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400字小説  作者: 案内なび
23/30

23、めぐりめぐりて

 お空にうかぶ白い子は

 ふんわりふわふわ流れてく

 おてんとさまを見つけたら

「また会えたね」と笑ってる

 お月さまを見つけたら

「また会おうね」と笑ってる

 めぐりめぐるお空の子

 つぎ会えるのはいつの日か





 これはその昔、私が書いた詩だ。

 まだ詩の()()()も知らない中、思いつくままに書いていたのが懐かしい。確かあの時は「いいのが思いついた」と、急いで広告の裏に書いていたか。


 今思えば、私は偶然にも世界の(ことわり)を記していたのかもしれない。何せ、この詩は前世に書いたもの。それがこうして、砂まみれの古紙として残っていようとは、夢にも思わなかった。


 それにしても、人はおろか、あらゆる生命体を見かけなくなってしまった。


 けれど大丈夫。どんな生命も必ずこの世界に戻ってくるのだと、私は身をもって知っているのだから。


 さぁ、この荒れ果てた惑星に再び人類がめぐり落ちることを信じて、我が(うた)をここに残そうか。


 白い子たちが見守る下、私は岩を打ちつけた。


お読みいただきありがとうございました。

今回は、ランダムワード「詩」「昔」から連想して生まれた作品です。


小学生の頃、夏休みの宿題として、読書感想文の代わりによく詩を書いていましたね〜。昔は「読書=面倒くさいもの」として捉えていたので、本は好きじゃなかった記憶があります(漫画は読んでいましたが)笑。


それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

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