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ため息混じり

「出た出た」

凛は目を覚ました。

一発で分かった此れは

夢だと。


何かこう感覚で分かるのだ。


「で、カーテンを開けると

窓の外の風景が違うと。」


凛はシャーッとカーテンを引く。


「ほーらほら」


岩と砂の荒涼とした土地が

広がっている。

岩の隙間で僅かな草木が

揺れている。


「・・でも何か変だな。

ああ動いていないんだ。」


凛が窓の下に視線を落とすと

見覚えのある姿が。


「えぇっ玉おばあちゃん!?」


見ると玉が太いごぼうで

砂地をつついている。


凛が急いで外に出ようとすると

何かに褄付いた。


「ナンマンダブナンマンダブ」


小松ちゃんがガタガタ震えながら

マットレスに頭を突っ込み

祈っている。


ちゃぶ台ではマダムが

フーッとタバコの煙を吐いている。


「悪いね凛、ちょいと

落ち着かなくて一服させて

貰っているよ。」


「マダムがどうして夢に居るの?」


「冗談じゃないよ

こっちが聞きたいね。

あんたが眠って直ぐさ。

外に出ようとしたら

この有り様だよ。」


マダムはもうひと息タバコを吸う。


「凛が起きたら戻るか

とも思ったけど

起きちまってるしね。」


「玉おばあちゃんは何で外に居るの?」


凛が窓の外を指差す。


「玉さんは興味津々で

外に出てったよ。

土の具合が見たいってね。

アキラも一緒だよ。」


マダムはため息混じりに

煙を吐き出すと眉間を揉んだ。

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