ハテナの啓蒙的教育洗脳
”そいつ”は、何時の間にか居た。
己を俺の直属の監察官とか言って、同居同棲を強制された。
そして、常に三百六十度で俺に苦痛と苦行を与える、与えようとする。
「ハテナ、邪魔」
「はぁ??」
こちらの心情を知らんか、俺が座っている上に普通にナチュラルに座っている。
こちらをジッと見つめて、それからニッと笑って立ち上がる。
「はっははっ冗談冗談っ、おもしろかった?」
「別に」
「けっくっだらねえな、一昔前のネタか?それ?」
「知らん」
つッけんどんに相手してやると、俺の横に来て肩を組んできた。
「おいおいっ、私の機嫌を損ねると、お前が無限地獄に落ちるって、この世のゲーム真理自覚してる?」
「そうだったな、ああ悪かった」
「きゃっはっはっ、わかればよろしい、私には絶対媚びしろよっ!」
背中をバンバン叩いて、俺の肩を解放する。
「あー退屈だぁーなぁ~、こりゃ誰かを地獄に落とさないと憂さが晴れないぞぉ~~~!」」
ノンタイムでそんな戯言を仰る。
後ろを見る、そこには無駄にナイスな立ち姿でポーズをとっている美女。
流れるような茶の麗しい膝ほどもある長髪、メリハリのある、特に胸部の豊かなモデル体型。
しかもよく見ると、ノーブラか、胸の頂点が見れば分かる程度に微妙絶妙に膨らんでいると言うサービス。
「おいおい、いまメス豚って、思っただろ?」
なにも言って無いのに、思考読んだかのように睨んでくる、無駄に剣呑な視線は演技っぽい。
「しゃーないなぁ~このエロがぁ~。
わたしの身体を今夜のオカズにする事を、特別に許可してやろぉ~ほれほれぇ~」
無駄にうざい、無駄に鼻に掛かった艶声、無駄な流し目、無駄にふぁさふぁさ揺れる髪の毛、エトセトラ。
総合的に無駄すぎるエロティシズム、女のフェロモンがむわぁっと溢れるくらい溢れて頭が可笑しくなりそうになった。
「やめろよぉ」
「おぉ? どうしたどうした? すけべぇするかぁ??」
頭の後ろに両腕回して、なんか胸部を強調するポーズしながら給う。
「しない」
「そうか、そうか、健全だなぁー!」
きゃぴきゃぴ笑いながら、俺の肩をもみし抱いてくれる。
「耳舐め舐めしてやろうかぁ~??」
「いい、、、やるなって意味な」
「なんだよぉー、勃起してるくせにぃー」
「してない」
「してるしてる、絶対してる」
きゃっはっは、とか無駄に耳障りな笑い声あげてくださる。
「落ち着かないとか、思ってるだろぉ~?」
「まあな」
「ふははっ、退屈しなくてぇー心の底から幸せだろぉ?」
「まあな」
「今が幸せの絶頂、人生において全盛期、無上の幸福が現出してるって、自覚あるぅ?」
「ああ、まあな」
「はぁ~、もっと弾けようぜぇ、つまらなん態度だな、無限地獄に落とすぞコラァー」
「はいはい、ハテナは目茶くた可愛いぞ」
奴はちちんぷいぷいって口で言いつつ指を回した。
頭の中が灼熱鉄棒で掻き回されたような激痛が走った。
「ぎゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「あっはっはっはっははああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
狂乱が過ぎた。
「はぁ、、はぁ、、はあ」
「おもしろかったねぇ?」
「ああ、はぁはぁ、だな、はぁはぁ」
奴ニコニコニヤニヤしつつ、飄々と涼しい顔で俺をニタニタ見つめる。
「ぶっ殺してやりたいとか、思ってるでしょ?
ああうん、答えなくていいよ。
これは私が君の”その感情”を、しっかりかっちりきっちり自覚してるって事を伝えたいだけだから。
ちゃんと、アレをわたしにハメ込む感じで、ダイレクトに根元まで入り込む形で伝わってんだよぉ?」
その感情、言うまでもなく殺意とかいろいろ、コイツに向ける負の感情の事だろう。
「もっとわたしぃをもっと強く強く憎悪してねぇっ。
愛情も含めた愛憎、正と負の感情は高ければ高い方がいいからねぇ~。
君から受けるソレは。
本当にわたしを良い気分に、気持ちよく、なんとも言えない無上の高ぶりを与えてくれるんだ、からさぁ?」
ジッと瞳を穴が開くほど深く深く見つめてくる。
「ふひゃっひゃ、君はわたしのモノだぁ!
