45曲目 あっという間に夏休みが終わった
読んでいただきありがとうございます!
本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。
また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。
両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!
毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)
B面シリーズは不定期です。
ゆうの家に泊まって、すぐに泊まりのロケをして、レッスンをしてと過ごしていたら。
「…え、来週から学校なんだけど!?」
俺が携帯でスケジュールを確認してると衝撃の事実。
「そうだよ」
「気づいてなかった?」
「マジかよ…」
今までに無いほどの忙しさに全然気づかなかった。
「もしかして課題、終わってない?」
「それはだいぶ前に終わってる」
昔から朝ちゃんと起きて午前中にやるクセがついてたからそれは問題ない。
「じゃあどうしたの?」
ゆうに聞かれて俺は苦笑する。
「いや、単純にもうちょっと夏休み遊べばよかったなーって」
「あー、まぁしょうがないよ」
ナツの言葉に頷く。
デビューまでに少しでもクオリティーを上げたいからレッスン漬け。
家でも練習してたし。
そんなことを話してたら携帯に壮真からメッセージが届いた。
【陽太、この後時間あるか?】
16時にレッスンが終わって指定された場所に行くと壮真と啓太がいた。
「おー、陽太」
「お待たせ」
「お疲れ」
夏休み入ってからやりとりはしてたけど、会ってなかったから久しぶりだ。
「陽太、なんか痩せたな」
「え?まじ?」
壮真が俺の肩や腕を掴みながら言う。
「毎日レッスンなんだろ?そりゃ食べても消費されるだろ」
「意外と大食いなのにな」
啓太と壮真に言われて確かに、と思う。
食べる時はめちゃめちゃ食べるのに痩せたし、筋肉もついたから引き締まったんだろうな。
「で、今日何すんだ?」
2人に聞くとニヤニヤ楽しそう。
「まずはー、メシを食って」
「おん」
「花火するぞ!!」
「…おん?」
2人に引っ張られながら歩く。
とりあえず、夏を満喫できそうだ。
まずは焼肉屋に行って食べ放題でたらふく食べる。
母さんに【啓太と壮真とご飯食べて帰る】と連絡したら【遅くならないように】とだけきた。
いつもなら何時だって聞いてくるのに気を使ってくれたのかな?
「にしても毎日のようにレッスンてすごいな」
「もしかして…」
啓太の言葉に壮真がニヤニヤ。
「ちげーよ。言うて素人集団だからしっかり叩き込み中なだけ」
間違ってはない、と思いながらカルビを食べる。
うめー。
啓太がちょっとがっかりそうにする。
「そうなのか。陽太がテレビ出ること増えてきたから、もしかしてって思ったけど」
「それとこれは違うと思う」
岡本さんがどう考えて仕事の話をしてくれてるのかはわからないけど…。
「とにかく楽しみだな!デビュー!」
ニコニコな壮真に啓太も頷く。
こんな風に応援してくれる親友がいて幸せだな。
焼肉の後、近くの広場に行く。
ここは手持ち花火ならOKな場所だ。
「じゃーん!」
壮真が持っていた花火を見せてくれる。
「めっちゃ入ってる!」
「陽太、花火してないって言ってたから、一番多いの買ったんだ」
「全部やろーぜ!!」
「やる!!」
ロウソクを立ててチャッカマンで火をつける。
ロウソクの火に花火を近づけると綺麗な火花が出てくる。
「わー、花火だ」
「そりゃそうだろ」
「陽太がポンコツ化した」
壮真と啓太に笑われるけど、別にいいし。
「この前、みんなと泊まった時もやればよかったなー」
「え、メンバーとお泊まり会したのか!?」
「そう。ゆうの家で」
「楽しそうだな」
近況を話しながらどんどん花火をやってく。
「楽しいなー!」
「な!」
3人でワイワイしてると遠くから声をかけられる。
「こーら、声がでかい」
「父さん」
振り返ると啓太パパ。
啓太の家が一番近いんだ。
「「こんばんは!」」
「2人ともこんばんは。久しぶりだね」
啓太パパは落ち着いていて柔らかい雰囲気。
というか、啓太の家ママも姉さんも優しい感じだから啓太もこういう感じなんだな。
「父さん、なんで?」
「高校生とはいえ、夜も遅い。陽太くんと壮真くん送っていくから」
心配性な家だ、と啓太が言ってたけど本当らしい。
「え、大丈夫です!」
「いいから。親御さんも心配するだろ」
近くのベンチに座る啓太パパ。
俺たちはお言葉に甘えることにして、残りの花火を楽しんだ。
ちゃんと楽しんで夏ももう終わりだ!
ちゃんと啓太と壮真とも夏を楽しみました。
ここからはデビューに向けてただ突っ走るだけの日々です。
そして啓太パパ、ここでも登場でした。
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