表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/78

19曲目 どんなグループにしようか?

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

オーディションに合格してから1ヶ月。

俺たちは事務所と正式に契約をして、レッスンが始まった。

オーディションをした番組にも初回だけ6人、その後は2人一組で交換して出演することが決まった。

学校も1週間ぐらいは騒がれてたけど、今は割と普通に生活ができてる。

ずっとかばってくれてた啓太と壮真には感謝だ。


「じゃ、みんな集まったところで会議を始めます」

岡本さんが俺たちに声をかける。

今日はメンバー全員で会議。

決めるのはグループ名と各メンバーカラーだ。

番組カメラも入ってるのは番組で使うかららしい。

「今日はグループ名とメンバーカラーを決めていきます。

一回、みんなで候補出してもらってみようかと思うけどいいかな?」

聞かれてみんな頷く。

「OK。じゃあ、俺は聞いてるからみんなで進めて」

岡本さんが近くの椅子に座ると俺たちは顔を見合わせる。

「んー、とじゃあ、ナツよろしく」

「え、なんで」

「ナツ、こういうの得意じゃん?」

俺がナツに声をかけるとナツは怪訝な顔。

ゆうが苦笑してフォローしてくれる。

「ゆうまで…じゃあ、案ができたら言ってって。俺、ホワイトボードに書いてくから」

ホワイトボードに【候補】と書くナツ。

「あー…でもその前にどんなグループにしたいかって考えた方が案も出るか」

と言って隣に【どんなグループにしたい?】と書くナツ。さすが。

「はいはい!ビックになりたい!」

トラの言葉にスーと楓も真面目に頷く様子に俺は苦笑する。

「それはもちろんそうなんだけど」

ナツも眉間に皺を寄せる。

「まぁまぁ、一旦書いといたら」

ゆうが宥めるとナツはホワイトボードに書いた。

「トラ、ビックになるってどれだけビックになりたいんだ?」

俺がトラに聞く。

「誰もが知ってるようなグループにしたい!日本だけじゃなくて世界中!」

「世界か、それはビックだ。確かにそれぐらいになりたいよな」

トラは肯定してもらえたのが嬉しかったのか、目を輝かせて頷く。

隣の楓も同じことしてて思わず笑う。

「陽太くん、何笑ってんの?」

「トラと楓が同じ反応してるのがかわいいなーって」

スーに聞かれて答えるとゆうも小さく笑った。

「陽太くん、その通りだけどちゃんと意見出して」

ナツがホワイトボードにペンをコンコンと叩く。

「かわいいの否定はしないんだ…」

「ツンデレ」

スーとゆうが呟くとナツは少し2人を睨んだ。


なんだかんだ意見を出し合って30分。

「まとめるとこんな感じかなー」

ナツが上手くまとめてくれた。

「世界中の誰もが知ってる、見てて元気になる、明るい、表現が幅広い、誰にでも愛される。

ざっくりだけど言いたいことはこんな感じ」

「ありがとう、ナツ」

俺がお礼を言うとナツは頷いた。

「これを表現できるグループ名かー」

スーが呟く。

みんなでいろんな案を出すけど、ピンと来てないみたいだ。

俺はどうなるか知ってるからあんまり口は出せていない。

「うーん」

「どうしようか」

空気が重くなってきた時、俺は窓の外を見る。

綺麗な晴天だ。

「…いい天気だなー」

ポツリと呟くとみんなも外を見る。

「本当だ。めちゃめちゃ晴れてる」

「快晴だなー」

スーと岡本さんが言うと、楓が何かを思いついた顔をした。

「空、とかどう?空だったらみんな知ってるし、晴れてると元気になるし!」

その言葉にトラも頷いた。

「楓、いいじゃん!」

「確かに、天気で空の表情も変わるから表現幅広いに当てはまるし」

ゆうも納得する。

「そしたら、やっぱり元気で明るいのは晴れじゃない?」

スーが言うとナツは考えてホワイトボードにclear skyの文字を書く。

「clear skyはどう?快晴…晴空を英語にしたんだけど、skyで空も入ってるし」

「「かっこいい!!」」

トラとスーが叫んで立ち上がる。楓は目をキラキラにしてすごい頷いてる。

「空だとファンの人みんなを包み込むってことも表現できそうだね」

ゆうが嬉しそうに言う。

「陽太くん、どう?」

ナツに聞かれて俺は頷く。

「うん、めっちゃいいと思う!シンプルだから覚えてもらいやすそうだし」

「確かにそれは大事だ」

岡本さんが頷く。

「じゃあ、clear skyで決定でいいかな?」

ナツが聞くとみんな「OK!」と声を上げた。


みんなで決めたグループ名で頑張るぞ!

グループ名決めのお話でした。

陽太くんはちょっと少なめでしたが、次のメンバーカラー決めでは活躍してもらいます。

そしてみんな愛称で呼び合うぐらいまで仲良くなりました。


====

いいなど思った方は、ぜひブックマーク、評価を5つ星よろしくお願いします!

していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

感想もお待ちしております(^ ^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