私の物なんだからぁ! もっともっと!限界を真に超え続ける形で、私の望みを叶え続けるべきだぁ!」
宣言するように、そう言うと、ボウッとしてる俺の顎を掴みあげて、正面に至近に顔を合わせてくれる。
「君はわたしの人形だよぉ?
人形なんだから、わたしの意図に最大限従う。
それが無上の最大限の屈指の、君自体の存在意義、であり欲望、アイデンティティーいろいろ、になる。
君はもっともっと私に認められた愛されたい必要とされたい。
構われたい弄くられたい変えられたい影響されたい強制力を感じたい認識したい意識したい、等々。
私は君を愛している、君もわたしを愛している。
この愛情を、感情を失うくらいなら、君は今すぐ即刻で死にたいと思っている、んだ、よ?
だから、君は君自身を君で最大限保つために、やれるべき事を最大限でやる、やり続けるんだ」
俺はそれだけ聞くと、なぜか意識が曖昧に曖昧に、少しずつ薄れて催眠術をくらったように暗転した。
「おいシモベ、聞いてくれや、現世界ってくだらないよなぁ??」
「なんだハテナ」
「くっだらねえ、ああ、くっだらねえ。
わたしがこの世界でゲームしてたら、即刻自殺してるわ。
こんなクソ世界で生きるとか馬鹿かよ、アホかよ。
無上の苦しみに耐えられるとか、神だろ神っきゃっははは。
退屈に殺されてるのに、自殺しない奴とか、私から見たらダメダメだね」
「人外からみたら、そうなんだろう」
「人間ってのも、くっだらねえよなぁ??
例えば、わたしみたいな超絶美少女がいるとする。
無法地帯なら即効で99%の人間に犯されるぜ。
私が泣き叫んでもお構いなしだぜ、クソ味噌みたいに醜い下種野郎たちだよなぁ??
ホント上位1%以上の一流あるいは超一流の人間以外、所詮は引っ張られる側だぜ。
この世の富をプラスを食い潰す需要者、根本的に本質で消費するだけの引っ張られるだけのお荷物奴らなんだ。
大して自制も理性心もなく、低俗な欲望に突き動かされるゴミクズどもだ。
生きる価値も見る価値もない、淘汰し選別されるべき、二流三流以下の芸術作品に用はねーってなぁ!」
「まあ、人外からみたら、そう見えるんだろう」
「正味な話、こんなクソゲーを頑張って生きてる、シモベ様には感謝してるんだぜ?
お前がこんな劣悪クソ世界で生きてるのを見てると、なんつーの?
すげぇー満たされる感じ? とにかくスゲェーコイツおもしれぇ~みたいなぁ?
きゃっはは! とにかく! これからももっともっと頑張れやってことよぉ!」
毎度お馴染み肩を組んでくれる。
「私達あれだなぁ! 持ちつ持たれつ友達だよなぁ!
それともあれかぁ?
シモベ的には、心はいいから身体だけでも繋がるみたいな、セフレになりたいかぁー??」
「なりたくない」
「ああ、なんかワタシ否定されて悲しいぞぉ?」
駆け引き染みた間、俺がどう答えようとバットエンドっぽいが、、、。
「ああ、正直、お前を抱きたいよ」
「はい駄目、それ及第点以下、とりあえず一回死ぬほど苦しめ。
あっそのまえに、わたしは潔癖な淑女です。
これからはそのつもりで意識して、配慮した言動を心がけるように、これヒントな」
意味わからんくらい苦しめられた、もうそれだけで一回人生を消費した心地だ。
「残念だったな、シモベ様がスケベだからだぞ」
「隙があったら何でも理由つけて、するつもりだったろ?」
「さあ、それはどうかなだぞ?
