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作戦会議

「これより作戦会議を行うっ。」


凛の言葉に玉がアイッ!と返事をし

アギフがウォ~ンと続く。


凛のツボを突いた手技で

圧倒的にもふり倒された

チェラッドは床に手を着いて

ハッハッと息切れしている。


「凛二等兵どのっ!

それはどのような作戦なのじゃ?」


凛の背中から身を乗り出して尋ねる玉。


「落ち着きなさい、玉参謀。

アギフ伍長も聞いて欲しい。」


くるりっと背を向けた

凛の遠心力に負けない玉。


アギフはテーブルの脚を齧ろうと

していたが大人しく座る。


「・・ここに三日月城の

地図が貼ってある。

そしてここの地下牢に狼のマーク、

此れが何を意味するか

分かるかね?玉参謀。」


玉が凛の耳元でハイッ!と手を挙げる。


「分かりませんっ」


玉の答えに深く頷く凛。


「良いだろう、それもまた

ひとつの答えだ。

アギフ伍長はどうだ?」


アギフはガジガジと夢中でテーブルの

脚を齧っていた。


「宜しい、

それもまた答えの一つだ。」


凛はそう言って

ヨイショヨイショと

手を伸ばし壁に貼り付けてある

地図を取ろうとする。


玉もよじよじっと背中を伝い

取ろうとする。


「参謀に伍長と勝手な事を

僕だってまだ上等兵なのに。」


ようやく落ち着いて

立ち上がるチェラッド。


「・・地図が欲しいのかい?」


凛がウンウンと頷くと

チェラッドが剥がして渡した。


「ありがとうチェラッド!」


よーしよしよしと撫でくり回す凛。


「こらこらこらこら」


言いながら尻尾を千切れんばかりに

振るチェラッド。


その様子をテーブルの脚を

ボロボロに齧りながら

羨ましそうに見つめるアギフ。

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