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グリングリン

凛と玉のハイッハイッと言う動きに合わせて

血塗られがぼんやりと家の中から出て来た。


ハイッハイッで肩が僅かに上下に揺れている

明るい太陽の下で見ても堂々たる

禍々しさの血塗られ。


身体中の乾いた血のような

黒いものは洗ったら落ちるかな?

凛はそんな事を考えながら

玉とハイッハイッしていた。


「オイッ!大人しくしろ!」


不意に野太い声が響く。


「驚いた、ゾイアスの

言い訳じゃなかったのね~。」


ガラリアがキラリと爪を光らせ

ペロリと舌を出す。


いつの間にか

奇妙な影達に囲まれている。

影達が一歩足を踏み出すと

生えていた草が枯れた。


ゼムは黒いフードを被って

後方で俯いている。


「人間の年寄りに女。

大人しく従えば命迄は

取らないわよ?」


にやりとガラリアが言い終わり

影達が動くか動かないかの僅かな間で

ゾッとするような悪寒が走った。


血塗られが一瞬揺らいだかと思うと

手にした黒い刃で問答無用に

影を切り裂いた。


「抵抗するだけ無駄・・え?」


ガラリアの頬を寒気のする

空気が撫でた。


影達が纏めて血塗られに

襲い掛かるも生気も吸い取れないし

攻撃自体が効いていない様だ。


固まるガラリア。


「ウ、ウソよ。影兵には

まともに攻撃何か効かないのよ!?」


後退りするガラリア。


ハッとして近くに居た凛や玉を睨み付ける。


「こんにちは。」


思わず挨拶する凛と玉。


「・・このガラリア様を舐めんじゃ

無いわよ。あんた達だけでもっ!」


シャーッ!っと爪を構えるガラリア。


すると玉がズイッ!と一歩前へ出た。


「ほわちゃあ~」


両手に一つずつ

かぼちゃをもつとグリングリン

振り回して体勢を低くして

ポーズを決めた玉。


気のせいか気迫で背後に

玄武が見える。

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