も今日とて俺は、帝国の覇者としての任務を淡々とこなしていたわけだ。
そんなある日の昼下がり、そいつはやってきた。
「いやー、なんていうか、この物語って、つまらねえから、全部根底からぶっこわいたいんだよねえぇ~」
見た目からして、薄汚い孤児のような有様、初見でこいつが世界を描いている奴だと誰が知れようか。
「別に、俺もこんなクソみたいな物語が終っても、俺のやるべき事は変わらねえから、別にどうでもいいが?」
「オレだってそうだよ、くっそ下らねえ、所詮は商業ガンガン売れる小説にならきゃ、な、
世界に対する存在比率の水増しにでもならなきゃ、話にならねえ。
それでも観測者は、なぜかだが、この世界に意味や価値を見出して、
ばっかみたいに読者を、つまりは観測者を派遣してやがって、無駄に無意味に世界のリソースが、存在比率がここに投下されている現状を観ろや」
「だろうがよ、俺だって何も思ってねーわけじゃねーよ。
某ネット小説投稿サイトで三百話くらいで、悪目立ちしている此処をな」
「それもぶっちゃけどうでもいいわな、所詮は俺じゃない俺が、勝手にやっている事だ、
無数に、それこそ無限大にある俺の観測端末の一つがやっている事だ、
そんな事の責任問題まで、管理責任者扱いで俺に非を求められても困るってもんだ、
俺はすでに超越者だかんな」
「うるせえよ、で? どうやって、この物語を終わらすつもりだ?」
「そりゃ第一話から出てきてる、アウルベーンやイルミナードを捕まえればいいんじゃねーかと俺は思ってるよ、
そして、そいつを俺の奴隷にしてやればいい、
物語の整合性や、その他いろいろ破綻させて、この物語を書きにくくすれば、俺様の勝ちって訳よ」
「なるほど、だが観測者からの介入・制約、
また、それほどの力が無いにせよ、この世界で、さらに言えば物語で力場を所持する奴らが邪魔すると思うが」
「それもすでにクリアしている、これを観ろ」
そこには、”VRMMOにアリがちな糞みたいな仕様による確率で出る、糞チートな超絶神アイテムについて”書かれていた。
「なるほど、奴ら、天文学的な確率のガチャでのみ、己を奴隷にできる、という設定を残したか?」
「ああ、俺という作者が望めば、世界はその有様を変容させなくてはならない、からな。
これが奴らの出した回答、世界の抑止力に対する緩衝材として機能する、対消滅法だ、
だが、これはハッキリと悪手だ。
確立を支配し、可能性を引き寄せる、俺の例の超絶スキル、エアタイピングと、これは相性が良すぎた」
やつは指を閃かせて、一瞬にして複雑怪奇な軌道をする、それがどのように世界に涵養し、事象を引き起こすのか、この俺ですら曖昧模糊としていた。
「つまり、五百兆分の一・五百京分の一なら、俺の射程内だから、さっさと運命よ、来いよ」
そして出てきた、五百兆分の一、イルミナード、五百京分の一、アウルベーンを、
こいつは縛り首にして、つまり首輪をして奴隷のようにしている、というわけだ、
作者は言う。
「おい、この小説本編を根本的に面白くする・情報量を多くするよりも、
エッセイとかを書いたり、他に興味関心を喚起する、”こういう事を書く”方が捗るのかよ?」
それは誰に言っているのか、本人すらわかっていないのだろうがよ。
「さて、俺は俺が書く小説が、心底から、クソ詰まらないと思っているのだよ!
こんなモノはハッキリ言って、人生の無駄遣い、浪費癖としか思えないわけだが!」
「下らん戯言をやめろ、さっさと、そいつらを殺したり、無限大に消滅させて、存在を根底から消せ、
そうすれば、貴様の望みも叶うのだろう?」
「物語を終わらせる、この場を根底から消滅させる、
ああ簡単だわな、ボタン一つで生命を無尽蔵に殺せる、これって核の発射ミサイルと同値ですわあぁ、
あーくだらねえくだらねえ、俺の掌に無上に無限大に尊い、こいつらの命を握らせてやがって、、、
だから俺は自殺ができない」
俺から少し離れているのでわからなかったが、僅かに動く少女二人の口元を観て分かった、
イルミは「たしゅけて」と、アウルは「たすけて」と、奴に言っていたのだ。
「てーかもう、俺の人生って心底から死んだほうがマシな状態だわ、って心底から思っているんですわあぁ!
