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メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


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84/97

80曲目 チャレンジ精神は大事だ

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

学生組の夏休みが終わり、また平日は俺一人で仕事。

「ありがとうございました!」

お呼ばれロケが終わり、スタッフさんに挨拶をしながら車に乗る。

「お疲れー」

「お疲れ様です」

「このまま事務所戻って打ち合わせな」

「はーい」

うとうとしているといつの間にか事務所。

自販機でお茶を買ってミーティングブースに入る。

「疲れたか?」

「ちょっと。思ったより体動かしたんで」

「ああ、確かに」

苦笑する岡本さんに釣られて笑う。

「社会人になって半年だけど慣れたか?」

そう聞かれて考える。

「んー、慣れましたけど、危機感は常に感じてますね」

「危機感?」

「仕事が少ないとやべぇ…ってなります」

「なるほどな」

岡本さんはPCを操作して画面を見せる。

「なら、こういうのはどうだ?」

「…これを?俺が?」

俺が引き気味に言うと岡本さんはまた苦笑した。


岡本さんから提案されたオーディション当日。

「…吐きそー」

オーディション会場前で呟く。

『……舞台?』

『そう舞台』

『岡本さん、マジで言ってます?』

『マジ』

『本気?』

『本気』

俺が固まっているのを見て岡本さんは呆れた。

『お前なー、苦手だからって避けてたら成長しないだろ』

『…何も言えません』

岡本さんの正論にオーディションを受けることにした。

「緊張するー」

「あれ?陽太?」

後ろから声をかけられて振り返ると千颯くんがいた。

「千颯くん!お久しぶりです!」

「久しぶり。元気?」

「はい!」

最後に会った時よりも大人になっててよりかっこいい。

「陽太もここのオーディション受けるの?」

「…はい」

「テンションガタ落ちじゃん」

千颯くんが苦笑する。

「…千颯くん、どの役ですか?」

「俺は全部受けるよ」

「…すげぇ」

一人でチーンとなってたら千颯くんが頭を撫でててくれた。

「ま、お互い頑張ろうぜ」

「…うす」

小さく頷くと千颯くんに背中を押されながら建物に入っていった。


後日、メンバーで集まった。

「俺、ナツのことめちゃくちゃ尊敬してる」

「は?」

「いや、元々尊敬してるけど、更に尊敬」

「パピー、どうしたの?」

スーも驚いて俺を見る。

「この前、舞台のオーディション受けたんだよ」

「へー」

「パピー、あんなに演技苦手だって騒いでるのに」

スーが意外、と言う顔をしてくる。

「…岡本さんに避けてたら成長しないって言われて納得した」

「「ああー…」」

二人が納得した顔をした。

「で、オーディションしてみてどうだった?」

「…周りの演技力が凄すぎて撃沈」

「その気持ちわかるー」

苦笑するナツ。

「自分なんて大根役者だってめっちゃ感じない?」

「めっちゃ感じるどころか隕石ぶつかったぐらいに思ってる」

「それ、破壊力やばいね」

スーも苦笑。きっと俺の落ち込み具合がわかったのだろう。

「元々ないのに更に自信が木っ端みじん…というか流れて消えた」

「…あちゃー」

スーが呟くとゆうが肩を叩いた。

「パピー、元気出せって。ほら、パピーの癒しだぞー」

背中に重さを感じて振り向くとトラと楓。

「俺の癒しぃぃぃぃ!!」

二人をギューっと抱きしめる。

「と言うか、中1と中2の男子で癒されるのか?」

「さぁ…?」

抱きしめられてる本人たちは不思議そうな口調で話してる。

「癒しぃぃ」

「パピーが壊れた」

「ゆう、今回は衝撃が凄かったみたいだからしょうがない」

ゆうとナツの会話が聞こえるが気にしない。

「俺頑張るぅぅぅ」

「パピー完璧に壊れてない?」

スーがナツとゆうに聞く。

「壊れてるな」

「もう好きなだけ癒されてもらおう」

ナツとゆうの声も聞こえたけど気にしない。

苦手なことに対しても頑張るから今はチャージさせて!!


幅を広げるなら苦手なこともチャレンジしないと!!

珍しくパピーがへこたれてる回でした。

いつもは拠り所なパピーの人間な部分を見て支えないと、と思った双子組(ナツ、ゆう)でした。


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