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『勇者』の反逆  作者: 本場匠
2章:獣王国家ムジン編
27/46

6:激突

ムジン国王の名前はイチ=テ=ムジンとなりました。

由来はあとがきで。


感想欄に名前を考えて送ってくださった方、本当にありがとうございました。

 アキラはここ数日のことを振り返り、思う。


「なんか、やることなすこと裏目裏目になってる気がする……」


 クピッグ商会然り、この国王サマ然り。


 うまく考えているつもりで、結果を見るとなぜか逆効果というオチがつく。


 そんなアキラの心情など気づきもせず、というか気づこうともせず、闖入者は再び誘う。


「さあ、やろうぜ!!」


 いいなぁ、悩みがなさそうで。


「いいなぁ、悩みがなさそうで」


「貴様!国王様になんという口を!?」


「あ、本音漏れてた?」


「本音だと!なお悪いわ!」


 だって、拳を握りしめてわくわくしながら目を輝かせていらっしゃる戦闘バカが国王なんて。

 力至上主義はいいけど、これはどうかと。

 部下の人たち、すっごく苦労してるんだろうなぁ……。


「無視すんなよ!」


「なんですか、国王サマ」


「その呼び方やめろ!オレにはイチ=テ=ムジンって名前があんだよ!」


「へーへー。そのイチ=テ=ムジンサマはなんでオレのメダルを横取りしてくれやがったんですか?」


「てめぇ国王に敬意払えや。

 ま、オレの力を知らないんだから、今は許す」


「ありがたき幸せー」


 ぶっちゃけアキラはバカにしている。

 もくろみを邪魔されて少し頭に来ているので扱いはぞんざいだ。


 不敬罪?どうでもいいよ。

 んなこと言ったって、どうせ――――


「ちなみに、メダルはオレと戦わないと返さない」


「あー、やっぱり、さっきのは空耳じゃなかったんだなぁ……」


 ――――どうせ、有無を言わさず戦わされるんだから。

 戦闘を回避できるんなら、敬ったふりもありだったんだけど。


「おまえに拒否権はない!

 さあ、戦おうぜ!」


「ああ、ほんとに――――」


 イチの言葉に、アキラの逆鱗に触れる言葉があった。

 何よりも嫌う、自由を奪う側の傲慢な言葉。


 アキラはゆらりと半身になって、横目でイチを睨みつけ。


「――――ムカつくなぁ」


 空気を、凍らせた。


「「――――ッ!」」


 それを向けられたイチ、その延長線上にいたセンワ、どちらも戦慄する。


 それも一瞬のこと。


 硬直から覚めた後に浮かぶのは強者と戦えるという愉悦。


 自らの力を全力で振るっても尚楽しめる相手を見つけた興奮。


「どいつもこいつも、王ってのは無自覚に踏みにじる。

 どこまでも傲慢で、どこまでも憎たらしいなぁ……。

 ああ、確かにオレの見通しの甘さもあったんだろうさ。

 でも、乱入なんて予想できねぇだろ……」


 そんな二人から視線を外し、空を見上げてぶつぶつと怨嗟の声を漏らす。


「なに言ってんだ?」


「やってやるよ。

 ストレスのはけ口になってもらおうか、王サマ」


「いいねぇ。いい殺気だ。

 とても今までの腑抜けたヤローとは思えねぇぜ」


 鳥肌が立ちそうな、武者震いを誘う様な、血沸き肉躍るような。

 どんな言葉でも語りつくせそうにない、濃密な戦闘の空気。


 自然と口角が歪み、笑みがきつく獰猛になる。


「こ、国王様。なにも貴方様が出なくとも――――」


「うるせぇ!

