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真に真なる収束世界、イルミナードの鐘によって



 まあ簡単だわな、絶対存在という設定を持っていれば。


「おい、イルミ、ちゃんと鐘を成らせ、殺されたいか?」


「はうぅう!!!」


 横抱きし、ぶるぶる冷や汗を大量に流しながら涙目、超絶ウルトラ美少女イルミナードこと、イルミ。


「お前が鐘を鳴らすっていう、ファンシー設定で、この無限大の物語世界の全てが夢で、

 本当の現実は、イルミーナードでゲーム的にドンパチする、デスゲーム風になるって寸法よ」


 そう、やっと本筋らしい世界観になるらしい、あくまで未定だ。

 

「そして、お前は俺の奴隷だ、まあ小説だからなあ、独り言だと、小説という媒体の枠的に見栄えが悪過ぎる」


「はうぅぅぅ、ひぅぅぅっ!」


 横抱きで、王城の最上階、女王の居るべき場所、女王の私室に堂々と入る。


「てかまさか、お前が女王というキャラクター自体とは、

 良い感じに穴場の設定になる、キーキャラのスペースが空いていたじゃないかイルミ」


「はうぅうぅ」


 お尻を抑えて呻く少女、まあ俺がドメスティックにバイオレンスに、打ったたいて、

 そこには大量のモミジをこさえてるから、しょうもかたない。


「おいイルミ、殺されたいか? まともな返事をしろ、処女だろうが、殺されるのが怖くないのか?」


「えう、うぅ、なんですか?」


 やっと台詞らしきモノを喋った。


「この世界を面白くするぞ、案を出せ」


「へうぅ、この世界は既に、覇者が最大限楽しくしてますよぉ」


「それじゃあ、俺が楽しくないんだよ、

 この世界が最大限面白くなる? しるかよ、はぁっ、

 俺っていう作者は、その最大限面白くなった世界を、直接観測も、再現してみる事もできねーんだよ」


「あう、だったら、そうですね、、、邪魔してみるとか、いかがでしょう?」


「ばーか、初めからそのつもりだ、ダボハゼが。

 物語を創造しながら、そのついでに、覇者、奴の世界の最適化を邪魔しまくる、超絶に楽しい物語になるんだろうぜ」


 まずは俺は、イルミナード王国のステータスを出した。


「ほおほお、確かに、魅力的で超絶ハイスペックな超絶ウルトラ美少女が集まってる、神々の島のような有様じゃねえか」


 元絶対存在、まあ元か知らんが、そういう世界の最高峰が、軒を連ねて、面白可笑しく灼熱のジリ貧戦場を飛び交っている風景が、此処の日常らしい。


「神ゲーだな、まあ、ただそれだけなんだが」


 だが作者の俺からしたら、本当にそれだけ、それだけの”設定”だ、使えるかしれん、あるいは普通に使えんネタでしか無いのだ。


「とりま、王城を陥落させるか、おら、イルミ、死ねよ」


 俺は懐から短剣を取り出し、目の前の可愛らし過ぎて墳飯モノの少女に、投げて渡して、寄こしてしまおうとする。


「ひぅぅうぅううう!!!!!ころされるぅううううううううう!」


 まともに錯乱して、見れたモンじゃない、それでも整って可愛らしくは有るが、かなり、逃げまどうように悶える。


「まあ、嘘だ」


 いやマジで殺してしまおうかと思ったが、

 作者の視点から改めて、この醜態を、イルミを見れば、やめざるをえんだろう、

 演技だとしても笑えてしまったしな、俺は根本的に甘いのだ。


「うっぅうう、で、、、ですよんねえ、優しいですぅ、、作者様、好きですぅぅ」


 なんというか、媚びてきた。


「俺はタクミって名前なんだ、そうだイルミ、お前俺の恋人、いや、、御嫁さんに成れよ」


「あうぅぅう」


「嫌か、残念だ、、、お前が死ぬのが、、」


「なりまうううううううううううう!!!」


「即決かよ、なんか適当臭いな、殺すか」


「ふんうううううううううううううううう!!!」


 悶えて転がって、イルミは持ち前の面白人間ぷりを炸裂させていた、超たのしいんだがっ。


「おらおら、殺すぞ殺すぞ、殺しちゃうぞ」


「、、、あ、あの、あの、タクミ、」


「あ? なんだ、もう慣れてしまったのか、つまらんな、マジで殺そうかな?」


「もう、それはいいのです、タクミ」


「ああ、なんだよ、唐突に改まって、物語の流れ変わったな」


 そこからは、俺を補佐する話だった、まあイルミのキャラネタも限界だったしな、コイツは有能っぽいのヒシヒシと伝わってきた。


「そういう事です」


「なるほど、全然わからない、俺は寝るから、あとよろしく」


 物語が面倒くさくなって、俺は現実に変えることにした、まあまた暇があれば、書いてやる事にする、おわり。


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