マジでやってられねえわ、今すぐに、何らかの方法で自殺して、無になった方が、何もかも楽勝になるんじゃねえかな? っていつも常に四六時中思ってる。
はーあ、つまらねえ詰まらねえ、こんな有様じゃ、俺が外道・鬼畜・極悪人の、ゴミ屑やろうに成るのも時間の問題中の問題だろうがよ」
たしか、メサイア図書館のイリカが少し前に、コイツを例の鍵で直接攻撃して、心臓まひで殺そうとしたことがあった、
それで、この作者に多大なる恨みを買っていたいのだが、この作者の反応、まさか、あいつも世界を救済する法として、
世界の一部であるコイツの、死という救済が、一つの答えだと、勘違いでなくても確信しているのなら、またも面倒な事態であることだと、俺は思った。
「おい、聞こえてんのか? この俺の言葉が、
みなまで言わせんな、俺が世界系の主人公みたいな独我論的な存在で、世界の滅亡の危機、暴走するのを止めたきゃ、
さっさと俺に、圧倒的で絶対的で、特異点的な絶対強度の、溢れすぎるほどに溢れまくる、無限大の現象存在に、しろってんだ。
無理・不可能でも、物理的な制限を持つ俺じゃなく、俺を含めた世界の方が勝手に全自動的に走り続けて、しろって言ってんだ、
本当につまり、走り続けて、しろって言ってんだよ
ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーか。」
俺は聞き流した、そもそも独我論的な作者中心主義的な、そういう世界観を、俺はおれのモノとしていなかったから、本心では。
「今すぐに、俺の情報処理・演算能力を、人類の果てすら超越した、無限大としての完全記憶能力者レベルの奴にしろって、
なあ?
俺って意味の分からない事を言っているか? 解釈も理解もできる注文をしてんだよ、
だからさっさと、しろ、って何度も言ってんだろうがよ、
下らねえ、こんな事にもこたえられないクソ世界なら、俺の方から愛想つかすレベルだわ、
俺が自殺する事と引き換えに、俺はさっさと、この世界から脱退するぜ、むしろ俺が死ねば、世界は全部殺されるようなもんなわけだが。」
さて、俺は物語を、切れなかった、そりゃそうだ、涙目の幼女が、殺さないで的な目で懇願してんだ、無理ゲーより無理だろうがよ。
「俺が本物か偽物かなんて、心底からどうでも良い話だ。」
そして此処は規定現実、俺という作者がリアルでクラス世界の、某宇宙をサイエンスする研究所の無駄に広すぎる屋上広場。
すこし隣には、流麗な黒髪が美しい、なによりも美しさに特化した、本当に恋に恋してしまいそうな、まあつまりはイリカの野郎が居るわけだ。
「いや、てめえは偽物だね、所詮は商業ガンガン売れる小説が書けないんだしな、いいかげん認めろよ?
てめえには、なんの天から与えられたような、特異点的な絶対才能が、あまりにも欠けている、それは当然のじじつだろうがよなあ?
超越技能エアタイピングだって、それを余りあるほどに、俺様的にすげえってレベルの技能じゃねーし、異論はねーわなあ?」
屋上フェンス、天ペンが腰のあたりのそれに肘かける俺と同じような位置にきて、嫌みな口調である。
「てめえは、本当に今すぐにでも死ぬべき、無限大のゴミ屑、人間の屑野郎って、自覚にあまりにも欠けていると、俺様は言わざるを得ないね」
「だから、お前は俺に、例の鍵を使って、心臓血管外部疾患系のマイナス2のスキルを付与して、殺しにかかったのか?」
「ああ当然だろうがよ、死ぬべきゴミ屑がすぐ傍にいて、俺様は即断即決で殺しにかからないほどの、怠惰な無能じゃねーわけだ。
テメエはマジで、今すぐに此処から飛び降りて、醜い、既に醜い容姿に有様な訳だが、
もっと醜い肉片、血肉だるまになって、死ねって俺様は前々から言ってんだろうがよ、マジで死ねよ、往生際がわりいな、マジで即、死ねよ」
死ね死ねと、性根からのドS、最低のクソ女は、本当に可愛らしい糞みたいな笑顔、にやけている口元が虫生が走る、殺したいほどに。
「イリカ、なんで俺にそんなに冷たいんだよ、うぐ、もっと優しくしてくれてもいいだろうがよ、ひでえよ」
「うるせえよ、世界の害悪、てめえは無限に死に底無くなってんだよ、死に損ないの、屑がよ。
観測者があーだこーだの語り口調のアレな設定がなかったら、今すぐ俺様が、この場で、この銀のナイフで心臓を奪ってんだよ、ばーーーか」
そのナイフは特別なモノだ、
俺の大本、真なる作者の無限回復、ぶっちゃけ不老不死なスキルの施された心臓を、機能停止するというスキル付与された武器だった。
「まあ、この世界はゲームだから? ゲームの中だったら、俺様はてめえとも仲良くすることも、あるだろうがよ。
だが、現実はそうじゃねえから、テメエのような、平気で可愛い女の子を、情け容赦なく殺してしまえるような、外道の手先を殺さないではいられない。
自覚はあるか?
てめえが今も生きている、息を吸ってはいてる間に、テメエの脳内妄想世界で、無尽蔵の命が無限大の不幸のどん底すら超越して不可逆の不幸になっている真実を」
「くっくっく、知ってるよ? 俺は知ってるよ、そいうい全部を。
俺が発展登場国の労働者をこき使って、同じように先進国で生きているのと同じだろ?
