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メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


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31/89

30曲目 これがいわゆる宣戦布告ってやつ?

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

RUN!KING!の新コーナーのレポーターとして正式に選ばれて初めての打ち合わせ。

今日は岡本さんも一緒だから心強い。

「失礼します」

岡本さんに続いて入ると1人、男の子が座ってた。

整った顔だけど、どこか近寄りやすい感じ。

てか、最近見る俳優さんじゃん。

「和田さんにご挨拶いいですか?」

近くにいたマネージャーさんに岡本さんが声をかけて挨拶をさせてもらえることに。

「和田くん、ご挨拶で」

「あ、はい」

そう言って立ち上がった。

「お時間いただき、ありがとうございます。

同じくレポーターとして採用されたfirst star所属のclear sky、上田陽太です」

「上田です!よろしくお願いします!」

挨拶をするとニコッと笑ってくれた。

輝映(きえい)所属の和田千颯(わだ ちはや)です」

「よろしくお願いします」

軽く頭を下げて挨拶をした和田さん。

「上田はまだまだ慣れてないことが多いので、ぜひ和田さんからも学ばせていただければと」

「そんな、僕もまだまだです」

手を横に振って苦笑する和田さん、対応が大人だ。

「上田くんは今いくつですか?」

「15歳、高校一年です」

「あ、じゃあ変わらないですね。僕、17歳の高校2年だから」

「本当ですか!?年が近いの嬉しいです!」

この業界での仕事はまだ多くないから同世代と知り合えるのは嬉しい。

「僕も。よろしくね」

「はい!」

差し出された手を握る。ちょっとだけ痛い気がするけど気のせいだろうか?


時間まで和田さんと話ながら待っているとドアが開いた。

「お待たせしました。ちょうど今、もう1人も来られたので打ち合わせを始めさせていただきます」

大人がゾロゾロ入ってきた後に、女の子が1人入ってきて、和田さんの隣に座った。

「遅れてすみません、撮影が長引いて」

「時間ぴったりなので大丈夫ですよ」

クマみたいな大柄なおじさまが優しい笑顔で答える。

「では、打ち合わせを始めます。

まずは今回、RUN!KING!の新コーナーのレポーターを引き受けていただき、ありがとうございます」

周りの大人たちも頭を下げるので、慌てて頭を下げる。

「私はプロデューサーの清水です」

「ディレクターの菊間です」

2人が頭を下げるので、俺たちも軽く頭を下げる。

「今回、新コーナーのレポータを引き受けていただいた3名をご紹介します。

まずは俳優の和田千颯さん」

「和田千颯です。番組のお力になれるよう頑張ります。よろしくお願いします」

和田さんが挨拶をするとスタッフさんが拍手をする。

「次に俳優・タレントの永山莉緒(ながやま りお)さん」

「永山莉緒です!よろしくお願いします!」

ニコニコと明るい声で挨拶する永山さん。

永山莉緒ってTVに引っ張りだこの人だ。

「最後にclear skyの上田陽太さんです」

名前を呼ばれてハッとする。

「う、上田陽太です!まだまだ慣れないことばかりですが、皆さんの足を引っ張らないように頑張ります!よろしくお願いします!」

バッ頭を下げると拍手をしてもらえた。

「3名には1月から始まる新コーナーで今話題のスポットや体験をするレポーターとして入っていただきます」

説明を聞いてるとスタッフさんが資料を渡してくれた。

「毎週誰か1名が行くようになるので、3名で揃って行くのはありません。

もしかしたら特別版をするようであれば揃っていくかもしれませんが、今の所予定はありません」

新しいコーナーや俺たちの立ち位置などの説明を聞きながらメモをした。


「では、よろしくお願いします」

「「よろしくお願いします」」

打ち合わせが終わって挨拶をするとみんな出ていく。

俺は大きく一息。

「緊張したー…」

「あの!上田さんって夏に番組でオーディション受かった方ですよね?」

永山さんが声をかけてくれた。

「あ、はい。ありがたいことに」

「すごい、本物だー!」

「それは俺のセリフです」

苦笑すると永山さんも笑った。

確か、永山さんは18歳の高校3年生だった気がする。

「千颯くんも久しぶり!元気?」

「うん。莉緒ちゃんも元気そうで」

仲良さそうに話す2人。俺が不思議そうな顔をしていたのだろう、永山さんが説明してくれた。

「前、一緒にドラマやったの」

「あ、それ見てました」

「本当?嬉しいな」

和田さんがニコッと笑う。イケメンだ。

「せっかくだし、3人でグループ作ろうよ!」

「いいね」

「はい!」

3人で連絡先を交換してグループメッセージが作られた。

「みんなで情報交換してこうね!」

永山さんは次の仕事があるらしく、交換したらすぐ次の現場に向かった。

「和田さん、よろしくお願いします」

「千颯でいいよ。俺も陽太って呼んでいい?」

「はい!ぜひ!」

千颯くんと呼べることに嬉しくなる。

「俺も次の仕事あるから、またね」

「はい!」

千颯くんが立ち上がると思い出したようにこっちを見た。

「俺、仕事負けないから」

キョトンとしてるとまたニコッと笑って出ていった。

「…え?何?」

「おー、すごいじゃん陽太」

岡本さんが楽しそうに笑ってる。

「何がですか?」

「和田千颯に敵視されたぞ?」

「え!?何で!?」

ガタッと立ち上がると岡本さんはさらに笑う。

「さぁな?ま、いいライバルってことで」

レッスン行くぞーと言う岡本さんに慌ててついていく。


握手の時に痛く感じたのはそういうこと?

ソロのお仕事の打ち合わせでした。

芸能界で初めての同世代と知り合えました。

初対面からライバル視される陽太くん、さすが。


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