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400字小説  作者: 案内なび
29/30

29、転生診断所

 ある日、男は転生診断所を訪れた。

 そこの占い師曰く、「あなたの前世や来世を診てさしあげます」とのこと。

 そこで男はお金を払い、自分の来世を診てもらうことにした。


 占い師は水晶玉に手を(かざ)し、何かの呪文を唱える。

 しかし、占い師は眉間に皺を寄せ始めると、やがて呟くように言った。

「申し訳ありません。何も分かりませんでした」

「え、それはなぜ?」

「初めてのことなので私にも分かりません。輪廻転生から外れない限り、人間はどこかの何かに必ず生まれ変わるはずですが……。何も分かりませんでした」

「……そうですか」

 ――きっと騙されたんだな。

 そう直感した男は「ありがとうございました」とだけ伝えると、店を後にした。


 帰路の途中、男は老人を助けたお礼に貰った飴玉のことを思い出した。

 少しは気分転換になるだろうと思った男は、包装紙を剥がして飴玉を口に放り込む。

 だが、包装紙に"不老不死の飴"と書かれていたとは、気にもしなかった――。


お読みいただきありがとうございました。

今回は、ランダムワード「転生」「占い」から連想して生まれた作品です。


皆さんは輪廻転生って信じますか?

私は輪廻転生はあるんじゃないかなと思っています。根拠は特にないですが、あった方が面白いだろうなぁと思っています(前も似たようなことを言った気がする……)。


それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

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