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レイア・リリー編‐と誰かの、黒幕陰謀的だべり



「最上位世界に来る気ない?」


「レイア、突然なんだ?」


「ちょっと、世界の覇権を取ってみようかと思って」


 突拍子も無さ過ぎる、それがレイアと言う存在だ。


「どうして、そういう発想に至ったんだ?」


「あら、全世界を支配できる、そんな力の片鱗を持っていれば、そう思うのも必然じゃない?」


 理解できないわけじゃないが、実際やろうと言われると、引かざるを得ないわけだが。


「とりあえず、概要だけ聞こうか、とっかかりは何処なんだ?」


「混沌と虚無ね、あと幻想と絶対にも少々、ついでに絶無にも共同しないか持ちかけてるわ」


「まだ曖昧なんだが、なんとなく本格的過ぎるだろって言いたくなるな。

 どうせお前の事だ、矛盾の図書館にも、何かしら言ってあるんだろ?

 ということは、妨げになるのは、やはり絶対の秩序盟主達か?」


「もちろん、彼女達だけは、何が何でも、私に乗ってくるつもりは無いみたい。

 是が比でも、私の障害として君臨し、わたしの憎悪を一心に集めたい所存らしいわ。

 被虐趣味の可愛い子達よね? 

 私達のような存在の、”そういう対象”として見られると、痛いくらいのカルタシスを感じれるのでしょうね」


「いや、それはどうか、まあ、勝算は絶対じゃないんだから、やらないんだろ?」


「まだね、水面下で動く分には、彼女達も何もできない、好きに動かせてもらってるわよ」


「まあ、俺はそんな陰謀渦巻く殺伐とした世界はあんまり好みじゃないから、挙手傍観に勤めさせてもらうよ」


「案外、やってみると面白いかもしれないわよ?」


「見てる方が面白そうだ、自分で動くのは領分じゃないというか、疲れそうなんだよ」


「出不精というか、面倒くさがり屋というか、ねぇ」


「長く生きてると、そうなるもんなんだよ」


「溌剌とした若さが足りてないわね、ちょっと一緒に汗でも掻いてみない?」


「若さが足りてないから、今回は遠慮させてもらうよ」


 その一言に気を悪くしたのか知らないが、レイアはツンとした感じに顔を眇める。


「つまらない人、久しぶりにあったら変わってるかもと、期待したのに」


「俺は変わらないよ、常に一定にあり続ける」


「そう貴方が思ってる、つもりなだけで、貴方の存在は酷く不安定で、私ですらその変容が予想もつかないのだけれども?」


 彼女は苦笑する感じに口元を歪めて、笑い声を潜まる。


「とにかく、今の貴方は面白みに欠ける感じね、きらい、じゃあね、さよなら」


 まんま子供っぽく、そう言い捨てて、彼女は何処へとも無く消えてしまった。


「しかし、最上位世界か、懐かしいな」


「俺様のホームタウンを、まるで時代遅れの場所みたいに言うな、もっとも価値ある場所だろが」


 入れ替わるように、黒っぽい茶髪の少女が現れる。


「おらら、クソ爺、孫が遊びに来てやったぞ、むせび泣いて、足でも舐めて跪けよ」


「何時から俺は、私は爺で、リリー、君の孫になったのかな?」


「そういう体で話を進めろ、今回はそういう趣だ」


「意味が掴みかねるが、了解した、善処しよう」


「さて、話は他でもない、レイアが暴走した、ジジイ、私、というより、俺様たちに手を貸せ」


「ふむ、それは無理な相談、と、言うわけでもない、見返りによっては、わたしは動くと言っておこう」


「掛け値なしのゴミが、しゃねーか。

 そうだな、私がお前と一日デートしてやる、どうだ? 即決だろが」


「冗談を言っているのだろう?」


「ああ、爽快なる冗談だ、笑えたか?

