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カリン編‐王国の魔術結社の話し



「世界の黄金化は、極点の理想、その発露の一点です」


「はあ」


 私はカリン、イルミナード王国の七つ目の方位陣、”魔窟”、複合大深度ダンジョンの最前線で日々戦っていたのだが。

 なんだろうか?

 この人は魔術結社の代表なのだが、

 いきなり「ゲキおこぷんぷんマル、ファイナリッキぷんぷんドリームす!」とか言った電波友人と同レベルに今見えるのは。


「あのそれは、一体どういう?」


「そろそろ、内情を知る人員をわたしは求めたいのです。

 極点AR、世界の導き手の人員が、今回の騒動で粗方やめて、減りましたので」


 その後いろいろ話たが、さっぱりだった。

 

「クソ兄貴! また私のパンツ盗んだでしょ!」


「し、しらないよぉ」


 長い最前線での行軍の後、家に戻って、もしやと思って箪笥の下着を数えていたら、案の定へっていたのだ。


「ねえ? 妹のパンツを盗んで楽しい?

 ええ楽しいんでしょうねえ、

 そしてこうやって、妹になじられて、白い目で見られるのがワンセットで、兄貴のほの暗い楽しみなんでしょう?」


「なんだ、分かってるんじゃん。」


 ケロリと、兄、ミスト=フランダスは、パンツを頭に被って、わたしに突進してきた。

 

「おおぉ! カリン! 凄く寂しかったぞぉおおおおおおおお!」


「しねえええええええええ!」


 電撃の魔法をスペリング、条件反射まで昇華させた魔法の技が冴えに冴えた、それだけ危機本能を刺激したからだ。


「ねえぇ、兄貴、」

「はい」

「そろそろ、やめてくれない?」

「はい」


 どうやら、最初からはぁはぁして、異様に発情していたのは知っていた、正座させて、後ろに腕を縛る木板を括りつけてやった。


「落ち着いた?」


「ああ、すまなかった、ゆるしてくれ」


「どうせ、少し油断したら、私の事押し倒して、凌辱の限りを尽くしてくるって、カリン分かっているんだからねっ!」


 そうだ、この兄は油断ならない。

 なにせ、少し胸の発育が良かったからと、二年前、中等部低学年のわたしを襲って、その唇の純潔を奪って、

 それはもう、最悪だったのだから、今とは逆の有様で、手を縛られて、

 なぜか尻房を叩かれまくった、何かの欲情を発散する代償だったのだろう、物凄く喘がされまくった、

 お尻の痣は二日も残った、無理やりにバックから酷い目にあわされたのを、昨日の事のように思い出す。


「まあ、カリンの事が凄く、兄貴が好きなのは知ってるよ」


「うぅ、すまんよぉ、ごめんよぉ」


「謝らないで、わたしもお兄ちゃんの事は好きよ、だけどね、残念だけど私達って兄妹なの、節度を持たないと駄目なの」


 兄は涙を流して、わたしを見つめる。

 その瞳にドキッとして、兄妹でも良いんじゃない?って、もう一人のわたしが囁くけど、やっぱり駄目だろう。

 涙を呑んで、わたしは決断する。


「それじゃあ、わたしは次のダンジョン攻略の会議があるから、魔道学校に行くけど、もう下着盗んじゃ駄目よ?」


「うん、我慢する」


 そして手枷を外して、次の瞬間には、胸を揉まれた。


「あうぅ、ちょっと兄貴」


「好きだぁあ、カリン、俺のモノになってくれぇ!」


「いやぁあ!」


 耳元で言われて、カッと、下腹辺りが熱くうずきだしてしまう。


「あれ? カリン、お腹の辺りが、少しフクヨカになってないか?」


「死ねよ! ド愚図が!」


 さっと熱がひき、兄に対して後ろ回し蹴りの、強烈なダメージを与えてしまう。

 HPゲージがゼロになるのを目算で予想できたので、兄が死ぬ前に回復した、

 もし私が回復魔法使えなかったら、洒落に成らない所だ。


「それじゃあ、ホントに行くから」


「ああ」


 そういえば、兄貴が本気でわたしを襲うようになったのは、わたしが天才と周囲に認められ始めた時期、

 それも魔物一種に対して素手で葬れる、学院が定める所のSS級になってからだと、なんとなく思った。

 もしかしたら、情動を解放して、よりわたしを愛し求めてくれているのかと思ったが、

 別に嬉しくは無かった、絶対にそう思わなきゃダメ、兄妹で結ばれるなんて、本当にありえないのだから、強くそう思ったのだからっ。


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