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64/97

61曲目 これって弟の初恋!?

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

梅雨に入り、ジメジメした日々が続くある日。

「トラ、どうした?」

いつもはスーや楓とレッスン前にはしゃいでいるトラがポーッとしている。

「ジメジメして湿気で暑くなってきてるし、体調崩したか?」

ナツがおでこに手を当てる。

「冷たいお茶でも買ってくるか?」

ゆうもしゃがんでトラの顔を覗くが、トラは首を横に振る。

「大丈夫」

「本当か?」

俺もしゃがんでトラの顔を見る。

優子がトラの年ぐらいの時に熱出したみたいな顔していた。

「…ナツ、熱は?」

「なさそう」

「熱中症とか夏バテかな?」

俺とナツ、ゆうで心配しているとトラが呟いた。

「…俺、告白されたんだ」

「「「……‥は????」」」


レッスン後、岡本さんを捕まえて兄組とマネージャーで会議。

ちなみに弟組はフリースペースで待ってる。

「なんだよお前ら3人が慌てて」

「岡本さん、トラが告白されたらしいです」

俺が真顔で言う。

「まぁデビューしてメディア出ることも増えたからそういうこともあるだろ。しかもトラは中学に上がったんだから新しい出会いだってあるだろうし」

「え、そうなの?俺全然無いんだけど」

「ゆう、俺らの学校はその辺厳しいから無いだろ」

ナツがゆうを宥める。

「あ、それで今日トラ、ミス多かったのか」

「はい。昨日告白されたらしいです」

どう言うことか聞いたら昨日の放課後に告白されたらしい。

「これが純粋なのか、芸能人だからかっていう部分が大事だと思うんです」

俺が言うと岡本さんがちょっと引いてた。

「お、おう」

「芸能人だからって告白されたってわかったらトラが傷つくと思うんです」

「あー、まぁな」

「あのピュアさを俺たちは守りたいんです」

ナツもズイッと乗り出してきたので岡本さんはさらに引いた。

「お、おう」

「岡本さん、うちのパピーとマミーは過保護なんですよ」

ゆうがそう言うとちょっとホッとした顔をした岡本さん。

「でも弟は泣かせたく無いんですよね」

ゆうの背後にあるはずのない黒いオーラが見えた。

漫画なら笑顔なのに黒いモヤがあってゴゴゴゴッと文字がある感じだ。

「…ゆう、お前が一番怖いんですけど?」

「岡本さん、気のせいですよ」

ゆうの笑顔が怖い時は一番やばいと俺たちは知っている。

「と、とにかくトラはなんて返事したんだ?」

「ありがとうってお礼を言っただけだって言ってました」

ナツが答えると岡本さんはふむ、という顔。

「反応的に初めて告白されたんだろうな」

「うちのトラはカッコいいんですよ!!そんなことありませんよ!!」

「お前は応援したいのか阻止したいのかどっちなんだよ」

俺に呆れたように言う岡本さん。

「とりあえず、お前達が落ち着け」

「「「落ち着いてます」」」

3人で声を揃えて言うと岡本さんは呆れた様子。

「とりあえずトラがその子をどう思ってるかが重要だろ?」

「「「…そうですね」」」」

「トラが芸能人だからって自慢目的で告白してくるなら断れって言うけど、相手を見てるわけじゃないから判断できん」

「「「…」」」

「お前らだったらちゃんと判断しろって怒るけどな」

ちゃんと大人な回答をされて何も言えない。

「俺がトラと話すからお前らは待ってろ」

そう言われて会議室を追い出される。

「追い出された」

ナツが不機嫌そうに言う。

「まぁ、こういうのは岡本さんから言ってもらうのが一番いいだろ」

俺が言うと二人は納得してるけど納得してない的な顔をした。

「二人とも顔が納得してないけど」

「「だってさー」」

二人して不満そうに言う。

「俺たちの中一の時とトラは状況が違うから岡本さんに託すしかないだろ」

俺が言うと二人は不貞腐れながら頷く。

俺たち、ブラコンすぎるなって思う。

「あ、パピーたちお話終わった?」

「今トラが呼ばれたから今度はトラ待ちー」

楓とスーがニコニコで話しかけてくれる。

俺たちはそんな可愛い二人を抱きしめるのだった。


弟たちの恋愛事情が気になっちゃうんです。

心配性な兄組。

中学生になったトラくんはきっと学校でモテモテでしょう。

スーや楓にも彼女ができたってなったら大騒ぎになる未来が見えますね笑


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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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