**第2話:どんなチートにしようかな?**
細かい技術や仕組みのことはファンタジーでお願いします。
むむむむ。
今、この選択が私の今後の人生を大きく左右する。最重要局面だ。
異世界チートといえば、まず思い浮かぶのは魔法。でも、おじーちゃんいわく、魔力自体は授けられるが、魔法の習得には時間がかかるらしい。「ハリー様も学校で勉強されてたしね……」と考え、今はパス。
ならば、**4次元ポケット**?しかし、おじーちゃんの説明によると「ポケットだけなら作れるが、秘密道具が何かは知らないので無理」。つまり、ポケットだけあっても意味がない。却下。
「えー、あとチートって何があったっけ……」
考え込む。
「あっ!3Dプリンターは?」
「なにそれ?」
「例えば、私が作りたいものを具体的にイメージして、プリンターにデータとして入力して……って、説明しても伝わらないよね。要するに、**私が想像した物体を具現化できるスキル!もちろん、想像した通りに機能するもの**!」
「んー……オケ!」
**ちろりろりん!**
「はいできた。」
「何もないけど?」
「両手を前に出して、欲しいものを頭に正確に思い浮かべて。そのあと、『創造』って叫ぶんじゃ。大きいものなら大きい声でな!」
ギャル精霊よ、ほんとか?
半信半疑ながら、言われた通り試してみることにした。まずは、溶けそうな氷を守るために……**冷蔵庫!**
日本製か、アメリカ製か——そうだ、アメリカ製のどでかいやつにしよう。
「アメリカ製両開きどでかい冷蔵庫!800リットル、浄水器付き!創造!」
**ぽよーん**
「出ないじゃん!」
「大きいものなら、それに見合った声で叫ばんと無理じゃよーん」
おじーちゃん、面倒な設定やめて。
「そ!う!ぞ!う!」
**ボンッ!**
目の前に巨大な冷蔵庫が出現した。**完璧!**と思いながら扉を開ける。
「……冷えてる!?なんで!?」
「お主が想像した通りに創造されるからな。冷えているものを想像して創造すりゃ、そのように創造されるじゃろ。」
理屈はわからない。でも冷えてるなら問題なし!
「じゃあ家とかも作れる?」
「お主の想像次第じゃな。」
「よし……じゃあまずは拡声器!これがあれば、大きいものも作れるでしょ!」
**「創造!」**
**ボンッ!** 拡声器完成。
「ついでにホテルも作ってみようかな……湖畔のホテル風!」
**そ!う!ぞ!う!!!!**
**ボカーン!!!!!**
視界が開けた。目の前に**湖畔のホテル風の洋館**がそびえ立つ。
おじーちゃんとギャル精霊は唖然としている。
「え、すご……」
こうして、あっという間に異世界でのマイホームが完成した。
**つづく。**