 まあ、こちらの出せる条件の最低は、ジジイ、お前の指図に従って、望む戦局を創出してやること」


「ふん、最高ならば、どうなるのかね?」


「俺様たちを納得させるレベルで、お前が本腰で動くなら、最高司令官の座を提供してやる」


「なるほど、それはそれは、くっく、魅力的な提案だな。

 それにしても、何時から君達は、わたしにそれほど信頼を寄せるようになったのかね?」


「昔の、過去の歴史のある一点、その一転からだな。

 精確なレベルじゃ俺様はしらねーが、そういうことになってるんだよ。

 とかく、お前に任せれば、今現在を含めて、リアルタイムで最良の未来、確定されうる至高の運命を、世界に対して創出しうる、現象存在だろ?」


「ふ、自己を客観することが難しいゆえ、分からぬが、そう思われているなら、都合がいい」


「で、どうなんだ? 乗るか? 反るか?」


「もちろん、先の条件が真ならば、乗るとも」


「いい答えだな、それじゃ、お前はこちらに共同する形で動けよ? 

 俺様も、それなりに期待してやる、失望させたら消してやる」


「恐い怖い、では、そのようにしよう」


 数瞬後、誰も居なくなった空間で、俺は物語を、現状組み立て得る、最高のシナリオを組みだした。

 世界の真理真髄がそうなのか知らないが、なぜか、私の最高と思える物語、世界の、現状見通せる最終未来は、常に一定でハッピーエンドに至る。

 それを阻害する要素、意志も含めて、今回のゲームは波乱に満ち、決して確定と言えるレベルでない。

 だが、最終的勝利の確定した戦いは面白くないので、これくらいがバランスが絶妙でちょうど良い。

 全てがどうにでもなる、そういうのは、それはそれで面白いが、そうでないのも、また面白いものなのである。


 

世界三大図書館と作者‐勝手に動き出したいほど刺激的な存在であるはずの所詮は物理現象に制約された作者の脳内キャラクターが俺という作者を”そう”思っている件について


 ここは何処だか分からない、決めるのが”この物語”的に無粋だから、今の所は俺の一人称視点の物語というテイをメタ的にも保った語り口調なうちは公開を禁じるわ。


「ねえ、最上位世界に来る気ない?」


「ヒルダ、突然なんだ?」


「ちょっと、世界の覇権を取ってみようかと思ってっね♪」


 突拍子も無さ過ぎる、それがヒルダと言う存在だ。


「どうして、そういう発想に至ったんだ?」


「あら、全世界を支配できる、そんな力の片鱗を持っていれば、そう思うのもヒ・ツ・ゼ・ン、じゃない?♪♪」


 まあ、理解できないわけじゃないが、実際やろうと言われると、引かざるを得ないわけだが。


「とりあえず、概要だけ聞こうか、とっかかりは何処なんだ?」


「混沌と虚無ね、あと幻想と絶対にも少々、ついでに絶無にも共同しないか持ちかけ、てっるっわ♪!」


「ふん、まだ曖昧なんだが、だが陣容だけ聞いても、なんとなく本格的過ぎるだろって言いたくなるな。

 どうせお前の事だ、矛盾の図書館にも、何かしら言ってあるんだろ?

 ということは、妨げになるのは、やはり絶対の群として物語世界∞空間上でクラスタとして纏まる、

 時期と物語の波によっては世界の完全独占すらする例の奴ら、秩序盟主存在達か?」


「もちろん、彼女達だけは、何が何でも、私に乗ってくるつもりは無いみたい。

 是が比でも、私の障害として君臨し、わたしの憎悪を一心に集めたい所存らしいわ。

 被虐趣味の可愛い子達よね? 