わたしも鬼じゃない、わたしの気分を良くしてくれれば、体罰調教なしも止むなしだぞ?」
「そうかい」
「へえ、そういう醒めた態度とるんだ? って言ったらどうするの? ねえねえ」
肩組むのがそんなに好きなのか、抱きつくようにしてくれる、胸が大きすぎんだよ。
「ほらほらぁー、こんなに一杯な胸を押し付けて特大サービスしてるのにぃ~~」
「ありがとうございますよ、感謝してる」
「それだけ? 具体的には?」
「なにすればいいんだ?」
「さあ、なにか気の効いた事」
横見ると、透明な瞳で俺をただジッと試すように眇めつ見つめてくれる奴。
「わたしの期待に応えてくれよぉ?」
「な、なにすりゃいいんだ、、、っ」
「それは自分で考える。
シモベの自ら0から考えた、何かを、わたしは真底から求めている、少なくともつもりなんだぁ」
「、、、ありがとう、とにかくありがとう、ハテナが、、、ありがとう」
「意味分からないな、実に的を射ている、わたしとシモベの関係性を端的に表している感じだねぇ~~」
満足したのか知らない、頬を摺り寄せてふにふにスリスリしてくれた。
「大好きだぞぉ?」
ニッコリ、まるでキャピルン系妹キャラのような素晴らしく眩しい笑顔と共に台詞。
「ありがとうございます」
「大好きだぞ?」
「意図を教えてくれ、これの」
「大好きだぞ?
反復による深層心理への浸透作業だ、気にしないで続けて、続ける。
大好きだぞぉ?」
「おーけぃ、うん俺も」
「大好きだ、ゲシュタルト崩壊してきた」
「大好きだぞ?」
「ああ大好きすぎてやばい位だ」
「大好きだぞ?」
「大好き、大好き」
「大好きだぞ?」
「おお、すきすき大好き」
「大好きだぞ?」
「ああ、大好きな」
「うんうんうんうんうん、超理解した」
「大好きだぞ?」
「ハテナの気持ち凄く伝わった」
「大好きだぞ?」
「俺もだ」
「大好きだぞ?」
「ああ、俺も心の底からハテナが好きなんだぁ、、、」
「大好きだぞ?」
「俺も俺も、俺も」
「大好きだぞ?」
「うん、よくわかったよぉ」
「大好きだぞ?」
「おーけい、了解した」
「大好きだぞ?」
「だから俺もだって」
「大好きだぞ?」
「超愛してるってばぁ」
「大好きだぞ?」
「これは無上で最後の愛だってば」
「大好きだぞ?」
「屈指で唯一無二愛だってぇ」
「大好きだぞ?」
「俺の方が好きだってばぁ」
「大好きだぞ?」
「絶対に俺の方が好きだね」
「大好きだぞ?」
「もうずっと前から伝わってるぅ」
「大好きだぞ?」
「ああ、俺もだって」
「大好きだぞ?」
「マジで心の底、深層心理までイッた」
「大好きだぞ?」
「おお、大好きだ」
「大好きだぞ?」
「俺も大好き」
「大好きだぞ?」
「大好き、大好き」
「大好きだぞ?」
「おお、おお、おお」
「大好きだぞ?」
「だからメッチャ好きなんだってぇ」
「大好きだぞ?」
「愛してるってばぁ」
「大好きだぞ?」
「本当に、ほんっとぉーに大好きだってばぁ」
「大好きだぞ?」
「伝わった、伝わった、二度言うくらいぃ」
「大好きだぞ?」
「魂に刻み込まれたよぉ」
「大好きだぞ?」
「俺は満足するくらい伝わったよ」
「大好きだぞ?」
「ハテナにも伝わったと確信し信じてる」
「大好きだぞ?」
「ハテナは俺の無上の信仰希望愛情期待とかの対象」
「大好きだぞ?」
「これ以上どう伝えればいいか分からないほど、大好きだ」
「大好きだぞ?」
「ネタ切れするくらい、大好きだ」
「大好きだぞ?」
「ネタが切れても伝えたいくらい、くそ墓穴ほった大好きだ」
「大好きだぞ?」
「おお、大好き大好きでなんかいいなぁ」
「大好きだぞ?」
「大好きだぞ」
「大好きだぞ?」
「俺もだよ」
「大好きだぞ?」
「ループして永遠に繰り返したいくらい大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きパラダイズだ」
「大好きだぞ?」
「相乗効果が出るくらい愛してるよぉ」
「大好きだぞ?」
「うんうん、マジで愛してる」
「大好きだぞ?」
「うんうん、大好きだ」
「大好きだぞ?」
「おおおおおおお、大好きだぁぁ」