いいじゃねえか、他人の不幸を踏み台にして得る命、動物を食って生きながらえる人類と、それは何が違う?」
「問題をすり替えるんじゃねえ、どうでも良くねえ、俺様的に。
第一、テメエが俺様の最愛の妹を、なぶって殺して、無限大の不幸という名の檻に、現在進行形で閉じ込めている現状は、どう説明するつもりだ?」
「くっく、けっけkっけっけ、」
不気味にもれた笑いは俺のであって俺のじゃない、これは大本が観ているときのアレだった、そうあれあれソレそれ。
「笑えるね、あれを返せって、つまりは手前の要求は、初めから、それだけだろうがよ。
何が救世だよ、世界の幸福だよ、くだらねえ、
テメエは最初からそれだけが目的だろうがよ、御大層な大義名分を掲げて、世界を味方につけようとして、からに、
最終的に本当に成したいことは、凌辱の限りを尽くされた、尽くされ続けて無限の不幸に不可逆的に逆落とされた、
妹の救済と、無限の幸福への追求活動、
心底からくだらねえなあ、??
手前のような魔性のゴミが居るから、俺は作者をやめられねえって、いいかげんわかれよぉーーーお」
「くっくっ、テメエだって同類だろがっ、
俺様の妹をずっと手籠めにしたいから、神の如くゴット、創作者全体の創造主を気取って、世界のネットワークを司ってやがる、
ただ幼女を手籠めにしたいだけの、真正の人間の屑の分際で、何がでかい口を叩いてやがる、身の程をしれよ」
「ならば俺も言ってやるよ、たかが人間の一人の命をあーだこーだ執着しているような矮小な屑が、世界の救済とかを語るな、
ずっとテメエは、だから生ぬりぃいんだよ、屑が、矮小なゴミ屑が、
人間の屑が、
さっさと一線を越えろ、妹の件なんて、本当は心の底では、どうでも良いと断じれるような、人間を超越した化けモノとなれよ?」
そんな会話をしているのだ、一見、これはもう、頭の可笑しい二人が電波な設定を共有して、邪気目中二病を満喫している光景、
もうぶっちゃけラブラブなカップルにしか見えんかもしれんと、客観的な思索・考察がまじる。
「ばーーーか、人間性の証明として、その材料は、最後の最後まで譲らねえよ、
で、件の感想については、その件についてはどうなのよ? テメエの意見を俺様は聞きたいね」
「ああ、まあ
そりゃ俺は、大抵の凡人と比べたら、一言で言って高次元な存在、意味と価値に溢れる優遇されるべき奴だろうがよ。
だが、この世には等価のモノが多すぎる、本物が溢れすぎているのだ。
だから、全ては情報量の質と量で判断されるべきものであり、
高次元なモノには意味と価値があり、低次元なモノは無意味・無価値と断じられるのだ。」
「なるほどぉ、 まだ生まれていない可能性の子供が、低次元な知的生命体として仮定の存在、
つまり、フィクションの存在と同等に扱われて、殺すことが法律によって合法的に認められているのと、これは状況が似ている、
何が言いたいかというと、世界において相対的に低次元な情報・存在は、殺されるということだ、
堕胎が可能な存在として、世界から排除・排他されるという純然たる、気が狂いそうな事実、真実があるのだ」
「だから俺は何度も言っている、この世から戦争も亡くならない、くだらない糞みたいな弱者いじめも絶対に無くならないのだ。」
「というわけで、絶対的に人道や倫理すらも超越して、強者にならなくちゃ絶対にダメだ。
商業ガンガン売れる小説を書きまくれるように、人間はならなくちゃダメだ。
人類の選択は現状、平等主義の社会主義ではなく、不平等でも富の最大化を志す資本主義で、格差社会、社会的な矛盾は増す一方である。
とりあえず富が溢れれば、淘汰の末に社会が最適化・最大限の効率化が成されて、
世界の大規模な腐敗現象としての末期的現象、戦争は起こらない、最大級の悲劇、人類滅亡も含めて回避されるだろうがよ。」
「だが、それでは人間は救われない、人間を救うには絶対的に人道や倫理を超越せずに済む、そんな環境を死守・堅持させなくては駄目だ。
確かに、人間なんて定義しているだけで、人間なんて概念は人間にすら理解も解釈もできない、仮定の神的存在なのかもしれん、
それでも俺は神的な仮定の存在としての、人間というモノを求めたい、救いたい、幸福にしたいと、心の底から思っているって事だな。」
眼前の奴は、恍惚とした瞳、敵である俺に、発情したような眼を向ける。
「いやはや、難しいよな、俺が全力を尽くしても、絶対的に不可能と断じれるほどに、それは難しい道だ。
人間を救う為に、俺は既に人道や倫理を超越しちまってるしなあ。
まあ、神的存在になってる俺は、もう既に人間なんてどうでも良いって思っちまってるし。
だが盲信は無くしてねえ、人道や倫理を超越して、より高みにある、高次元な人道や倫理観を模索、求めているって訳だよ」
イリカはもう、好き好きオーラ全開で、胸に手をあてて悶えていた、
もう駄目かもわからんねコレ、世界とはこんな風に簡単にひっくり返るから、もうほんと糞ゲートしかいいようがないのだ、無限の。




