表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
400字小説  作者: 案内なび
1/30

1、雀の木

 ある晴れた日の夕方。

 私は歩いて学校から帰宅していた。

 視界の右側では街路樹が立ち並び、その横を車が通り過ぎて行く。

 するとその時、「チュチュチュチュ!」という騒音が上の方から聞こえてきた。

 突然のことに心臓がドクンと脈打つ。

 反射的に見上げると、そこでは青々とした葉がただ風に揺られていた――ワケではなかった。

 目に映ったのは、大量の(すずめ)が飛び回る姿。その所為で()()が揺れていたのだ。

「……なんなのよ、もうっ!」

 口では悪態をついたものの、不気味で異様なその光景を前に、私の足は小走りで駆け出していた。

 そして、目前の交差点に辿り着いた。――その瞬間。

 キキーッ、という甲高い音が聞こえたかと思えば、ガシャーン、という激しい衝撃音が後方から響いた。

 私は反射的に振り返る。

 そして、自らの目を疑った。

 前方が激しく損傷した自動車。その正面には、歩道の上に横たわる雀の木の姿があったのだ。

 けれど、雀の姿は一羽も見えなかった。

お読みいただきありがとうございました。

今回は、私の実体験を元にしたお話です。


といっても、大量の雀が木の周りを飛び回っていたのを目撃した点だけですが……(なんならバスから見た光景でしたし)。


それでは、次回もまたよろしくお願いします(→ω←)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