仕事
掲載日:2026/07/28
私は今日も仕事する。
オフィスでパソコンと睨み合い、レジのバーコードを読み取る機械が如く雑務を終わらせるのだ。
仕事が楽しいと思ったことは一度もない。
只、早く終われと願うのみだ。このままトイレに座っているだけで1時間過ぎてほしいなんて思うこともあった。
「あの、山田くーん。」
上司に呼ばれた。
どうやらミスをしたらしい。
このままヘラヘラするのも良いが
その場合は怒涛の長時間の説教を味わう羽目になる。
私は音に反応する玩具のように
「すみません」を連呼した。
機械のように淡々にだ。
謝罪を連呼したのは説教を避けるためだ。
長時間経つのは良いが説教は別だ。
小さい頃、親に叱られた時を思い出してほしい。
あの重苦しい空気に自身の不慮を淡々と述べられる地獄。
今でも思い出したくないものだ。
説教が終わり作業に戻る。
周りの同僚は自分に目もくれずパソコンと書類に付き合ってる。上司や教師は「相手の気持ちを考えなさい」などいうが
結局は明日は我が身なのだ。
我が身なくして生活は出来ない。
それが自然の摂理。
すっかり日が暮れ夜の帷が降りた。
時計の短針は「6」を指す。
定時だ。
終業だ。
私は退社し再び箱詰めの電車に揺られ家に着き
明日を思い苦しみ
深い眠りに落ちる。
私は明日も仕事する。




