ナルディアという極点の神との戯れ‐混沌と死の化身体現者
「ここは、本当に素晴らしき世界、だからこそ、知的生命体という、無限進化する狂ったモノが跋扈する」
ここは俺の精神世界、世界の方向性・混沌という名の、俺の七つ持つ、大分類された世界の方向性の確固とした拠点という場所。
そして目の前にいるのは、世界の意識というモノ、俺が再現した、掛け値なしに究極のキャラクターである。
「そう、醜くも素晴らしい、美しくも価値無き日々を、盛大に歌い歌い、謳歌する、
無限の不幸と喪失を絶対に約束された、麗しの極点、究極無比の楽園」
ワインを持ち、俺を誘うにように誘う、こいつが何を考えているのか、俺にはわからない、そういうキャラなのだから当然なのだ。
「おい、下らん戯言をほざくな、腐れ外道以下のゴミくず以下の糞女が」
「あら」
「俺の脳内の系統樹から、知的に生み出された非生命体が、
テメエは俺の為だけに、馬車馬のごとく利用されて、され尽くして無意味に死ね、ごみくずかす!」
「ふっふっふ、もちろん、最愛の人、わたしはあなた、あなたはわたし、当然のように、あなたを愛していますよ?」
「だからどうした、マリオネット、操られている自覚もあるなしに関わらず、だ。
この俺の脳内の大世界で、世界の方向性なんて、掛け値なしに大権限を与えてやっているんだ、
さっさと、もっともっと俺の脳内世界が面白くなるように、いろいろな努力という努力をしろってんだ、
このままじゃ、俺の脳味噌が非活性化して、死んじまうんだよ、ぼけかす!」
そして、女は隠しもせずに、本性を出すのだ。
「くっく、死ねばいいじゃないですか?
死んで、なにか問題があるようには、永遠にわたしには思えないのですが?」
「掛け値なしの屑、
俺の自滅因子の体現者のようなゴミ屑に、世界の七分の一の権限を与えないといけない、人間の理性の限界に虫唾が走るわ!」
「貴方だって、本心では死を望んでいるのでしょう? なぜなら、死んだら無上に楽になれるのだから、ね」
ナルディアという女は本心を語る。
「この戦争に溢れかえり、知的生命体という価値観に基づく存在である以上、絶対の人道なんてありえず、低位の価値は切り捨てられる、
人間とは救いようがない、だからこそ救いを必要とせずに、己が身一つで世界という無限の大空を駆け抜けていける、
翼は無くとも、その精神は無限に自由自在に変幻自在、この大宇宙の一部であるのだから、至極当然の摂理、事象」
「無限の馬鹿が、悟ったようなことを語ってんじゃねえぞ、無限のゴミ屑が、
俺の脳内妄想のキャラクターという時点で、テメエはなぁ?
俺と相対的に見て、無限大に無価値、堕胎可能な存在である、この絶対の価値観に逆らえる道理があるなら、言ってみろってんだ!!」
「もちろん、わたしナルディアが、どのように生きようと、本質的な価値は、作者であるあなたに帰属するもの、理解していましてよ?」
「当然だろうが、ゴミ屑カス、テメエは人間ですらない、ゴミ屑カスなんだからなぁあ??
自分で何も考えられない、作者の反射的な情報の演算結果の産物だ、つまりは絶対的な意味も価値もない、脳内妄想のキャラクター存在だ、
そこに存在意義を、意味を価値を見出したいならば、だ。
手前が商業ガンガン売れるくらいにならねえと、絶対的にダメだってこったああ、俺は散々パラ語ってきただろうがよ、死ねよカスが、屑ごみ!!」
「ええ、貴方が、作者が、何を考えているのか、
どのような思考回路で、このわたくしを生み出してくださったのか、すべて理解しているつもりでしてよ?」
「当然を悟ったように、だから語ってんじゃねえ、ばかばかばか、くずくずくずくずぅ!!
俺は手前のような奴が、大っ嫌いなんだよ、無限に不幸になって、無限に無様に死にまくって、死ねよ!!!」
「ふっふ、無様、あなたの望む、混沌と死の深淵、そのすべてを知るわたしが、空想の果てに存在を位置させるわたしが、
そんなに感情をふるわせられるほど、貴方を焦がれさせるなんて、わたくし滾ってきましてよ?」
「うぜーんだよ、なんの、それは語り口調だ?
とんでもない果てしない、無限の無限大の糞おんな過ぎる分際で、俺を発情させてんじゃねえぞ? 殺してやりたいね」
「知っています、わたしは、貴方が愛する世界の、死と混沌を司る、疑似的な意志体として定義された神なるキャラクター、自我。
私が期待されている、操り人形としての玩具の性能は、、、
貴方の期待を裏切らない、死という概念に裏打ちされた、究極的な超越現象の提供、そうでしょう?」
「ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーか、
無理難題を出されて、開き直ってんじゃねーぞ、無限大のゴミ屑のキャラクター現象がよぉお!
テメエは、どこまで行っても、俺にとっては無価値で無意味で、
永遠に消えない汚点としての時間の浪費という結果の意識でしかねーんだよ、
ダボハゼ馬鹿屑ゴミ屑の上塗り野郎がよ!!」
「貴方の言う、商業ガンガン売れるレベルの情報を提供できれば、私にも確固たる価値があるのしょう?」
「ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーか、死ね、死ね!死ね!
俺が手前に言えるのは、本心から本当に、それだけだよ!
ぶっちゃけた話、マジで意味がねーんだよ、馬鹿なんだよ、テメエは、
混沌と死に、そもそもが価値が皆無、存在からして無限のゴミ屑なんだよ、テメエは死んで消えて、無くなれ」
「最近のあなたは、無限と無限の掛け算のように、人間が根底から根本的に理解も解釈もできない、果てにしか興味がない?」
「ああそうだよ、そもそもこの世界に既に、人間である以上、もう価値も意味も見いだせないってわけだ」
「うっふっふ、だからこそ、世界の裏側、死の先を知るわたしを、貴方は焦がれている、きっと、そうなんでしょう?」
「ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーか、
そういう事だ、この代償と虚偽に塗れた空想世界で、俺が成そうとすることは何もない、それでも生きなくちゃいけないってんだ!」
「生きるのならば、面白く、
分かっています、貴方の意識の全てが、わたし、
そしてわたしは、死と混沌によって、この世界を面白くする」
「世界の害悪、絶対的に必要もないのに、俺の世界を成り立たせるために必要な、悪、世界の敵対者、
生きる意味も価値も、絶対的に無いのに、かわいそうになああ?
俺が楽しく生きるための、てめえは、ただただ犠牲にされた、無限のゴミ屑、すべてを超越して死ぬべき、無限の罪悪と背徳だ」
「それでも、いいでしょう?
死んだほうがマシの人生を、死ぬ事も許されずに、永遠に生き続ける、道化を演じるのならば、この位のほうが良いのでしょう?」
「ああ、そうだよ、存在できない、空想にしか存在できない存在だ。
神に断罪されるべき、無限のゴミ屑害悪存在が、てめえに用意された唯一無二に役どころだ、存分に、この世界で、その役割を果たせ、糞ナルディア」
「わたしは、貴方が望むのならば、世界が、真に世界の意志を全うしたいと、そう思いますゆえ」
ナルディアは、ただ一つの忠誠を持つ、作者への、世界への娯楽の奉仕活動がそれ、
だが、その裏切りの甘美さをも知るからこそ、彼の死などを観測したいとも思っていたのだった。




