表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ボニーとクライド

作者: イプシロン


  「自由ってのはいいもんだ!」

  クライドは言った

  「そうよ、最高のディナーよ!」

  ボニーは黙ってウインクした

  二人は迷わず羽を伸ばした


  「ハニー、自由の味はどうだい?」

  クライドは訊いた

  「ダーリン、ちょっと足りないわ!」

  ボニーはボトルを揺さぶった

  二人はワインを飲み干した


  「ボニー、自由を満喫してる?」

  クライドは目で尋ねた

  「ほら、これがあたしたちの神様よ!」

  ボニーはフォードV8を指さした

  二人は笑って車に乗った


  「自由の代償って、なんだろ?」

  クライドがふと呟いた

  「そんなもの、ありゃしない!」

  ボニーはヒールを脱ぎ、足を投げ出す

  カーラジオから音楽が流れてた


  「いいかよく聞け!」と保安官

  「この世に掟は、ただ二つ

  ()るか、()られるかだ

  全員、覚悟はいいか!?」

  フォードV8はスピードを落とした


  ボニーとクライドは

  恋と自由の絶頂で

  112発の銃弾で

  その身を引き裂かれた

  代償は、命

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