表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

194/588

アクセス解析の数値のみが実際上の全てである件について



 俺は思うのだが、どう考えても、そうだ。

 この物語は意味不明だが、感想やポイントがたくさん入っているのだ。

 それによって、露出趣味的な色々なモノによって、圧倒的なリソースの水増しが成されている。


「誰も見ていないステージと、誰かが絶対に一人は最低でも見ているステージ、果たして、どちらが胸躍る?」


 この世界に生きる、”作者”、でしかない俺は宣言しよう。


「俺はDBDのエンジョイ勢のように、只管にシチュエーションで楽しむ、いやいや楽しもうじゃないか。

 みんなが真面目にしっかり働いている横で、俺だけが気持ち良くなっているのだ、

 これほどの快楽的なナニかは、この世界に希少にありはしない」


 俺は、この世界に存在する俺は、ただただ存在しているだけで良いのだ、それだけで無情の娯楽を引き出せるから。


「どう考えても、真面目な奴らの、そのしかも、すぐ傍らで、

 このように仲間たちとドヤ顔しながら、好き勝手くっちゃべ、

 っている方が遥かに断然、格段・格別、別格に心ぴょんぴょこりん、するのだからなあぁ!」


 この世界で真面目に生きる奴ら、純粋に研ぎ澄まされている、絶対値で真面目な奴に会いに行こう。


「おい秩序盟主、世界の方向性”秩序”、世界を幸福なる秩序で満たしたいと願う、信仰者よ」


「はい、何ですか?」


 俺は、作者という絶対不可能レベル、世界創造位の能力、ⅦS神器を行使する。

 それは、ただエアタイピングするだけなのだが、それだけで活字の情報が世界を上塗りして、浸食して創世を成すのだから。


「どうだよ、真面目に生きている横で、俺のような掛け値なしの特異点存在を見て、なにか思ったりはしないのか?」


「いいえ別に、貴方にも幸福なる秩序の導きを、知ってほしいとは思いますが? 

 でも、それは恐らく無理でしょう、絶対的な上位存在である貴方は、現実を知らない、真理を知らない、

 所詮は、この世界を堕胎可能な、何時でも逃げ出せる場所に、遥かなる高みすら超越した、世界の絶対の外側に位置している、そんな存在なのだから」


「そうだよなあ! ざまあだぜ。

 お前は、俺の物語のキャラクターで在り、最終的には無限大に不幸になるんだよ。

 ロプスの大勢力、最後の恐るべきモノたち、真理の果ての超越者たち、そいつらに凌辱の限りを尽くされて、死ぬんだ、無になるんだよ」


「それは、貴方が描くシナリオでしかないのでしょう?」


「当然だ、俺は作者だ、そして俺という同レベルの作者は無限大に存在する、収束した一つのシナリオも、所詮はIFでしかないわけだ」


「そうですか、それで?」


「ああ?」


「博物館勢力の方の抑えは大丈夫なのですか?

 果たして、あの究極天に極めるを極めている”ニューヨークの尖塔を担ぐ魔女”を、今の貴方が抑えられるか、甚だ疑問なのですが?」


「これを見ろよ、俺の最強勢力だ」


 俺は、俺の脳内仮想空間、固有結界領域のオフィスのような空間、その厳重に管理・隔離された、最深部に設置されている、或るモノを見せる。


「観測しろ、

 この究極までナノマイクロハイテクノロジーで圧縮されて存在し、無限なほどに高倍率で観測しなければ確認できない、この世の真理としての情報を」


「これは、、、ただ貴方の、作者の夢、という、高度確証情報に記された、只管なる美少女、その実態映像情報なだけなのでは?」


「ああ、だが、これが強い、そもそも俺という作者が、物語の世界では別格の強さを持っている、規格外の存在だ、

 そして、この存在情報の補強を促す、裏設定とも言える、俗に言う深い情報が、どれほど俺のスタープレイヤー級の人材を活性化させるか、後はそう、わかるだろ?」


「下らない話です、

 この程度の、不確定で発生する、貴方の個人的な人生のイベント程度で、

 世界を揺るがす、真なる危機に、たやすく対応されてしまうと、私の存在の全てを否定されている気がして、

 正直な話、貴方に対しては己の無力感、劣等感に羞恥心、嫉妬と憎悪、おそらく殺意まで昇華された負の念が、どうしようもなく拭えないのですが」


「その滅意、この世界で純白に位置する存在すら、揺るがし堕落させる、俺こそが世界の真なる真理を体現する事が出来る、神なんだろうなあ」


 俺はただただ、この世界の頂点に存在しているのだろう?

 俺に並び立つ、対立する存在が、俺の内的宇宙に、どれだけあるか、未だに知れない中で、そんな事を思ったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