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8曲目 空気が違いすぎて気絶しそう

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)


夏休みになり、先に宿題をやれるだけやって合宿を迎えた。

「陽太くんおはよ」

「ナツ、はよ」

合宿所に向かっていたらナツと合流した。

二人で歩いていたら後ろからトラも走ってきて結局みんなで行くことになった。

「でも合宿所って意外と近場だったね」

「そうだね。駅からも10分ぐらいだし」

トラとナツの言葉に頷く。

合宿所は千葉県の海辺近く。電車でも行ける距離だ。

「これで最後だから、全力で行かないと」

「そうだね」

「みんなで受かろうね!!」

トラの笑顔に俺はクスッと笑った。


合宿所に着いて受付をする。

親から預かってきた同意書も提出して食堂に案内された。

先に何人かもう着いていたみたい。

指定された席に座る。

「初めまして、よろしく!」

「あ、初めまして」

隣から声をかけられて反射的に答える。

「俺、坂田翠(さかた すい)!スーって呼んで!」

「上田太陽です。よろしくね。陽太でいいよ」

ニコッと笑うとスーは嬉しそう。

「珍しい、陽太くんがナンパされる側なんて」

「ナツ、言い方」

苦笑するとナツが笑った。

「西田夏です。よろしく」

「よろしく!なっちゃんって呼んでいい?」

「いいよ」

3人で少し話をしていると藤井さんが入ってきた。

「はーい、じゃあ説明を始めます」

最終オーディションが始まって緊張する。

「今回は合宿スタイルですが、5人グループに分かれてもらいます。そこでこちらが出した課題をやってもらいます」

内容はシンプルに5人で課題を練習して発表する。それを明日のお昼と3日目のお昼にするらしい。

「ちなみに1回目と2回目でグループ編成は変えるので、そのつもりで。さて、早速1回目のメンバー割を発表します」

ホワイトボードにA〜Dグループのメンバー編成が発表される。

ナツともトラとも分かれてしまった。

「そして1回目の課題はこちらです」

張り出された文字は「ダンス」。

「今回は各グループに指導者をつけます。その指導者からレクチャーを受け、どうフォーメンションするかなどを話し合いって決めてください。それを明日の11時に全員の前で発表してもらいます」

思った以上に内容が厳しいな、と思いながら話を聞く。

「では、練習室に移動して各グループに分かれて練習を始めてください」

全員立ち上がって練習室に向かう。

空気が今までと違う。全員ピリピリしてる。

ちょっと呼吸がしづらいぐらい。

「やべー」

「そうだねー」

隣を歩いていたスーは楽しそうにしていた。

「スーは全然緊張してないじゃん」

「そんなことないよ?でもせっかくなら楽しもうかなって」

ニッと笑うスーに拍子抜けしてしまう。

「メンタル強いなー」

「そうかなー?それより!陽太くん一緒だったね!がんばろ!」

肩を抱かれて俺は苦笑する。


練習室について各グループに分かれる。

「では、最初の10分は自己紹介などの自由時間にします」

藤井さんに言われてメンバーを見る。

俺が一番上かな?

「ではスタート!」

号令がされて、全員オドオドしていて可愛いな、と思った。

「じゃあ、せっかく同じグループになったから自己紹介しましょう」

俺が言うとスーが手を上げた。

「じゃあ俺から!坂田翠です!スーって呼んでください!13歳、中一で、得意教科は体育です!苦手なのは…英語」

得意と苦手教科のテンションの落差に思わず笑う。

「せっかくだからオーディションで課題だった歌とダンス、演技でどれが好きかは言ったら?」

俺が言うと確かに!という顔をしたスー。

スーが空気を作ってくれたからその後はスムーズだった。

順番に回ってきて最後に俺。

「俺は上田陽太って言います。高一の15歳。みんなみたいな得意な分野はないけど、体を動かすのが好きだからダンスが好きかな。よろしくお願いします」

頭を下げるとよろしく、とみんなから声が上がる。

「あ、年上だけど気にせずタメ口でいてもらえると俺もやりやすいからありがたいです。いいかな?」

みんなに聞くと頷いてくれた。

年齢が上ってだけで圧力かけたくないからこう言うとこで距離を近づかないと。

「10分経過しましたー!では準備運動してレクチャーに入ってください!」

藤井さんの声に全員ピリッとする。

みんなで準備運動をして今回の課題ダンスのレクチャーを受ける。

おいおい、難易度急に上がってない?

そう思いながらひたすら覚えることにまずは集中することにした。


最後の試練が今始まったんだ!!

最終オーディションがスタートです。

スーさんが初めましてしました。彼はきっとオーディションとか関係無しにみんなで楽しみたいタイプ。

最終オーディション、どうなるのでしょうか?


====

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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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