輪郭だけの訪問者
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:輪郭だけの訪問者
何か最近、部屋の中で人の気配がする。
ちょっと振り向く時、
人が動いたその一瞬を見る。
「何なのかしら、この感覚…」
振り向くときに、
目に遅れて入ってくる人の動作のようなもの。
これが日常茶飯事に見えるようになったのだ。
そうしているうちに、
だんだんと人の輪郭が
パッパッと見えるようになり、
「これはただごとじゃない」
と自然に思え、
「出てってよ!」
「出てってよ!!」
としきりにその影のようなもの、
輪郭を追い回すようになった。
本当にいろんなことをした。
あるときは、
包丁を持って追いかけ回したりなど、
はたから見れば
狂ってるように当然見えただろう。
でもその時の私は、
それだけ精神的に
追い込まれていたのだ。
それを繰り返しているうち、
だんだんその輪郭や
影を見ないようになった。
「はぁ。やってよかったのかも…」
自分があれだけ努力して、
その成果が報われた?
そんなふうに思った。
私はその日の夜から、
またぐっすりと
眠れるようになれた。
でもある時、少しだけ不思議なことが。
「え?」
14日の夜に眠って、
次に起きたのが16日の朝。
「15日どこに行ったの?」
といった感覚で丸1日が抜けている。
「…私、2日間眠りっぱなしだった?」
それだけ疲れていたのだろうか
途中で起きた感覚はなく、覚えもなく、
本当に熟睡できていた私。
まぁ眠れる事は良いことだけど、
でも不思議。
そうしていた時、
アパートの部屋のドアがノックされた。
「はぁい」と出てみたところ…
「出てってよ!出てってよ!出てけ!!」
そこには自分が立っていた。
その横には警察官が数人。
多勢に無勢。
「…チェッ、しょうがねぇか…」
私は出て行き、
また戻ってくるチャンスを
今でも待ってる。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=iR2lh2oyGso
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