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メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


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74/97

71曲目 不安は乗り越える

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です

ライブに向かって毎日必死にレッスンの日々。

藤井さんやダンスの先生もいつも以上に厳しい。

「違う違う。そこはそうじゃない」

「あ…そっか」

「上田、お前いつも同じとこで間違ってるのわかってるか?」

「はい‥」

「流れとダンス、ちゃんと頭と身体に入れろ」

「はい」

超正論すぎて何も言えない。

横を見るとナツとゆうも苦い顔をしている。

「弟組がいないからフォーメンション合わせられる土日が貴重なんだ。

平日はミスしないようにダンスと歌を入れ込むんだ」

「「「はい!!」」」

ダンスしながら歌うのは難しい。 

しかもそれを何曲も続けて。


俺にできるのかな?


「〜〜〜っだあ!!」

休憩中、考えすぎて思わず大声を出す。

両隣のナツとゆうが驚いた顔をしてる。

「ど、どうしたの、パピー?」

ゆうが動揺した顔で聞いてくる。

ナツは驚いて飲んでたスポドリをこぼしたらしい。ティッシュで床を拭いてた。

「できない自分にイラついてる」

「珍しい、ポジティブ印が」

「なんだよポジティブ印って」

俺が噛み付くようにゆうに言い返すとゆうが苦笑した。

一人で練習を再開していると二人は後ろで何か話してる。

「マジ珍しいな」

「どうしたんだろ…」

「パピー、焦ってるのかな?その気持ち、わかるわー」

ゆうがため息半分で言うとナツは何か考え込んでいた。


土曜日。

今日は収録がないから一日中レッスンだ。

「はよー」

「おはよう」

先に自主練しようと早く来たのに、中に入るとナツが準備をしてた。

いつも早いんだよな、ナツ。

「今日も早いな」

「ドラマ撮影の時、朝早いから目冴えちゃうんだよね」

ナツはソロの仕事を始めたのは俺よりは後だけど、仕事量は俺よりも多いと思う。

なんだかんだドラマや映画のちょっとした役、再現VTR の役として仕事している。

「そっか」

「パピー、なんか悩んでる?」

ナツに聞かれて目を逸らす。

「…ナツって俺らのことよく見てんな」

「そりゃリーダーですから、なんてね」

その言葉に納得する。

「俺さー、みんなみたいに覚えが良かったりダンスや歌が上手いわけじゃないからさ」

「そんなこと」

「あるんだって。だから焦ってはいるかな」

「…」

苦笑するとナツが心配そうな顔。

あ、こんな顔させるつもりなかったんだけどなー。

「さ、着替えてストレッチしようぜ」

話を切り替えて着替える。

最年長の俺が不安にさせてどうするんだっつーの。


今日のレッスンが終わった後。

「パピー、帰るってー」

「…俺、もうちょっと練習して帰ろうかな」

トラに声をかけられたけど、残ってやっていきた。

「陽太、頑張るのはいいけど明日もあるんだから」

「あ、大丈夫です。1時間ぐらいで電車で帰るんで」

「いや、戻ってこれるから送るけど」

岡本さんが困ってる。

「すみません、やらせてください」

「…1時間だけな。それ以上は認めない、オーバーワークだ」

ため息をつかれてしまった。

でも焦りを解消するには動くしかない。

「じゃ、俺も…」

「ダメだ。陽太以外は帰るぞ」

ナツが言いかけたけど岡本さんに止められる。

みんなに挨拶をして俺は鏡に向かう。


===

5人を乗せて車を走らせる。

全員を送って事務所戻れば大体1時間だからちょうどいい。

「岡本さん!なんで俺たちはダメなの!?」

ナツが珍しく怒り気味で聞いてくる。

「陽太が一人で練習したいから残るって言ったんだろ」

「一人がいいなんて言ってないじゃん」

ゆうもどこか納得いってないようだ。

「ボスひどーい!!」

「「ひどーい!!」」

弟組まで騒ぎ出した。

「うるさい、お前たちどんだけ陽太大好きなんだよ」

「それは当たり前だもん!!」

「何より心配なんだってば!」

楓とナツが言い返してくる。

バックミラーを見ると他のメンバーも頷いてる。

「…今、陽太は自分でどうにかしたいんだ。そっとしといてやれ」

「でも」

「自分で乗り越えなきゃいけない時なんだろ。見守るのもメンバーとしての仕事だ」

俺の言葉にナツとゆうは身に覚えがあるのか何も言わない。

「…わかった」

「まぁ、気になるよな。陽太が元気ないの」

苦笑すると全員頷く。

「大丈夫だよ。お前たちの陽太だぞ」

そう言うが、まだ不安そうなメンバーに俺はまた苦笑した。

===


鏡の前で踊る、歌う、踊る。

「…くっそ」

できないことに不安になるな、できるまでやるだけ。

「自分で乗り越えないと」

グッと気合を入れてまた踊る。


みんなに追いつきたいからやるだけだ。

みんなのパピーが不安定に。

真剣だからこそ不安になるんでしょう。

そしてボスに文句してるメンバーたちは作者の脳内でピーチクしてる小鳥たち状態です。


====

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