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82/89

B面 俺だってもっと仕事したい!!

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

スーくんが高校生になってソロの仕事が増えた。

3ヶ月に1回のモデルも続いてるし、今回はパピーがやってた学生RUN!KING!を引き継いだって嬉しそうだ。

それ以外にもCMとかもしてるみたいで羨ましい。

「俺もソロの仕事したーい」

「同じくー」

隣に座る楓もちょっと不貞腐れながら同意した。

今、俺たちは二人での雑誌撮影の待機中。

スーくんは先に終わらせて次の仕事に行ったし、兄組は兄組で別の仕事。

「中学卒業までダメって言われてるけど、僕あと2年半も待たないといけないんだよ。長いよー」

「わかる。俺もあと1年半」

4人ともソロの仕事もめちゃめちゃ楽しいみたいで、6人で集まると大体近況報告。

俺と楓だけレッスンとレギュラーの仕事だけだから置いてけぼり感。

「トラくんはソロでするなら何がしたい?」

楓に聞かれて考える。

「やっぱりダンス関係と、学生RUN!KING!みたいなロケのコーナーかなー」

「トラくんっぽい」

「楓はドラマ?」

「うん、ドラマもだし舞台もやりたい」

「演技のレッスンの時、楓めちゃめちゃ楽しそうだもんなー」

そんな話をしていたらスタッフさんに呼ばれたのでスタジオに向かった。

帰りの車でまたボスにソロしたい!!ってお願いしてみよう。


2週間後。

レッスンの後にボスの仕事終わりを待つ俺たちはフリースペースで待っていた。

「で、なんでそんなにソロがしたいんだ?」

目の前のなっちゃんの圧に怯えてる俺と楓。

「ナツ、二人とも萎縮してるって」

なっちゃんの隣に座ってるゆうちゃんがなだめてくれる。

「どうしたの、あれ?」

「ちょっとなー」

隣のテーブルでスーくんとパピーが見守ってる。

「何でなっちゃんがその事で怒ってるのさ」

「怒ってない」

「怒ってるじゃん」

「リーダーとして意見を聞いてる」

こう言う時だけリーダー出してくるのずるい!!

「岡本さんにすっごいお願いしてるんだって?」

ゆうちゃんに聞かれて頷く俺たち。

「すっごい勢いでいつもお願いしてくるから何でだ?って言ってたぞ」

パピーに言われてボスが相談したんだなってわかった。

「だって、僕も早くいろんな仕事したい!」

「俺も!!」

楓の言葉に同意するとなっちゃんはため息。

「その気持ちはわかるけど、事務所と親での約束事だ。そこは守らないと」

「でもスーくんは仕事してたじゃん!」

「え、俺?」

俺が言うとスーくんが驚いた顔をした。

「スーくん、中学の時からソロでモデルしてたじゃん!!」

「まー、確かに実例あると何でできないんだってなるわなぁ」

パピーが呟くとスーくんは更に驚く。

「え、これ俺のせいなの?」

「まぁ、きっかけは?」

「え、飛び火」

スーくんとパピーがそんな会話を隣でしてる。

「確かにスーは特例でモデルをしてたけど、それも1日で撮影が終わるし、追加の条件があったんだよ」

「そうなの?」

楓が不思議そうな顔をする。

「スー、何が条件追加だったっけ?」

「え?んーと、成績は学年で20番以内をキープ、テストは赤点無し、遅刻しない、仕事のせいでの体調不良にならない。あとはー…あ、高校受験は滑り止めの受験は無し、だったかな」

予想外に追加の条件が多いし、結構厳しい。

「だからソロしてからすごい勉強してたんだね」

楓がびっくりして言うとスーくんは苦笑する。

「キープするので精一杯だったけどな。受験も落とせないから必死」

「そうだったんだ…知らなかった」

俺が呟くとスーくんは頷く。

「そういうことだから、単純にソロを始めたわけじゃない。

それに仕事は今後たくさんやるんだから、そんなに焦るな」

なっちゃんに言われて反省。

「はい…」

「ソロだと自分だけで周りとのコミュニケーションを取ったり、気を遣っていく必要がある。

俺たちだってそれを完璧にできてるわけじゃないし、グループの代表としていくようなもんだから責任もあるんだ」

そう言われると何も言えない。

「それに、岡本さんは忙しい中で俺たちのスケジュール調整してくれてるんだ。わがままを言わない」

「「はい…」」

なっちゃんの正論に楓と二人でしょんぼり。

それを見てゆうちゃんが苦笑してる。

「楓は中学上がって勉強も変わっただろうし、難しくもなってくる。

トラも苦手な教科もあるから今は勉強に集中しような」

「「うん」」

俺と楓は頷く。

「焦らなくても高校生になったらソロできるから。それまではできることが多くなるようにレッスンとかしような」

パピーにも言われて頷く。

俺たちはまだまだソロはお預けだ。


いっぱい仕事できるように準備することにしようっと!

今回のB面はトラ視点のお話。

早くたくさんの仕事がしたい!

けどまだまだお預けです。

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