42曲目 みんなでお泊まり! その1
読んでいただきありがとうございます!
本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。
また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。
両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!
毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)
B面シリーズは不定期です。
ナツの誕生日の数日後。
プレゼントでの銭湯券を使うべく、みんなでゆうの家にお泊まりすることになった。
「今日はゆうちゃんの家でお泊まり〜♪」
「楽しみだね!トラくん!」
「俺、トランプ持ってきた!」
レッスンが終わって片付けをしてるとトラ、楓、スーが楽しそうに話してる。
「ゆう、本当に5人も泊まってもいいの?」
「ん?なに今更」
ナツが心配そうに聞くとゆうは苦笑する。
「大丈夫だよ。うち、戸建てだし客間使っていいって言われてるし」
「家族もOKしてるんだろ?」
俺も聞くとゆうはさらに笑う。
「そりゃもちろん。姉ちゃんは実家出てるし、妹は部活の合宿でいないからタイミング的にはちょうどいい」
ゆうも片付けを始める。
ナツはこっそり俺の隣に立って呟く。
「ねぇ、もしかしてゆうって金持ちの家?」
「うーん…どうだろか」
そんなことを話してると次のレッスン室使用者が来たので急いで片付けてゆうの家に向かった。
「…あながち間違ってなかったな、ナツ」
「…そうだね、パピー」
目の前の大きな家に思わず呟く。
都心から30分ぐらい離れてるとはいえ、それにしても大きい。
マジで金持ちなのか?
「ゆうちゃんの家でっけー!」
「ゆうちゃんって金持ちなの?」
トラが目をキラキラさせながら叫ぶ。
スーが聞くとゆうは目を逸らして言いづらそうにした。
「あー…っと、金持ちっていうか…親が会社やってるっていうか」
「すごーい!」
楓もキャッキャしてる。
「だから母さんこれでいいか悩んでたんだな」
「同じく」
俺とナツの手にはお世話になるお礼のお菓子。
一週間前。
『母さん、今度ゆうの家にみんなで泊まることになったから』
俺が言うと母さんは目をまんまるにした。
『え?みんなって5人も?』
『5人で。ゆうに確認していいってなったから』
『ちょ、それいつ!?』
『ら、来週…』
母さんは慌てて携帯を出した。
『か、母さん?』
『ママさん達に確認するから先にお風呂入ってきて!』
なんてことがあったけど、きっと母親達が相談して俺とナツが代表で持ってくことになったんだろうな。
親も大変だ。
「さ、どうぞ」
ゆうが玄関を開けて「ただいま」と言いながら入る。
奥からゆうママが出てきた。
「お帰りなさい。みんなもいらっしゃい」
「「おじゃまします!!」」
みんなで声を合わせて言うとゆうママはニコニコと嬉しそう。
「今日はお世話になります。これ、よかったら」
そう言いながらナツと一緒に紙袋を差し出す。
「あらあら。気にしないでってママさん達に言ってたのに。ありがとうね」
お礼送らないと、と言いながら受け取るゆうママ。
「自分の家みたいにくつろいでね。ゆう、お部屋に案内してあげて」
「ほーい」
ゆうの案内で来た部屋は大きな畳の部屋。
「でっかーい」
「すげー」
「こら、騒がない」
騒ぎ出したスーとトラを捕まえるナツ。
「今日はここでみんなで寝るから」
「ゆうちゃんも?」
楓がちょっと寂しそうな顔で聞くとゆうは苦笑して頷く。
「もちろん。仲間に入れてくれよ」
「うん!」
ギューッと抱きつく楓を見て俺はふと思う。
「なー、ナツ」
「ん?」
「楓ってあのまま大きくなったらあざとい系男子になるんじゃないかってちょっと不安になってきた」
「あー…」
ナツも理解したようだ。
「それは俺も前から思ってた」
「ですよねー…ちょっと気をつけようか」
「そうだね」
一番下だからと言って甘やかしすぎただろうか…なんて思いつつ、みんなに声をかけた。
「ほら、荷物まとめて銭湯行くぞー」
みんな「はーい」と返事をして銭湯に行く準備を始めた。
みんなで楽しくお泊まりだ!
お泊まり「ゆうの家に訪問」編でした。
実はお金持ちなお家のゆうくん。
後継はお姉さんの予定。
そしてあざとい系男子になる気がするとようやく気づいた2人なのでした。
そりゃ、可愛い可愛いしてたら頭のいい楓くんはわかりますよ←
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