表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

238/588

ドリームワールドへの道程‐蒼の回廊でシャルと



 俺は夢を見た、遥かなる、果てが無いほど遠くの、これは異世界に繋がる光景、風景だったのであろう。


 風が心地よく流れている、ここは海峡である。

 そこに、俺が唯一に思い、憧れる、全部を超越的な超絶金髪碧眼の美少女が居るのだ。


 彼女こそが、俺のシャルロットである。

 涼やかな心地で、綺麗すぎる流麗な金髪を靡かせて、俺に流し眼をしているのだ。

 胸が熱い、魂が焦れる。


 この少女と、こんな少女と、一生を共にしたい、俺の理想の体現者であり、夢にまで見て、恋焦がれる、

 俺が唯一の恋愛による発狂をしたいと思える、理想すら超越する勢いの、超越者風味の女なのである。


「どうしたの? そんなに息を乱して?」


「え? ああ、そうだな、息が乱れてる、おっ、お前が好き過ぎるからだぁ!」


 それを聞いて、彼女の状態を、敢えて描写するなら、失笑風味の微笑だ、

 素材からして超一流の金髪美少女に、そんな事をされたら、魂から既に溶けてしまいそうになる、溜まらないのだ。

 でも、これすら形容不足だ、本来なら幾億の言葉でも、眼前に映る彼女を、僅かの価値や意味としても表せないのだから。

 それでも、俺は俺の認識する彼女を、無上の賛美と敬愛を持って、表現したい。

 それを知って、認識して、喜ぶ彼女を、俺が想像する事ができるからである、まあ、他にも理由があるのだろうが、簡単に思いつかないので、省略!


 「恋人じゃないの」


「はあ? 恋人?」


「ええ、そうよ、貴方とわたしは、相思相愛、心から愛し合っている、

 来世でも、永遠に二人が一つに結ばれる事を、祈ってやまない、だだ甘いカップル、番でしょう?」


「そんな事が、ありえるのか?」


「ありえるって、現実じゃないの?」


 俺は困惑する、こんな超美少女と俺が恋人、夢だからって、あまりにご都合主義過ぎやしないか? 兄さんや?

 でも、夢だと思ってるのは、俺だけ、

 眼前のシャルロットは、困惑の眼差しを向ける、つぶらな瞳すごく可愛いですねって、思った。


「まるで初対面で、告白してきた、あの頃みたいじゃないの?」


「えっ、あの頃って、いつ?」


「ああ、そういうこと」


 シャルロットは、納得したように、呟いて、俺に急接近してくる。


「貴方、夢見病の、発作が起こったのね」


「え? 俺って、そんな発作があるの?」


「そうよ、

 貴方は、遠い世界に住む、自我が、偶に貴方の中に入り込んで、悪さをするって、病を抱えてるの。

 だからまるで、今が夢で、なにをしても良いって、そんな風に思ってしまう、時があるの、残念ね」


 シャルロットは、そのデカイ胸を張って、微妙に触れるくらいに接近、

 俺と背丈が変わらないくらいに思っていたが、それは存在感から来る錯覚で、近づくと上目づかいに成る、超かわええぇ!


「うわぁ、シャルロット、すげえ可愛いよ」


 思わずだ、思わず、その造形の良過ぎる、外国風味の超美女顔に、言ってしまった。


「へえ、面白いわね、もっと褒めなさいよ、わたしも、わたしの見目麗しい顔は常に、どんなときでも、誇っているの、さあ」


「ああ、興奮が収まらないよ」


「うんうん、それって性的興奮?」


「いや、これは単に、美術品を愛するような、崇高な、邪念無き、気持ちだよぉ?」


 シャルロットは、さらに近づいて、胸を押し当てて、くる!、おうふぅ!


