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ゴロゴロ
燃えるような赤い髪を丁寧に
ブラッシングしていく小松ちゃん。
「感謝するのよ?」
居丈高な態度とは裏腹に
ゴロゴロと喉を鳴らすガラリア。
慣れない事にドギマギしていた
小松ちゃんだったが
手を止めるとガラリアが
フーッと此方を向くので
手を止められない。
生来手先が器用な
小松ちゃんは何とはなしに
編み込みをし始めて
ふわふわの腰まで伸びた
赤毛を纏め上げていく。
ゴロゴロ~ゴロゴロ~と
喉を鳴らすガラリア。
「大ちゃんっ」
ふいに部屋のドアがバーンッと開いて
玉が入って来た。
「わっ婆ちゃんノックくらいしてよ
ええと、此方はガラリアさん・・
あれ?居ないや」
忽然と姿を消すガラリア。
「大ちゃんっ
直ぐに凛ちゃんの部屋に
いらっしゃいっ作戦会議よ」
小松ちゃんを引っ張り
じたばたと動く玉。
「分かったよ婆ちゃん」
部屋を振り返りガラリアを
気にしながら玉に着いて行く小松ちゃん。