「大好きだぞ?」
「俺は完璧鉄壁にハテナを愛する」
「大好きだぞ?」
「ハテナの為なら何でもできる、なんだってしたい」
「大好きだぞ?」
「おお、おお、おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!大好き」
「大好きだぞ?」
「これでもどれでも駄目か、って絶望しても大好きだ」
「大好きだぞ?」
「どうすれば満足するんだって絶望の中でも大好きだ」
「大好きだぞ?」
「飢えてるんだな、うん、飢えてるんだな、ちゃんと全部理解してるぅ大好き」
「大好きだぞ?」
「俺もハテナが心の底から大好きに、、なってきたぁ、、」
「大好きだぞ?」
「これはもう、大好きにならざるを得ないのでは、、、大好き」
「大好きだぞ?」
「これが、、そういうことか、大好き」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ」
「大好きだぞ?」
「ああ、愛してるんだぁ」
「大好きだぞ?」
「どうしようもないくらい、何か超越するくらい愛してるんだぁ」
「大好きだぞ?」
「ああ、ちゃんと俺は理解してる、少なくともつもりではあるんだよぉ」
「大好きだぞ?」
「理解してるし、最大限で感じてるんだぁ、、、」
「大好きだぞ?」
「大好きだ、俺も大好きではあるんだ、大好きだぁ」
「大好きだぞ?」
「愛されてるのも、愛してるのも自覚してるんだぁ」
「大好きだぞ?」
「やれる事は全部やっている、その上でも出来る限りでやるから」
「大好きだぞ?」
「最大限を、持ちうる己の最善を尽くし尽くしてるんだぁ」
「大好きだぞ?」
「大好きだ、俺は大好きなんだ」
「大好きだぞ?」
「ハテナが俺を愛してくれる事は、よく分かった」
「大好きだぞ?」
「愛してくれてるんだろう? 分かったよ、よく分かった」
「大好きだぞ?」
「それでも満足しないんだろう? それも分かってる、分かってる」
「大好きだぞ?」
「それでも満足させてあげたいと、俺は想い続ける永遠に絶対に、愛してるよハテナ」
「大好きだぞ?」
「ああ、分かってる分かってる」
「大好きだぞ?」
「ああ大好きだ」
「大好きだぞ?」
「俺は大好きだ、お前も大好きだ、それで良いだろう?それが答えだ」
「大好きだぞ?」
「黄金比で構成された愛情だぁ」
「大好きだぞ?」
「おおおおおお、おおおおお、、、、だいすき」
「大好きだぞ?」
「だいすきだぁあ嗚呼」
「大好きだぞ?」
「だいすきだいすき」
「大好きだぞ?」
「だいすき」
「大好きだぞ?」
「だい、すき」
「大好きだぞ?」
「だ、い、す、き」
「大好きだぞ?」
「あああ!大好きだぜぇ!!!」
「大好きだぞ?」
「俺は愛してるんだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「大好きだぞ?」
「おうよ! 大好きだぁ!!!!」
「大好きだぞ?」
「疲れた、大好きだ」
「大好きだぞ?」
「俺の体力も限界がある、けど、愛の為なら幾らでも限界を越えられるくらいの大好きだ」
「大好きだぞ?」
「そうか、俺が失神とかするまで続ける罠だろう? よく分かった大好きだ」
「大好きだぞ?」
「だいすきだ! 大好きだ!」
「大好きだぞ?」
「大好きだぁああああああ!!」
「大好きだぞ?」
「俺は愛してるんだよぉおおお!!!」
「大好きだぞ?」
「めちゃくちゃに何でも手段を選ばない、選ばなくなる、選べなくなるくらい! 深く愛してるんだぁああ!」
「大好きだぞ?」
「大好きだ! 大好きだ! 大好きだ! 大好きだぁ!」
「大好きだぞ?」
「大好き! 大好き! 大好き!」
「大好きだぞ?」
「大好き! 大好き!」
「大好きだぞ?」
「大好き!」
「大好きだぞ?」
「すきすきちゅっちゅだぁ!」
「大好きだぞ?」
「すきぃいいいい!!! すきぃいいいいいいいいいいいい!!!」
「大好きだぞ?」
「だからマジで好きなんだってばぁ!!しんじてぇ!!!!」
「大好きだぞ?」
「好きですぅ! 愛してますぅ!!!」
「大好きだぞ?」
