表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
400字小説  作者: 案内なび
18/30

18、人間になりたいっ!

「人間になりたいっ!」

 森の中で私は力いっぱい叫んだ。

 すると、どこからか声が聞こえてきた。

『お主、人間になりたいのか?』

「誰!?」

『神じゃ。今、お主の頭の中に直接話しかけておる』

「すごっ!」

『ふふっ、驚いたじゃろう? ところでお主。今、人間になりたいと叫んでおったな』

「は、はい!」

『それは何故じゃ?』

「いろんな所に行きたくなったから」

『そうか。じゃが、本当に人間になりたいのか?』

「はい!」

『本当の本当に、か?』

「う、それは――」

『お主なら分かるじゃろ? 戦争は繰り返すし、自然は破壊するし、娯楽や快楽のために他の生物を殺す。そんな人間にお主はなりたいのか? せっかく儂が、人類を滅ぼして自然豊かな世界にするというお主の願いを叶えたというのに、()()人間になりたいのか?』

 言われて気づいた。

 確かに、こんなに平穏な世界を壊してまで人間に戻る必要はないと。

 何せ、沢山の仲間と風に揺られている方が、幸せなのだから。


お読みいただきありがとうございました。

今回は、寝起きすぐに降ってきたアイデアを元にして生まれた作品です。


実際に人類がいなくなったら世界はどうなるんでしょうね?

作品のように自然豊かな世界になるのでしょうか?

人間に代わる新たな種族が台頭してくるんでしょうか?


それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