 こんな楽しい戦闘、邪魔すんじゃねェよ。

 国民だろうと――――殺すぜ?」


「王サマ、来いよ。

 城壁から離れた広い場所に移る」


「いいぜ。望むところだ」


 アキラとイチ、二人は並んで歩き出す。

 センワやリースたちも、それに離れてついていった。



 決戦場となるのは、防壁からも離れた広い荒野の一画。



 センワとリース、マナは遠くに離れさせた。

 広範囲殲滅魔法を使っても、届かないほどに遠くに。

 センワとリースは戦闘を間近で見られないことに不満気だったが、二人とも目はいいので声は届かずとも目では見えるはずだ。



「今日は運がいい。

 こんなにビリビリ来る相手は久しぶりだ」


 イチが楽しげに嗤う。


「今日は運が悪い。

 こんなに嫌な気分になるのは久しぶりだ」


 アキラが憎々しげに吐く。


「獣王国家ムジン第32代国王イチ=テ=ムジン」


「アキラ=トウジョウ」


「――――勝負だアキラ!!」


「――――這いつくばれ王サマ!!」


 吼えた。







 今回は出し惜しみはしない。

 王に戦えと命じられた。

 それはつまり、戦う相手として力を認められたということ。

 すでに金レベルと判断されるだろう。


 なら、もうどうでもいい。

 どうせ金なら、ムカつくこいつを叩き潰して手に入れる。



 だからこそ、アキラは自らの持つ最強の武器、双刀・天地を抜き放つ。


「おいおい、なんだその刀……。ありえねぇだろその威圧感は……」


 イチは天地の持つ力を本能で感じ取り、頬を引きつらせる。


 が、そんなのは関係ない。


「斬り刻め。属性・嵐!」


 天に魔力を注ぎ込み、持つ風の上位属性嵐を発動。


 カマイタチなんてかわいいものじゃない、もはやそれは真空刃の斧。

 それが一振りで三つ飛ぶ。

 地面を切り裂きながらそれらは一直線へイチへ向かう。


「これは食らうとやべぇな!

 だが!」


 しかし、イチは軽々と避けてみせた。

 理由は簡単、地面を切り裂いて進んだため、せっかくの透明の刃は軌道が丸わかりだったからだ。


「くそっ」


「当たるかよこんな見え見えの技が!

 もっと冷静になれや!」


 イチの姿が視界から消え、代わりにアキラの視界が吹っ飛んだ。


「のんびり跳んでんじゃねぇぞ!」


 そして、アキラが横から殴られたのだと気づいたときには、もう追撃を受けている。


 とっさに声に反応し、脇腹をガード。

 それごと吹っ飛ばされるが今度は受け身を取って、素早く態勢を立て直した。


「どうしたぁ!?

 こんなもんじゃねぇだろうが!

 頭に血ィのぼってテキトーな戦いしてんじゃねぇぞ!!」


 殴られた頭がくらくらするし、防いだ腕は痺れてる。

 それでも、意地で声を張り上げた。


「うっせぇんだよ!

 こちとら殴り合いなんてしたことねぇししたくもねぇ!

 なのにおまえらは強制しやがって!!」


 鈍った頭で、痛んだ体で、それでも抗おうとアキラは意志を奮い立たせる。


 双刀を十字に重なるように構え。


「天地混合技・雹弾之嵐ひょうだんのあらし


 天を振るって嵐を、地を振るって氷の弾丸を。


 それを同時に放つことで、雹をまき散らし荒れ狂う嵐を生み出す。


 嵐の中で、恐ろしいのは風そのものではない。

 台風の時、飛んでくる石つぶて。それはガラスを容易く突き破り、木や岩をも砕く。

 その中では、身体がどうなるかなど言うまでもない。


「ぐっ!?」


 吹っ飛ばしたアキラへ間合いを詰めようとしていたイチは嵐に飲み込まれ、その身体に何度も雹が叩きつけられる。


 殴り殴られが日常的なムジンでは、この程度のダメージなど日常茶飯事。


 自らにそう言い聞かせ、イチはやせ我慢で乗り切る。


「いい力持ってんじゃねぇか!

 もっともっともっともっとだ!!」


 ああ、楽しい。

 楽しい殴り合い、技の応酬。


 イチは心底楽しそうに笑い。

 アキラは顔を歪ませいら立ちをあらわにした。


「地刀・氷竜!」


「王爪一閃!」


 アキラは居合切りの構えから、地刀を抜き放って氷の竜を突撃させる。


 対するイチは太く鋭利な爪を出して力任せに振るう。それだけで斬撃が飛ぶ。


「その刀いいなぁ、ほしいぜ!」


「爪で十分じゃねぇか!つかなんの獣だ!ありえねぇだろそんな爪!」


「ああ、言ってなかったな。オレは王牙虎が末裔!

 天を裂き、地を駆る一族だ!」


「しらねェよ!!」


「なら見せてやる!

 王牙虎の力をな!!」


 そういうと、ハイトは拳を大きく振りかぶり、地面を殴りつける。


 彼の足もとに、大きなクレーターが出来上がる――――ことはなく、地面から盛り上がり、進路上にある大地を抉り崩しながら岩がアキラへ向かう。 


 地面が、襲いかかる。


「土遁かよ!?」


「王牙虎は大地を操る!

 だれもが立ち、生きているこの大地を統べるオレ達一族は最強だ!!」


「なんだ自慢かぁ!?

