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400字小説  作者: 案内なび
14/30

14、心惹かれて

「……大丈夫か、少年!」

 その瞬間、瓦礫の隙間から伸びてきたのは真っ黒な手。

 僕は縋るようにその手を掴むと、身体への重みが徐々に消え、そのまま引き寄せられた。

 瓦礫の山に埋もれていたところを、彼が助けてくれたらしい。

「……ありがとう」

「もう大丈夫だからな」

 ワシワシと頭を撫でられる。

 ふと見上げると、彼はニッと笑っていた。

 まるで太陽のようだ。

 激しい破壊音が轟く中、僕の心は決まる。

 いつか彼みたいになりたい、と。





「――ってこともありましたよね」

「懐かしいな」

「でも先輩、どうしてあの時助けてくれたんですか? 僕らから見れば、先輩は敵対組織だったんですよ?」

 敵対勢力の子どもを助けたとなれば、味方から非難されかねない。それ故の疑問だったが、先輩は笑って答えてくれた。

「戦争なんて大人の事情だ。子どもに罪は無いからな」

 あぁそうだ。こんな先輩だからこそ僕は着いて行ったんだ。

 たとえ僕から見て、彼が異星人だとしても――。




お読みいただきありがとうございました。

今回は、ランダムワード「ヒーロー」「SF」から連想して生まれた作品です。


皆さんはヒーローと言えば誰を思い浮かべますか?

私は某スーパー戦隊と某国民的アニメキャラを思い浮かべますね。特に幼少期は戦隊モノが大好きで、よく関連のおもちゃを買ってもらったり、決めポーズをとったりしていました(笑)。


それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

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