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糞しょうもない、下校風景☆☆☆☆☆5典型的な神回


 下校途中、それだけで会話パートじゃ駄目か?

 ふざけんじゃねえよ、情景描写? めんどうくせえよ、

 だいたい小説って情報媒体が、糞面倒臭い、さっさと音声認識とか、思考入力とかにしろ、つかえねえ媒体だぜ。

 文句でもあるか? 馬鹿読者、情報弱者が、てめえも俺と同じ風に小説を書いてみろ、苦労が分かる。

 プロの小説を見て、素人の書くモノを見下すな、てめえは絶対に俺以下のモノしか書けねえだろうからな。


「おいナナ、この場面が小説だったとして」


「ちょっ、ちょ、足にすがりつくな!」


 俺は、いきなりだがナナの脚線美が凄かったので、むしゃぶりついていた。


「嫌だ、いいじゃないか、ちょっとだけ、先っちょだけで、絶対に止めから」


「うるせえよ! 警察呼ばれたいか!」


「ああ呼ばれたいね、ああすまん、やっぱやめろっおい! マジでコールする奴があるか!!!!あああ!」


 ナナが携帯の画面で、例の番号通知を見せてきたので、ちょっとだけ慌てて止める。

 まあ自称、いや待て、正真正銘の異常者で在り、社会の不穏分子・危険因子の俺の事、もうちょっと勢いがあれば、ガチだったのだ、そう本当だぜ?


「俺を恐れたか、ナナめ」


「うっせえんだよ! 本当にわたしの身体目当てか! さいあうぅ!」


「最初から、ずっと前から、そうとしか俺は云ってないが、あと噛むな」


「うっさい、もう最悪、最悪、マジで、そういう事されると、本当に身体目的感が出て、ちょう傷つくんですけど」


「黙れ、二次元の小説の登場人物の癖に、リアリティーをにじませた、絶妙な語りで、リアルぶるな、きめえ奴だ?」


「ああはああぁ?」


「いや落ちつけよ、これは俺の妄想ノートだから」


「いや馬鹿、お前が落ちつけよ、意味分からないんだが?」


「いやだからよお、これは今日にでも、ナナの小説の情報から出発点で、リスペクトして、投稿する予定の文字情報だ」


「クソ電波野郎、サイコパス、いい加減、その意味の分からない話し方、改められないの? 会話の流れ断ち切り過ぎだし」


「まああ、そうだな、俺と会話するのが大好きっ子のお前の免じて、この辺でやめてやる、まあマジで俺の妄想ノートパートだが」


「うっせえ黙れよ、それにしても、夕陽を歩いてると、偶にすごくわびさびしい、カッコ良く見えるなお前」


「どうでも良い、所詮は夕陽に輝く金髪碧眼の超美少女に負けて、つまりお前を圧倒して、ドヤ顔できないレベルだろうが」


「ああうん、そうだね、わたしには劣るね、コレ」


「なに辺り前みたいに、評価者を気取ってやがる、くたばれよ」


「じゃじゃああん! わたし超美少女」


「殺すぞ」


「ああいいよ、殺してみろよ」


「くっそうぜえ、黙れ」


「はいはい、それでさあ、私たちって、これからどうすればいいんだろうね?」


「帰ればいいんだろうがよ」


「いや違う違う、いや察してね、お前の妄想ノートの内容に、合わせてやってんだよ。

 お前はさあ、あの糞みたいな、イルミナード? アウルベーンだっけか? あのクソ物語を、どうしたいの?」


「ちぃ、うっせえな、俺はお前とトークするのが、最低限面白い、未知だから、やってんだ。

 もうあんなクソできそこないの物語は、備忘録として、小説を登録する、おまけ以下の価値に成り下がったんだから、どうでもいい。 

 今は所詮、お前と少しでも、キャラクター同士の繋がり、思い出を作る事に、俺は矮小な価値に必死に成りたいね」


「ふーん、で? どう? わたしというキャラクターの未知は、もう無くなった?」


「無くなったら、もう物語を締めて、次の鉱脈を探しに行っているぜ」


「そうかそうか、わたしもそれなりに、少なくとも今の時点で、三話分の物語のスペースを確保する、

 そんなレベルのキャラクター、だったの?」


「期待しろ、そして絶望しろ、さらに励め、

 シャルロットのような、スタープレイヤーに成れば、半永久的に、俺の物語に登場できるぞ。

 あいつは既に、数千の物語に登場してる」


「ああ、あいつ、あの子ね、てか、実際に学校にいるじゃん」


「いねえよ、糞みたいな叙述トリックを行使しようと、虎視眈々と狙ってんじゃねえよ」


「いや待て、シャルロットは、わたしを大人にしたような、正統派きんぱつへきがん少女だろ?」


「馬鹿、お前と比べても、一千倍超絶美少女で、ロリでもねえ感じだろ、大きく出過ぎだ」


「はあ、まあ、シャルロットなんて、居ないのだけど」


「ああ、イリスもな」


「いや、イリスは居るよ?」


「どこにだ?」


「わたしの中に、、、てか、イリスは居るよね、今日も教室で遊んでたじゃん」


「ああ、お前の脳内妄想で、ちゃんと遊んでいたよな」


「ちい、どっちが叙述トリック使う機会を、虎視眈々と狙ってるだよ」


「いや待て、イリスは居るだろうが」


「うっせえよ、ちったああ黙る事を覚えろや!」


「俺っぽい台詞を、コレが小説だったら、会話文が乱れるぞ」


「わたしは最低限の個性的な、お前と区別できるセリフ回しをちゃんとしてるぞ。

 だいたい、即座にお前の台詞があったし、交互に話してる感じだし、別にいいじゃん、第一にコレは小説媒体じゃないし」


「メタクソ過ぎる、そろそろ締めるぞ、黙れ、そうじゃないと、この物語のセッションを終われない、だいたいソロソロキーボード打つの疲れた、休みたいしゲームしたくなってきた」


「お前が、クソ電波じゃん、あいよ」


 俺達は、それから黙って、お互いの家の近くで別れた、挨拶なし、ただそれだけ。

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