 私達のような存在の、”そういう対象”として見られると、痛いくらいのカルタシスを感じれるのでしょうね」


「いや、それはどうか、まあ、勝算は絶対じゃないんだから、やらないんだろ?」


「まだね、水面下で動く分には、彼女達も何もできない、好きに動かせてもらってるわよ」


「まあ、俺はそんな陰謀渦巻く殺伐とした世界はあんまり好みじゃないから、挙手傍観に勤めさせてもらうよ」


「案外、やってみると面白いかもしれないわよ?」


「見てる方が面白そうだ、自分で動くのは領分じゃないというか、疲れそうなんだよ」


「出不精というか、面倒くさがり屋というか、ねぇ」


「長く生きてると、そうなるもんなんだよ」


「溌剌とした若さが足りてないわね、ちょっと一緒に汗でも掻いてみない?」


「若さが足りてないから、今回は遠慮させてもらうよ」


 その一言に気を悪くしたのか知らないが、ヒルダはツンとした感じに顔を眇める。


「つまらない人、久しぶりにあったら変わってるかもと、期待したのに」


「俺は変わらないよ、常に一定にあり続ける」


「そう貴方が思ってる、つもりなだけで、貴方の存在は酷く不安定で、私ですらその変容が予想もつかないのだけれども?」


 彼女は苦笑する感じに口元を歪めて、笑い声を潜まる。


「とにかく、今の貴方は面白みに欠ける感じね、きらい、じゃあね、さよなら」


 まんま子供っぽく、そう言い捨てて、彼女は何処へとも無く消えてしまった。


「しかし、最上位世界か、懐かしいな」


「俺様のホームタウンを、まるで時代遅れの場所みたいに言うな、もっとも価値ある場所だろが」


 入れ替わるように、黒っぽい茶髪の少女が現れる、メサイア図書館/あるいはネットワークの主イリカちゃんだ。


「おらら、クソ爺、孫が遊びに来てやったぞ、むせび泣いて、足でも舐めて跪けよ」


「何時から俺は、私は爺で、リリー、君の孫になったのかな?」


「そういう体で話を進めろ、今回はそういう趣だ」


 ちなみに矛盾領域の学生でラノベ書いてた物語有ったが、この場の思い付きで設定を改変して改良して面白くする。

 あのレイアはヒルダで、リリーはイリカだ、そして俺は俺口調からフレッシュな超絶美少女のコイツとの人間関係では流石に私を一人称に選ぶ選択する面白設定追加っと。


「意味が掴みかねるが、了解した、善処しよう」


「さて、話は他でもない、レイアが暴走した、ジジイ、私、というより、俺様たちに手を貸せ」


「ふむ、それは無理な相談、と、言うわけでもない、見返りによっては、わたしは動くと言っておこう」


「掛け値なしのゴミが、しゃねーか。

 そうだな、私がお前と一日デートしてやる、どうだ? 即決だろが」


「冗談を言っているのだろう?」


「ああ、爽快なる冗談だ、笑えたか?

 まあ、こちらの出せる条件の最低は、ジジイ、お前の指図に従って、望む戦局を創出してやること」


「ふん、最高ならば、どうなるのかね?」


「俺様たちを納得させるレベルで、お前が本腰で動くなら、最高司令官の座を提供してやる」


「なるほど、それはそれは、くっく、魅力的な提案だな。

 それにしても、何時から君達は、わたしにそれほど信頼を寄せるようになったのかね?」


「昔の、過去の歴史のある一点、その一転からだな。

 精確なレベルじゃ俺様はしらねーが、そういうことになってるんだよ。

 とかく、お前に任せれば、今現在を含めて、リアルタイムで最良の未来、確定されうる至高の運命を、世界に対して創出しうる、

 そういう、現象存在だろ? お前は」


「ふ、自己を客観することが難しいゆえ、分からぬが、そう思われているなら、都合がいい


「で、どうなのだ? 乗るか? 反るか?」


「もちろん、先の条件が真ならば、乗るとも」


「いい答えだな、それじゃ、お前はこちらに共同する形で動けよ? 

 俺様も、それなりに期待してやる、失望させたら消してやる」


「恐い怖い、では、そのようにしよう」


 数瞬後、誰も居なくなった空間で、俺は物語を、現状組み立て得る、最高のシナリオを組みだした。

 イリカ、リリー、彼女にまたメサイアの鍵を使われて、毎日生きているだけで心臓に激痛が走りまくる最低最悪の地獄とイコールの日々とはオサラバしたいのだ、いやしたのだ。


「世界の真理真髄がそうなのか知らないが、なぜか、私の最高と思える物語、世界の、現状見通せる最終未来は、常に一定でハッピーエンドに至る。

 それを阻害する要素、意志も含めて、今回のゲームは波乱に満ち、決して確定と言えるレベルでない。

 だが、最終的勝利の確定した戦いは面白くないので、これくらいがバランスが絶妙でちょうど良い。

 全てがどうにでもなる、そういうのは、それはそれで面白いが、そうでないのも、また面白いものなのである。

 成功してる奴を見ていると共通するモンがある

 第一にスペック

 第二に素敵な頼れる仲間

 第三に恵まれた環境・捗る感じのシチュエーション

 つまり物語小説に全部ぶっこめば最強テンプレ完成! 

 商業ガンガン売れる物語世界が描けるって事だね! やったね多恵ちゃん! 仲間ができるぞい!!!ってねっ」


 俺は喋りながら、小説を書く。

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