「どうしたら満足してくれるのぉ!!マジで必死なほど大好きなんだよぉおおおお!!」
「大好きだぞ?」
「大好きだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「大好きだぞ?」
「だいすきだいすきだいすきぃいいいひいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
「大好きだぞ?」
「マジラブ100%せんとぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「大好きだぞ?」
「はぁはぁはぁはぁ愛してるぅうううううう!!!」
「大好きだぞ?」
「ああ、、、愛してるぅ」
「大好きだぞ?」
「どうしようもない! どうしようもないコレは愛だぁああ!!!」
「大好きだぞ?」
「大好きだぁ、だいすきだぁ! やべええなこれぇえええ!!」
「大好きだぞ?」
「なんでもするぅ! ほんとうに何でもするぅ!!」
「大好きだぞ?」
「掛け値なしで、愛でなんでもできるからぁ!!」
「大好きだぞ?」
「本当に!本当に! 愛が無限のパワーになるから!」
「大好きだぞ?」
「これは無限エネルギーだって! でも証明するにはこの無限ループクリアしないと駄目だよなぁあああ!!!」
「大好きだぞ?」
「ぎゃあああああああああああああああだいしゅきぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「大好きだぞ?」
「ひぃぎぃいいいいいいいいいあひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
「大好きだぞ?」
「大好きすぎてイッちゃぅぅううひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」
「大好きだぞ?」
「大好き、、、です」
「大好きだぞ?」
「大好き」
「大好きだぞ?」
「無限大に愛してる」
「大好きだぞ?」
「その言葉でアレしたいくらい大好き」
「大好きだぞ?」
「大好きです」
「大好きだぞ?」
「だいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだ好き好き」
「大好きだぞ?」
「愛してる」
「大好きだぞ?」
「愛してる」
「大好きだぞ?」
「あいしてるんやぁ~」
「大好きだぞ?」
「お、おう」
「大好きだぞ?」
「おおおおお!!!!」
「大好きだぞ?」
「うん俺もだぁ!」
「大好きだぞ?」
「無償の愛だ! その定型文で幾らでも頑張れるんやぁ!」
「大好きだぞ?」
「愛の奴隷っす!!」
俺が日頃の挨拶の感覚で言った発言、後、何時もより少し間が生まれた。
「はい洗脳終了、というより、飽きた」
ふぅ、ってな感じで甘色の吐息をついて、喉を艶かしく嚥下するように上向けてくれた、なにそれ?。
「俺の方が飽きたわ」
「それは可笑しいぜぇ、わたしの方がずっと定型文言ってたぁ」
「ハテナは、眠ってても言えるだろ」
「とにかく、シモベ様の愛は少し伝わった。
具体的にどれくらい伝わったかは、氷山の一角、上出てるのくらい」
「それってちゃんと伝わったのか?」
「伝わってるのよぉコレ、表面に出てるのが見えれば、裏面深層も想像で補完し創造できるのよぉ?」
「マジか、よかったなぁ」
「よかったわぁ、貴方の愛が垣間見えて、ほんと」
「俺の愛情なんて、それほどか?」
「うん、どんな性感よりイイ」
「それで換算するなよ」
「それじゃ、どんな快楽よりもイイ」
「まあ、それくらいなら」
「身体を重ねるよりも、心が重なったよねぇ?」
また妹キャラみたいなノリと成りである。
「そうかもな」
「このツンデレがぁ~~♪」
「お前もなぁ」
「ツンデレとツンデレかぁー」
「自分の認めるのかぁ」
「私はツンデレだぜ?」
「だろうよ」
「つんつんでれでれぇ~~」
「頑張れ」
「おうよ! シモベ様も頑張れぇ!」
なんかどっと疲れた、爽快でも憂鬱でも無い感じで、なんか悟りの境地で脱力した感じでな。




