相性
「戦いの相性が悪いのよ。」
ガラリアはフンッと辺りを見渡して
言い放つ。
「ガラリア様っいやガラリア!
裏切り者め!」
ギリギリ歯噛みしながら
顔の爪痕を撫でると
掛かれッ!とスケルトン兵を
ガラリアに仕向けるゾイアス。
ガラリアはヒュッと息を吸うと
スケルトン兵の剣をさらりと躱して
盾で防ぐ間も無く延ばした赤い爪で
スケルトン兵を切り裂く。
バラバラになったスケルトン兵は
シュウシュウと灰色の霧を放つ。
「舐めるんじゃないわよゾイアス!
アンタの借り物の力何て
アタシには通用しないのよッ!」
シャーッと鋭く威嚇するガラリアに
震え上がるゾイアスとリザーノ。
「そこのアナタ、
そんな棒切れ何て効きやしないんだから
大人しく下がってなさい。」
棒を手に今かここかと参戦しようと
していた凛はパッと棒を放し
ハイッ!と尊敬の眼差しで見つめる。
「ガラリア様どうして・・」
幹部の反旗に唖然とするチェラッド。
「あらチェラッドじゃないの
アンタ迄見限ったんなら
いよいよフェキリオの軍もお仕舞いね。
そこの狼族ッ!スケルトン兵を
バラバラにする時には魔力を込めて
噛みつきなさい。」
そうすれば元には戻らないわよ?と
ガラリアが両手をヒラヒラと振ると
アギフを筆頭に服従の宝石の呪いが
解けた狼族達がスケルトン兵に
飛び掛かる。
狼族の連携で次々バラバラになる
スケルトン兵。
ゾイアスは顔面蒼白で鼻水を垂らし
リザーノはそっと逃げようとしている。




