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#7 プロテインって大事

第六話


今日はじぇいさんと畑を作る準備と、魚釣りをする予定。

カレーは今日食べたら無くなりそう。3日もたなかったな。

お米は10キロ買ったからまだ大丈夫だけど、主食も考えないと!じぇいさん細いのによく食べるし!作り甲斐があるな!


ホテルの裏手を畑にすることにした、まず用具を入れる小屋を作りたいとじぇいさんに相談したら、道具もないのに、ものの20分ほどで作ってくれた。

じぇいさんのもってる剣はなんでもスパスパ切れるらしい!組み木でログハウスみたいにして立派すぎる小屋ができた!


あとは創造で釣り道具と、畑作業に必要な農機具、あとは野菜、小麦の種をこっそり創造してじぇいさんに小屋まで運んでもらった。


お米も必要だけど、水田の作り方をネットでよく調べてから作ることにした、いまのところネットは使えるしスマホのバッテリーは一切減らない。なんで?

まぁ考えても仕方ない!

ひとまずすぐに育ちそうな野菜から!自給自足しないと!


じぇいさんがものすごいスピードで耕してくれたのでお昼前に種まきまで終わった。

働き者すぎない?

お昼ご飯はカレーうどん大盛りで出してあげよう!


野菜も収穫までどんだけ早くても1が月はかかるよね。

食べ物や食材も創造できるかこっそり試してみたけど、全然味がしない無味無臭のものができてしまったので、諦めたんだよね。

流石にそこまでのチートはなかったみたい。


タネは作れたけど、このタネから果たして野菜ができるかもやってみないとわからないし、無味無臭のものができたらどうしよう。


湖にお魚はたくさんいたし、森には食べられそうな動物も見かけたから、ひとまず食材確保いそがなきゃ。じぇいさんにお願いしてみよう。



「じぇいさん」


「は、はい!」


「実は、、、、言いにくいんですけど、、、」



「申し訳ありません!!!

ほんとは朝ちゃんと起きています、これからは先に起きて準備をしますので、追い出さないでください。」


「え?何の話?」


「え?何のお話でしたか?」


「あのカレーがもうなくなっちゃうから、野菜は育つまでしばらくかかるし、お肉とかお魚とかを調達しないといけなくて、街まで買いに行くにもこちらのお金を持っていなくて、恥ずかしいんですけど。


で、湖でお魚釣ったり、森の動物を狩ったりしないといけなくて、じぇいさんには動物の方をおまかせしていいですか、

すみません恥ずかしいんですけど、動物狩ったりしたことなくて、お魚は任せてください!私釣りはやったことあるし、三枚おろしもできます。」

「それと、朝私起こしに行かなくてもよかったんですね。すみませんうるさい母親みたいでしたね。

恥ずかしい。明日からもうやめますから!すみません言い出しにくかったですよね!えへへ。」


ガーン!!!!!!

後ろめたい気持ちが誤爆して、墓穴を掘ってしまった。あの朝の楽しみが、、、、、、。


「いえ!ほんとは朝起きれないんです。恥ずかしくて強がりを言いました。嘘です。起こしてください!」


「あっそうなの?

ふふふ。私も学生の時は朝起きれなかったなー。

わかりました。明日からも、起きれなかったら声かけますね。」


よっしゃー。何とか朝の至福死守!


「で動物を狩って欲しいとは?

何のためにですか?」


「え?食べるんですけど?」


「え?動物をですか?」


「え?食べないんですか?

もしかしてヴィーガン?宗教で禁止とかですか?

えっどうしよう。」


「いえあのゔいーがんが何かはわかりませんが、特に女神信仰で禁止されてはおりません。

昔の人は食べていたようですし。

ただ現在は、肉や魚などは食べないのが一般的です。」


「え?じゃあ動物性タンパク質足りてない人が多いんじゃあ。

卵とか牛乳とかは食べますか?」


「卵、牛乳はたべますね。」


「へー何でお肉とお魚食べないんだろう。」


「肉や魚は体臭の元と言われていて、女性から嫌われるので、食べない男性が増えて、それが一般化したと言われています。」


へえーパパくさいからあっち行って、洗濯一緒にしないで!の延長線みたいな感じなのかな?

調理次第だしバランスよく食べればそんなに体臭ひどくならないと思うんだけど。


「じぇいさんもお肉とかお魚嫌いですか?

実はカレーに豚肉結構入ってたんですけど。」


「いえ!カレーは大好きです!

肉や魚は食べたことないので好きか嫌いかはわからないんですがカレーは大好きです毎日カレーがいいです。」


「ふふふカレー美味しいもんね。

食べたことないだけで嫌じゃないなら、他にも色々美味しいメニューがあるし、野菜だけじゃなくて、お肉やお魚も食べた方が健康にもいいので、よかったら狩を手伝って欲しいです。

動物に感謝していただきましょう。

ただ狩ってこれたとしても、動物捌いたことないしなー。それが問題なんだよなー。

パックのお肉のありがたさが身に染みる。」


「あのー。食べたことはないですが、魔物や獣は討伐や駆除をする必要があるので、狩ったり捌いたりは俺に任せてください!」


「え?そうなんですか?

ほんとに助かります!」


「食べれる肉の部分だけに切り分けたらいいですよね。」


「はいお願いします。

助かります。」


あっ思わずじぇいさんの手を握りしめちゃった!


カチンコチン


「あっごめんなさい。

じぇいさん?

じぇーいさーん?」


「はっ!すみません。ちょっと上の方へ登っていました。

狩りに行ってきます!」


あー早い行っちゃった。

大丈夫かな。また疲れて急に寝ちゃったりしないよね。一瞬固まってたから心配しちゃった。


よし、私も魚釣りに行こー。

淡水魚だから、美味しいかわかんないけど。


つづく


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