 オレにだって、その程度はできるんだよ!!」


 大地の名を冠する刀、地刀を地面に突き立てる。

 そのままアキラは魔力を流し込み。


「魔剣技・砕土!!」


 先程ハイトが行った技を再現する。

 地刀を始点に地面から岩が飛び出しながら、進んでいく。


「猿真似か?甘ぇ!」


「猫にゃ十分だ!」


「虎だ!!」


「だれかれ構わず挑むようなやつはガキなんて猫で十分だろ!」


「戦ってるからこそ生きてるんだ!それが正しいあり方ってもんだろ!」


「戦闘狂が!!」


「エセ平和主義者が!!」


 襲いくる爪を刀で受け、もう一方の刀で斬りかかれば爪で止められる。


「まだ牙があらぁっ!!」


「くっ!」


 大口を開けて迫る牙。

 そのすべてが鋭くとがり、命を噛み千切る形をしている。


 ぎちぎち押し合いながら、少しずつアキラが押され牙が迫る。


「――っああ!離れろっ!」


「へっ、うおわっ!?」


 噛みつこうと前のめりになっていたイチに、わざと力負けしたように腰を落として見様見真似の巴投げ。

 アレンジして、投げる寸前に手を離し腹を思いっきり蹴り上げておく。


 身体強化のプラスされた蹴り。

 イチは初めてくらう柔術に対応できずに投げられ、弾丸のような勢いで吹っ飛んでいく。



「はあ、はあ……」


 肩で息をはく。


(厄介だ……。さすが最強)


 彼ら獣人の特徴はその身体能力の高さ。

 紙のような魔法の抵抗力と引き換えに得た圧倒的物理攻撃力と耐久力。


 ただただ素早く、ひたすら重い。


 それだけなのに。

 いや、それだけで十分か。



(クソ……。どうすれば勝てる)


 たしかに、この身に勇者の戦闘経験は植えつけられた。


 それと高い身体能力があれば、王国のヘボたちは相手にできた。

 リースには武器の性能と魔法ばかりを使っていた。


 だから、勘違いしていた。自分では戦闘技術を使いこなせていると思っていた。


 違う。

 ようやく分かった。

 自分は程度の低いモノマネをしているにすぎず、動きを自分のモノに昇華できていない。

 熟練の戦士には遠く及ばない。


「あははは!なんだよ今の動き!

 初めて見たぞ!どうやられたのかわからないまま吹っ飛んだ!

 いいぞいいぞ!もっと来い!もっと見せろ!戦わせろ!!」


 土煙がはれ、高らかに笑うイチが現れる。


(やっぱ終わらないか……。にしても、褒められてもな。

 未熟な動きを反省してたところだってのに)


 まあいい。

 今できないことを願ってもどうにもならない。

 今できることを考えろ。


(今から自分の動きを高めるのは無理。

 なら、速さで勝つか、力で勝つか。

 ――――決まってる)


 もちろん――――速さだ。


 徹底的に、潰す。


 相手の土俵でこそ、潰しがいがある。



「おまえにはもうなにもさせねぇ!」


「おお!来いよ!アキ――――ごっ!?」


 一瞬でイチの背面上空へ。

 空中で身体をひねって無防備な後頭部へ蹴りを叩きこんだ。


視界内転移ビューテレポート


 移動速度の極致。

 それは転移だ。


 動作の入りがないから動きを先読みされることはない。

 移動の過程がないから途中で追いつかれることはない。


 だからこその、視界に移る範囲への短距離転移魔法だ。


 一般人なら4、5回で限界を迎える戦法。

 それを勇者のありあまる魔力を用い、何度も転移を繰り返して高速戦闘を行う。


「いつのまに後ろ――っあが!?」


 振り向いたイチを翻弄するように、今度は前方に転移。がら空きの腹を蹴る。


「最初のお返しだ!」


 吹き飛んだイチを追いかけて転移、最初こちらがやられたように飛んでいる最中のイチを蹴り飛ばす。


 飛ばしたイチの先へ転移。蹴る。

 先へ転移。蹴る。

 転移。蹴る。転移。蹴る。転移。蹴る。転移。蹴る。転移。蹴る。転移。蹴る。転移。蹴る。


「―――――無様に潰れて鳴け!!」


 飛んでいるイチを待ち構え、かかと落とし。

 クレーターどころか地割れが起きるほどの一撃だ。


「――――っぁ!!」


 聞こえるか聞こえないかの微かな音。

 蹴りの勢いで思わず出たかすれ声。


「これで終わ――」


「GURUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」


「――らないか、やっぱ」


視界内転移ビューテレポート≫でギリギリまで離れる。


 先程までいたクレーターの中には、白い毛並みに黒の線が数本入った大きな虎。

 普通の虎と違い、尾が三本ある。


「獣化、か……。あれはヤバい。

 リース並、いや、それ以上かも……」


 咆哮だけで、イチを中心に石が飛び出す。

 音響兵器並だ。


(ん?音響兵器……、耳のいい獣人にはてき面かもしれない。考えとこ)


