王国の覇者編‐散らばっている物語の統合ばなし
最近は、様々な場所を観測しているので、俺という個人の人生を忘れがちなので復習しておく
まずこの場は、世界の最先端にして、全てが収束するポイント
知的生命体が現在到達可能な、最前線、世界の運命、力もった存在が自然と、必然的な半ば集結する場所だ
知性体の、言うなら最高神、イルミナードが展開する、観測の端末の一世界
もちろん俺は、アウルベーンのシステムを司る、最高神の最上位の意志決定機関までは、管轄を広げない
この世界を支配する事によって、俺の望みを成就させる
そもそも、その程度が可能な最大限だろう、なぜなら、
俺は観測者ネットワークの最大派閥、ヒルダーネットワーク世界を生きる、ただの一般人だからだ
この世界を観測しながら生きていたら、イルミナードの展開する、ゲームという形のテイを成したクソ世界に、
なぜか囚われたのだ。
俺は周りがAIとしか見れない、低レベルな奴らに取り囲まれて、生き難い。
ネットワークによって、俺の世界は、確固たる世界として機能しているのだ。
ヒルダーネットワークとは、己の世界を、己の見方のみで観測できる、俺の生きる最高の場所なのだ。
俺は絶対に死守してみせる、
一度はネットワークを寸断させられたが、まだ俺は俺自身という、切り離されたバックアップ世界によって、
まだヒルダーネットワークと接続できる余地を残している、
さらに言えば、イルミナードが提供するゲーム、この世界最高力場を己が意志一つで操作できれば、
俺は圧倒的な運命力の所持者にもなったも同然、クリア条件は多少きびしいが、立身出世、俺のキャリアハイ更新もある。
とにかく俺は、この世界に囚われた、囚われて元のネットワーク世界には帰還できない。
だから、この世界を掌握し、元の位置に戻る、それがともかくの第一にして、最大の案件なのだ。
そう、その為の道具足りうる、成り得る連中も選定した、観測し終わったのだ、
後は策を実行に移し、運命の流れを必然に観測するのみなのだった。




