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400字小説  作者: 案内なび
28/30

28、順番

「なぁ」

「あ?」

「消しゴム貸してくれん?」

「いいぜ」

「ありがと」

「うん」

「あ、シャーペンもある?」

「鉛筆なら」

「じゃあそれで」

「おん」

「……」

「……」

「あっ、折れた」

「代わりいるか?」

「あるの?」

「9本ある」

「鉛筆だけ多くね?」

「黒鉛筆は絵描くのに使うからな」

「意外だわ」

「削るからそれくれ」

「鉛筆削りも常備してるのか。はい」

「これ代わりな」

「さんきゅ」

「3本くらい貸そうか?」

「いいの?」

「しゃーなしな」

「助かるわ」

「……」

「……」

「あっ、また折れた」

「すげぇ折るな」

「す、すまん」

「責めてねぇから安心しろ」

「あぁ、力加減には気をつけるわ」

「そうしてくれ」

「……」

「……」

「……ってか、今気づいたんだけどさ」

「?」

「お前、最初の言葉、五十音順に喋ってる?」

「……偶々(たまたま)だろ」

「ほらほら!」

「違うわ」

「確信犯だろ」

「つまんねぇな。てめぇ」

「急にひどい」

「取るに足らねぇな」

「無理やり()()までねじ込むな」

お読みいただきありがとうございました。

今回は、「五十音順に会話させたら面白そうだなぁ」と思って生まれた作品です。


偶にYouTubeなんかのドッキリや検証企画でありますよね。

「五十音順で喋ったら相手はいつ気づくのか?」みたいな。

こういうのって、喋る側は不自然にならないようすぐに・正確に喋らないといけないので、かなり難しそうですよね。

私だったらすぐにバレそう……。


それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

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