 自分の声に耐えられるのだから、イチには効かないかもしれないが他の獣人には使えるかも。


 そんなとりとめのないそれた思考。

 それを見逃してくれるほど甘い相手ではなかった。


「GUAAAAッ!!」


「消えっ!?」


 速度はゆうに人間形態の数倍。

 人間形態でもすでに最速レベルなのに、それ以上とは。


 転移した自分と、移動した虎、双方の立ち位置が入れ替わった。


 虎が一瞬で消え、いつの間にか爪がさっき立っていた地面に突き刺さっている。


 虎から見ても、アキラが急に消えたと思っているだろう。


(視界から虎が消えた瞬間に転移していなければ、引き裂かれていた)


 冷や汗がタラリと頬を伝う。


「……あれに接近戦なんてありえない。遠距離から一方的にやるしかないか」


 天地をしまい、二丁拳銃を取り出す。


「さぁて、間合いの外から蜂の巣にしてや――――っ」


 その時、虎がニヤリと笑ったような気がした。


 悪寒を感じ、上空へ。


 恐る恐る下を見ると、土の棘が生えていた。


『大地を操る一族』。

 最初に見た攻撃が、地面を盛り上げて襲ってくる丸見えの攻撃だったから油断していた。


 本当に大地を操れるなら、すべてを地下で行い秘密裏に発動させられる。


「なら、空に浮かんだままやるだけだ。≪フライ≫。

 そんで、くらえ」


 二丁拳銃を構え、撃ちまくる。

 魔力の塊は引き金を引いている間ずっと撃ち続けられ、大地に穴をあけていく。


 その弾雨を事もなげに、虎は避けていく。

 どうしても避けられそうにないものは、虎が吼えて地面から壁を生み出し防ぐ。


 人間形態の時より頭がいい。本能か?


「こうなったら、卑怯臭いが広範囲魔法で一気に決めるか。

爆発エクスプロージョン≫」


 ドゴォオオオオオオオオオオオウン!!


 眼下の戦闘領域すべてを爆炎が覆う。


「…………どこだ?」


 やったか、なんて口が裂けても言わない。


 あれだけでやられているわけがない。


 ビリビリ震える空気が教えてくれる。

 まだまだここは戦場の中だ。


「GRAAAAAA!!」


 咆哮はすぐ後ろから。


 振り返ると、すでに爪が振り下ろされて迫っていた。

 とっさに二丁拳銃をクロスさせて防ぐ。


「ぐぁっ――!?」


 虎の振りおろし。

 アキラは羽虫を叩き落とすように、力任せにまっさかさまだ。


(どうして虎が空を飛んでる!!?)


 墜落の道中、見えたものが謎を解決した。


 それは――――土の階段。


 それが虎の位置まで天高くそびえている。


(爆炎をまんまと目隠しに利用されたのか、クソッ!)


 まんまと乗せられたことにいらだち、落ちゆく身体を防御ではなく攻撃のために動かす。

 幸い、≪フライ≫はかけられたまま。


 落下は免れないが、少しでも激突の衝撃を弱めるために、そしてなにより――――攻撃の時間を得るために浮力を増す。


 一矢報いてやるよ!


≪光よ!消し去れ!≫


 ちゃんとした詠唱も魔法名もなにもない。

 そんな時間は使えない。

 行ったのは力任せの光属性魔力砲。


 勝利を確信したような表情の虎、その足場の階段全てを消し飛ばす。


「いくら大地を操れても、空中からじゃ無理だろ!!」


 そう、手で触れていなければあいつは大地を操れていなかった。


 人間形態ではわざわざ地面を殴っていたし、虎になってからは四足歩行なので常に手は大地についているからその動作はなかった。代わりに特別な動作もしなかった。


 足場を失った虎は自然落下。

 獣化したあいつなら楽々着地しやがるだろう。


 だから!


「おまえも堕ちろ虎!≪重力グラビティ≫!」


 オレだけ墜落するのは不公平だろうが!!


「GUA!?」


 急激に落下速度が増したことに虎は驚きを隠せない。

 何とかもがこうにも、普段の数十倍となった重力がそれを許さない。



 ドガァアアン!!



 ちょうど対称になるように、二つの流星が轟音とともに落下した。




 アキラは落下の衝撃と痛みで動かない身体を、無理矢理動かす。

 せめて、指の一本だけでもと。


「≪サーチ≫≪LOCK-ON≫≪光よ、行け≫」


 虎は重力に潰され続ける身体をひねり、手を地面へ押し付ける。

 せめて、最後に一太刀でもと。


「GRAAAAAAAAA!!」



 光の弾丸が飛来し、直撃。


 土の柱が突如現れ、直撃。



 二人とも同時に力尽き、柱は土となって消え、重力は元に戻った。



 結果。

 ダブルノックダウン。


 勝者、敗者、ともに無し。

イチムジン→一無尽(わき目もふらず行動するさま)

テムジン→チンギスハン

王サマかつ無鉄砲。戦闘狂にはちょうどいいかなと思いました。


あとづけで、センワに数字が入っているから、最強はイチなんじゃね?というのもあります。


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