幻想的な現実存在、イリス
俺は、この物語の作者だ。
矮小作家、現実世界において、何の金にもならないの、こんなモノを書いて人生の慰みモノにしている奴だ。
そして、この現実世界自体も、物語の世界であって、ただ一人の”究極絶対作者”が、書いている物語である事も知る。
さらにさらに上にも上が居て、現実世界はつまるところ、究極至高点の特異点的な物語世界を創作する為に在る、そう信じる。
「イリスだよ!」
やあ、みたいな感じで、俺のデスクトップから出てきた、緑髪の超絶美処女、名をイリスと言う。
まあ現実にありえない、だけど絶対的に現実的にありえないわけじゃない。
「百万円召喚!
わーい! これで課金し放題! イリスちゃんの無双だああ!」
こんな事もできる。
真にできない幻想ってのは、この場合、
例えば、このイリスは無我の境地で、精神が無い、そのように物理学的に見えているらしい。
だからといって、ここでイリスが超絶的に高次元な知性で、話しだしたりしない。
それは物理学的に、描写不可能な現実的な事象だからだ。
「MGOやろう!MGO! タクミ!」
「はあ? MGOは四年前に、完全にサービス終了してるだろうが」
「タイムスリップすればいんだよ! 限定的に!」
電波を飛ばして、時間を超越して、ゲームにアクセスする、その物理学的なあーだこーだは、完全にブラックボックス、
俺は知らない間に、ゲームをする体勢にされた。
「うーん、なんかこれって、プレイヤー人数少なくない?」
俺は童心に戻って、イリスと楽しくゲームをしていたのだ。
だがイリスは、俺が凄く楽しんでいても、絶対に何かしら不平を垂れる事を忘れない困った奴なのだ。
「オンラインでこの時代、四対四なだけでも、画期的だろうが」
「なるほどね、容量の関係と、通信関係、ゲームシステム的な限界かあぁ~~
開発陣も、血を滲むような努力のすえだったみたい、イリスは観測したよ!」
「ああそうかい、だからって、努力を理解したからって、その努力を無視して、ゲームシステムの拡張をすな!」
八体八が、可能になっていたりする、現実のこの程度の改変も普通にできてしまうのだ。
「ちょっとイリス、お前百億万とか、出してみろ?」
ある日、ぷりぷりなケツを晒して、俺のベッドで傍若無人なイリスが凄まじい超絶美少女で、
エロくて可愛くて、襲いたい衝動を抑える為に、無茶言ってみた。
「此処に?」
「ああ? 此処はやめとけ、例えば、あの学校の裏山とかにな」
某猫型ロボットの世界観のような有様なので、俺の家の向こうには、そういう場所がある。
「はい、ちんたらぽい♪」
たったそれだけで、学校の裏山の一本杉には、上から大量の札束が覆いかぶさった。
それはリアルで在って、シュールリアリズムを刺激する光景だった。
「ああ、ありがとう、消せ」
「無理、現実的な幻想じゃないよ、在ったモノを消せって」
このように、独自の理論で、匙加減で、ご都合主義的に、このような邪魔ものを消せなかったりする。
「だったら、アレはどうするんだ?」
「知らない、イリス眠たいから、寝るね、おやしゅみぃぃ、くうくう」
俺はお手上げで、翌朝と言わずに、警察と自衛隊が出動、全て回収されるまで、一カ月以上が掛かったとか、ヤバ過ぎだろう。
「イリス、ちょっと金髪碧眼の、俺の幼馴染を召喚しろ」
「うん、ほい♪」
駄目もとで言ってみた、俺は退屈な毎日が嫌で嫌で、我慢できずに生命の倫理を外れた。
そもそも、この願いは、幻想的な現実の理論から言って、無理だと思って、半分冗談で言ってみたのだ。
「やっぱ、やめろ!」
「えー、もう名前はシャルロットで、超可愛い新キャラを出す気満々だったのにぃー、ぷんぷん!」
あぶねえ、間一髪ふせいだ、そも、これ以上キャラはいらねえよ、お前と俺の二人のだらだらした日常物語でいいだろがっ。
「おい、イリス」
「なにかなぁ? なにかにゃあ?」
俺の某猫型ロボットの漫画、イリスが超大好きで、放っておけばイリスは一日それを読み、アニメも見る、映画館にも行く。
「最近、青色のロボットと、学校で某国民的人気アニメのキャラクター集団と、俺は会っている」
「さあ、知らない、イリスじゃないよ、幾ら退屈だからって、そんなことしないもん」
何となく嘘だと見抜いた。
だってそわそわしてる、目を逸らした、足をしきりにパタパタさせる、胸下で熱くも無いのに空気を送っててエロイのだ。
「そうか、違うか、だったら、イリス以外の、超絶的な幻想存在が、やったのか?」
「違うよ、イリスの稀少価値を貶めるような、キャラ崩壊させる事いわないで」
「だったら! お前しか居ないだろうが!」
「、、、てへ☆ぺろ」「許す!!!」
俺はこんな奴と、日常を生きている、自分の現実世界観が壊れて逝っていくのを、日常的に痛感せずにはおれない、終わり。