「嘘おっしゃい、この、嘘つきめ。

 お前のここは、盛大に反応してる」


 言いつつ、嗜虐心の溢れる目つきで、瞳覗きこまれる、ひええ。


「酷いよぉ」


 俺は涙目だ、好き過ぎる女の子に、こんな事をされれば、嬉しはずかい悲しいで、とかく刺激が強過ぎて、

 つまり、俺はひよってしまうのだ。


「知らないわ。 

 わたしはね、こうやって、弱り切った貴方を苛めて、楽しむのが、わたしの人生最大の生き甲斐、楽しみだと、

 どこまでも確信に満ち溢れているの、

 だから、胸を張って、堂々と、貴方をこうやって苛めてやるわ」


「嫌だよぉ、やめて、シャル」


「いー・や。

 だいだい、貴方だって言ったじゃない、

 俺は苛められて喜ぶ変態だから、偶には積極的に苛めてって。

 せっかくわたしが、はしたない女と思われたくなくて、自重していたのに、

 貴方は自分がわたしに苛められたい、そんな欲望を満たす為に、

 そんな醜悪な、被虐趣味を、わたしに向けて、誇らしく露出したの。

 貴方はね、

 苛められて喜ぶって、好きな女の子に言って、プライドを持てる、異常性癖の変態なの、自覚しなさい」


「あうぅぅ、くーん」


「駄目、かわいこぶっても、許さない。

 変態の自覚をもったら、私に対して、絶対に生意気な事をいわないこと。

 さて、

 貴方は興奮して立つ、インポテンツじゃない、だったら、わたしに性的魅力を感じすぎて、こうなった、

 これは紛れもない、その証拠物件よ、

 ねえ、そうなんでしょう?」


「は、はいぃい」


「よろしい、あそこに行くわ」


 シャルロットが指差す所は、なんかトイレっぽい個室だ。


「行ってどうするのさ」


「楽しい事するのよ? 楽しみでしょう?」


 俺は手を引かれてしまう。



 個室で、シャルロットと向き合う。

 一言でいって、ヤバ過ぎる、興奮し過ぎて、今にも死んでしまいそうだ。


「楽しいわね、心底好きな男が、密室に連れ込まれただけで、死にそうに息を乱して、はあはあしている、

 そんな姿を鑑賞するのって、なによりも心を満たす現実よ」


 俺は言葉に意識が向かない、

 この夢のヴィジュアルの凝り具合は、本当にヤバ凄いのだ。

 シャルロットは、美しいが、さらに補正が掛かっているのだ。

 文学的に官能的に、これは表現できる極地の極致で、初めて多少の、この眼前の素晴らしさを多少表現・表出できる程度、

 だが俺は実行する、

 言葉だけでも、鮮明に覚えておきたい、これは素晴らしい風景だ。


「シャルロット、お前の姿は美し過ぎる」


「知っていたわよ、当たり前過ぎて、空気がおいしいって言われるくらい、滑稽な台詞よ」


「いや、違うんだ! これは可愛い! 愛くるしいって、そういうことだ!」


 胸がドキドキ、心臓が馬鹿みたいに激しく脈動して、ヤバいのだ。

 シャルロットが好き過ぎて、独占したいし、可愛がりたいし、やりたい事が多過ぎて、今にも爆発してしまいそうなのだ。


「やめなさい、さすがに、恥ずかしくなってきたわ」


「やだね! 俺はお前を辱めたい!」


「くぅ、ついに本性を現したわね、このっ」


 俺は溜まらないとばかりに、シャルに抱きつことする、シャルは抵抗するように身体を割り込ませる。


「その柔らかくて、愛らしい身体を、抱き締めさせてくれ!」


「嫌よ! やめなさい!冷静になりなさい!」


 そして、取っ組み合いみたいな悶着の末に、俺はシャルロットの例のアレ、

 全世界的に観て、テンプレートに成りそうなほどに、歴史的な大事において使い込まれた、そう例のアレ、

 ゴールドパンドラと呼ばれる、黄金の種族の黄金郷においてすら至高の逸品と謳われるモノ、

 絶対化による魂の完全掌握によって、つまり己の一物を握り込まれて、封殺される結果になった。


「うぐぅ、、やめてよぉお!」


「うっふっふ、これで動けないでしょう?

 男なんて簡単なモノよ、これを握り込まれたら、魂を握り込むよりも、たやすく委縮する、

 己の存在の矮小さを、自覚なさい」


 俺はまた涙目にされる、

 だって酷いだろうがぁ、

 好きな女に、男の象徴である愛欲のような大事な魂の奥底のアレを、乱暴に、むんず掴まれているのだ、このシチュエーションは色々酷過ぎる。


「連れ込んだのは、シャル、お前だろうがっ」


 俺は率直に言って、期待していたのだ、だけどこの有様は落胆であるのだ。


「まあ、ね」


 シャルはバツが悪そうに、呟くように言う。


「わたしだって、貴方と、ここで、エロエロな、

 まあ観測者に規制されるから、やれないのだけどね、単刀直入に、

 エロ漫画のような、極端に極度に、美化のような形で刺激的に昇華された、

 男女の営みをしても良いと、いいえ、がしたいわよ」


「うぅぅう!!」


 くはあ、くはあ!

 俺は凄いぞ! 俺は凄いぞ!

 こんな見目麗しい、求めて止まない繊細な精巧な西洋アンティークドールのように、

 金髪碧眼の妖精ちゃんから、心の底からの思いで、男として求められているのだぜぇ!


「でも、ちょっと無理ね」


「うえ、どうして!」


「ガッカリしないで、他の方法で、やってみるから」


 もしかして、っぱあれか?

 イリスの観測者、その系統樹が牛耳る世界観の構築現象の影響力、又はあの総覧者で、創造者が、邪魔してるのか?

 俺は夢を見るが、その種類が存在する。

 分かり良く言えば、この世界は、エロ禁止だと、そういう世界観が存在するのだ。


「もしかして、エロい事だめな世界なの? ここ?」


「はあ? どういうことよ、違うわよ。

 この後に、ちょっとヤル事があるから、

 その、あの、流石に、あんたと交わると無理っていうか、やってからじゃ、流石に、その、無理っつーか、ねえ?」


「どういうこと! 俺知らないんだけども! だけども! だけども!」


「うっ、うるさい! とにかく、貴方とわたしは、今はできないの! ガッカリしないで!心外だわ!」


「わ、わかったよぉ、うぅぅーん」


「ちょっと、やめてよ、貴方に、そんな顔されると、禁忌を破りたいほど、、、

 だっ、駄目なんだからね、そんな顔されて、絆されるほど、わたしは分かり易い、優しい女じゃないんだからね! 

 調子に乗らないでよね!」


 ツンデレだ、俺を喜ばす為ってのが透けて見えるほどの、見事なツンデレの演技だった、俺は精神の均衡がとれて、持ち直した。


「あー分かったよ、シャル、そのツンデレの演技で、元気出た、ありがとうだよ」


「くっさい奴ね、ツンデレとか、そういう枠に嵌めてわたしを見ないで頂戴、そういうのが一番気に食わない、

 不快よ、わたしを安く見られている気分がするの!」


「そんなことないよ、シャルロットが好きだよぉお」


 俺は俺から接近して、顔を寄せて呟く。


「ちょっ、ちょっとキモいから、近づかないで」


「えええ!」


 俺は驚く、本気で嫌そうな顔をして、愛する人は俺を避けるのだから。


「してやったりだわ、あんたは馬鹿な奴よ」


「んなぁ!!」


 その変わりようは、まさに驚天動地のトリックで、観衆の度肝を抜く、奇術師の手際だ。


「こんな演技で、簡単に騙される、

 本当に簡単な男、

 わたしがちょっと弱り目で、涙目でもすれば、簡単に籠絡されてしまう。

 どんな生物よりも滑稽、可哀そうで、あわれ。

 もう私の虜で、どうしようもないくらい、好き過ぎるんでしょう?」


 さきほどビックリさせたお返しか、魅力的な挑発顔で、これでもかと身体を摺り寄せてくる。


「駄目だよぉ、死んじゃうぅ」


「死ねしね、お前程度のぶんざいで、わたしをキュウぅんっとさせた罪を償いなさい、万死に値するんだからねっ!」


 涙目である。

 好きな子とイチャコラしている、でもエッチなの駄目で、こんな遊びをしてるのだから。


「うえーん、キスだけでもしたいよぉー!」


「ちょ、やめなさい、消されるわよ」


 シャルロットは真剣な顔で、俺を諭すように言う。


「確かに、貴方のソレは、もうはち切れるくらいに膨張して、抑圧した性欲が、世界を崩壊させる、もう寸前ね」


 彼女の瞳の先には、この世の悪を凝縮したような、禍々しい妖気を放つ魂の衝動が存在しているのだ。


「というか、そんなにエロい事がしたいの?」


「したいよぉー! シャルはしたくないの?」


「ふん、わたしはエッチじゃないから、ぜんぜん大丈夫ですけど、なにか?

 だいたい、貴方はエッチ過ぎるのよ、

 その目を背けたくなるほど、醜悪で劣悪な性欲は、さすがに許容できないかもしれないことよ?」


「んなぁ!!?」


 俺は驚嘆した、

 好きな子に向けた、純粋な性欲を、否定されたのだ。

 この溢れるほどの愛情を、性欲を、その身体と心全てで受け止めてもらえると、俺はたかを括っていたのだ。

 だってシャルロットは、俺のモノなのだと、そう思っている俺が居たのだ。


「嫌よ、この変態、

 貴方のような、クソ変態の、クソみたいな性欲を、どうしてわたしが受け止めてあげなくちゃいけないの?

 馬鹿も休み休み、言って。

 貴方は一人で、私の事を思う事だけは、許可してあげましょう。

 だけど当然、それ以上は、絶対に不許可です、身の程をしりなさい、この下種以下の下呂野郎!」


 口に嘲笑を、頬を紅潮させて、罵ってきた。


「ひどいよ!」


「さんざんぱら、わたしを性的な目で見ていた、それがつけよ。

 正直に言うけれど、わたしはエッチなのは嫌いなのよ!

 貴方のその低廉な欲望を、わたしに晒さないで頂戴。

 金輪際、もう、わたしは貴方の欲望のはけ口には、ならないのよ!

 慈善事業は、もう終わりよ。

 泣きながらわたしを求めたって、絶対に身体を許さないんだからね!

 あんたにされた、幾万の変態に、もうわたしは耐えられないの!」


「そんな、マジで?」


 その迫真に、感じる所があった。

 このシャルは、俺を罵りたい気持ちと、エッチなのもう嫌だって、そういう半々の本心を出してるのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